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公開番号2024098562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-24
出願番号2023002113
出願日2023-01-11
発明の名称結像光学系、画像投射装置及び撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20240717BHJP(光学)
要約【課題】コンパクトな構成でありながら拡大共役面までが短距離かつ超広角であり、良好な光学性能を有するフォーカス機能の搭載を実現した結像光学系を提供する。
【解決手段】拡大共役側から縮小共役側へ順に、前側レンズ群、フォーカシングに際して光軸方向に移動する1つ又は2つのフォーカスレンズ群と、後側レンズ群を有する結像光学系であって、互いに隣接するレンズ群の間隔はフォーカシングに際して変化し、前記結像光学系は、前記1つ又は2つのフォーカスレンズ群の内部に中間像を形成し、前記結像光学系の、最も前記拡大共役側の面から最も前記縮小共役側の面までの光軸上の距離と、前記結像光学系の最も前記拡大共役側の面から前記中間像までの光軸上の距離を適切に設定する。ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
拡大共役側から縮小共役側へ順に、前側レンズ群、フォーカシングに際して光軸方向に移動する1つ又は2つのフォーカスレンズ群と、後側レンズ群を有する結像光学系であって、互いに隣接するレンズ群の間隔はフォーカシングに際して変化し、
前記結像光学系は、前記1つ又は2つのフォーカスレンズ群の内部に中間像を形成し、
前記結像光学系の、最も前記拡大共役側の面から最も前記縮小共役側の面までの光軸上の距離をL、前記結像光学系の最も拡大共役側の面から前記中間像までの光軸上の距離をLM1としたとき、
0.15<LM1/L<0.37
なる条件式を満たすことを特徴とする結像光学系。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記後側レンズ群は、ズーミングに際して前記光軸方向に移動する複数のズームレンズ群を含むことを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
【請求項3】
前記後側レンズ群は、ズーミングに際して前記光軸方向に移動する3つのズームレンズ群を含むことを特徴とする請求項2に記載の結像光学系。
【請求項4】
前記後側レンズ群は、ズーミングに際して前記光軸方向に移動する4つのズームレンズ群を含むことを特徴とする請求項2に記載の結像光学系。
【請求項5】
前記中間像の前記縮小共役側に配置された光学系のうち最も前記拡大共役側の屈折面は前記拡大共役側に凸であることを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
【請求項6】
前記フォーカスレンズ群の最も前記拡大共役側の面から最も前記縮小共役側の面までの光軸上の距離をLFとしたとき、
0.15<LF/L<0.35
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
【請求項7】
前記フォーカスレンズ群は、前記中間像より前記拡大共役側の第1サブレンズ群と前記中間像より前記縮小共役側の第2サブレンズ群とから構成され、
前記第1サブレンズ群の焦点距離をf21、前記第2サブレンズ群の焦点距離をf22としたとき、
|f21/f22|<0.18
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
【請求項8】
前記結像光学系の最も広角における最大半画角をωとしたとき、
2.40<tanω<8.10
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
【請求項9】
前記結像光学系の最も広角における全系の焦点距離をfW、前記前側レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
3.10<|f1/fW|<6.50
なる条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
【請求項10】
光を変調する光変調素子と、前記光変調素子からの光を被投射面に投射する請求項1から9までのいずれか一項に記載の結像光学系とを有することを特徴とする画像投射装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、結像光学系、画像投射装置及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、画像投射装置の設置スペースの制約やプレゼンテータが投射光を気にせずにプレゼンテーションを行うため、超広角短投射距離でかつコンパクトな画像投射装置が要望されている。一方、画像投射装置の設置場所や投射サイズの自由度を確保するためのズーム機能、さらには良好な光学性能を有したフォーカス機能を有する投射光学系の搭載も強く要望されてきている。
【0003】
特許文献1には、中間結像を形成しかつフォーカス機能を備えた投射光学系が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-179270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の構成によれば、中間結像を形成する投射光学系において良好なフォーカス性能を得ることができる。しかしながら、特許文献1の構成では超広角短投射距離でかつコンパクトな投射光学系を実現しているとは必ずしも言えなかった。また、フォーカス機能に関しても、良好な光学性能を確保しているとは必ずしも言えなかった。
【0006】
そこで本発明では、コンパクトな構成でありながら拡大共役面までが短距離かつ超広角であり、良好な光学性能を有するフォーカス機能の搭載を実現した結像光学系を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明に係る結像光学系は、拡大共役側から縮小共役側へ順に、前側レンズ群と、フォーカシングに際して光軸方向に移動する1つ又は2つのフォーカスレンズ群と、後側レンズ群とを有する結像光学系であって、互いに隣接するレンズ群の間隔はフォーカシングに際して変化し、前記結像光学系は、前記1つ又は2つのフォーカスレンズ群の内部に中間像を形成し、前記結像光学系の、最も前記拡大共役側の面から最も前記縮小共役側の面までの光軸上の距離をL、前記結像光学系の最も前記拡大共役側の面から前記中間像までの光軸上の距離をLM1としたとき、
0.15<LM1/L<0.37
なる条件式を満たすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コンパクトな構成でありながら拡大共役面までが短距離かつ超広角であり、良好な光学性能を有するフォーカス機能の搭載を実現した結像光学系を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1に係る結像光学系の光路図である。
実施例1に係る結像光学系の広角端かつ遠距離合焦時の縦収差図である。
実施例1に係る結像光学系の広角端かつ近距離合焦時の縦収差図である。
実施例1に係る結像光学系の望遠端かつ遠距離合焦時の縦収差図である。
実施例1に係る結像光学系の望遠端かつ近距離合焦時の縦収差図である。
実施例2に係る結像光学系の光路図である。
実施例2に係る結像光学系の広角端かつ遠距離合焦時の縦収差図である。
実施例2に係る結像光学系の広角端かつ近距離合焦時の縦収差図である。
実施例2に係る結像光学系の望遠端かつ遠距離合焦時の縦収差図である。
実施例2に係る結像光学系の望遠端かつ近距離合焦時の縦収差図である。
実施例3に係る光路折り曲げミラーを配した際の結像光学系の模式図である。
実施例4に係る屈折反射レンズを配した際の結像光学系の模式図である。
本実施形態における画像投射装置の概略図である。
本実施形態における撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の結像光学系は、拡大共役側から縮小共役側へ向かう光路上に順に、前側レンズ群U1と、フォーカシングに際して光軸方向に移動する1つ又は2つのフォーカスレンズ群U2と、後側レンズ群U3とを有している。互いに隣接するレンズ群の間隔はフォーカシングに際して変化する。本構成とすることにより結像光学系全体を簡易に構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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