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公開番号2024058496
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165908
出願日2022-10-14
発明の名称眼鏡
出願人住友ベークライト株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02C 7/10 20060101AFI20240418BHJP(光学)
要約【課題】エレクトロクロミック素子をレンズに備えるものとしたとしても、エレクトロクロミック素子の発色と消色との切り替えを、優れた応答性をもって行うことができ、かつ、優れた意匠性を付与することができる眼鏡を提供すること。
【解決手段】本発明の眼鏡が適用されたサングラス100は、レンズ30に、電圧の印加により着色を呈する着色領域内にエレクトロクロミック素子60を有する。かかる構成をなすサングラス100において、電源基板40は、一方の前記テンプル部23に埋設され、制御基板80は、他方の前記テンプル部23に埋設されている。そして、制御基板80が備える制御部は、エレクトロクロミック素子60に順電圧を印加する順電圧モードと、エレクトロクロミック素子60に逆電圧を印加する逆電圧モードと、エレクトロクロミック素子60が短絡する短絡モードとを、任意のタイミングで切り替え可能に構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一対のレンズと、フレームとを備え、
前記フレームは、1つの前記レンズがそれぞれ装着された一対のリム部と、一対の前記リム部同士を連結するブリッジ部と、一対の前記リム部にヒンジを介してそれぞれ1つずつ連結された一対のテンプル部とを有し、
一対の前記レンズは、それぞれ、電圧の印加により着色を呈する着色領域内に配置されたエレクトロクロミック素子を有する眼鏡であって、
電源と、該電源を備える電源基板と、前記エレクトロクロミック素子の作動を制御する制御部と、該制御部を備える制御基板とを有し、
前記電源基板は、一方の前記テンプル部に埋設され、前記制御基板は、他方の前記テンプル部に埋設されており、
前記制御部は、前記エレクトロクロミック素子に順電圧を印加する順電圧モードと、前記エレクトロクロミック素子に逆電圧を印加する逆電圧モードと、前記エレクトロクロミック素子が短絡する短絡モードとを任意のタイミングで切り替え可能に構成されていることを特徴とする眼鏡。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記順電圧モードと、前記逆電圧モードと、前記短絡モードとの他に、さらに、前記エレクトロクロミック素子が開放する開放モードを、任意のタイミングで切り替え可能に構成されている請求項1に記載の眼鏡。
【請求項3】
前記電源として、二次電池を備える請求項1に記載の眼鏡。
【請求項4】
前記制御部は、前記順電圧モードにおいて、前記エレクトロクロミック素子に印加するに順電圧の大きさを、任意のタイミングで変更可能に構成されている請求項1に記載の眼鏡。
【請求項5】
前記制御部は、前記逆電圧モードにおいて、前記エレクトロクロミック素子に印加するに逆電圧の大きさを、任意のタイミングで変更可能に構成されている請求項1に記載の眼鏡。
【請求項6】
前記制御部の作動パターンの設定を操作する操作部を備え、
前記操作部は、前記制御基板に対して、着脱自在に設けられ、
前記操作部は、前記制御基板に対する装着時に、前記作動パターンの設定を行う請求項1に記載の眼鏡。
【請求項7】
前記制御部の作動パターンの設定を操作する操作部を備え、
前記制御部と、前記操作部とは、ともに通信機能を備え、
前記操作部は、前記通信機能を介して、前記制御部に接続された状態で、前記作動パターンの設定を行う請求項1に記載の眼鏡。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エレクトロクロミック素子を有するレンズを備える眼鏡に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
サングラスのような眼鏡(アイウエア)が備えるレンズとして、偏光性を有する偏光膜や、特定の波長領域の光を選択的に反射することで意匠性を付与することが可能なハーフミラー層を備える光学シートを、その表面に有するレンズが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
すなわち、レンズに、目的とする光学特性を付与するために、かかる光学特性を有する光学シートを、その表面に有するものが提案されている。
【0004】
また、これとは別に、電圧を印加することで、可逆的に酸化還元反応が起こり、可逆的に色が変化する現象をエレクトロクロミズムと言い、近年、このエレクトロクロミズムを示すエレクトロクロミック材料を用いたエレクトロクロミック素子が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
このエレクトロクロミック素子は、例えば、電圧の印加により発色がなされ、エレクトロクロミック素子の短絡により消色して透明となることから、エレクトロクロミック素子に対する電圧の印加と、エレクトロクロミック素子の短絡との切り替えを行うことが可能なスイッチを設けることで、エレクトロクロミック素子における発色と消色とを、任意のタイミングで行い得るようになる。
【0006】
そこで、このエレクトロクロミック素子を、前述した光学シートに適用すること、すなわち、光学シートとして、エレクトロクロミック素子を有するエレクトロクロミックシートを用いることで、サングラスのような(眼鏡)アイウエアを、スイッチのON/OFFの切り替えにより、このアイウエアが備えるレンズおいて、発色と消色とを、任意のタイミングで切り替えが可能なものとし得ることが考えられる。
【0007】
しかしながら、このエレクトロクロミックシートにおいて、上記の通り、スイッチのON/OFFにより、すなわち、エレクトロクロミック素子への電圧の印加と短絡との切り替えにより、眼鏡が備えるレンズを、発色と消色との切り替えを行え得るものとするには、電源やスイッチ等を備える回路基板を、眼鏡に内蔵する必要が生じるが、この回路基板の小型化が実現されていないことに起因して、眼鏡に優れた意匠性を付与することができないと言う問題があった。
【0008】
また、回路基板の小型化を優先した場合、エレクトロクロミック素子の発色と消色との切り替えを、優れた応答性をもって行い得ないのが実情であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2009-294445号公報
特開2017-167317号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、エレクトロクロミック素子をレンズに備えるものとしたとしても、エレクトロクロミック素子の発色と消色との切り替えを、優れた応答性をもって行うことができ、かつ、優れた意匠性を付与することができる眼鏡を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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