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公開番号2024059309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166918
出願日2022-10-18
発明の名称光学制御素子
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類G02F 1/13 20060101AFI20240423BHJP(光学)
要約【課題】 機能が向上した光学制御素子を提供する。
【解決手段】 光学制御素子は、第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に沿って、複数のレンズ形成領域を備え、前記複数のレンズ形状領域は、それぞれ、円環形状の第2電極と、前記第2電極の内部に設けられる、円形形状の第1電極と、を備え、複数の前記第1電極に接続される複数の第1配線は、それぞれ、前記第2方向に沿ってジグザグ形状で延伸する第1幹部と、前記第1幹部から延伸する、複数の第1枝部と、を備え、前記複数の前記第1枝部は、それぞれ、前記複数の第1電極と重畳する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に沿って、平面で最密充填配置される、複数のレンズ形成領域を備え、
前記複数のレンズ形状領域は、それぞれ、円環形状の第2電極と、前記第2電極の内部に設けられる、円形形状の第1電極と、を備え、
複数の前記第1電極に接続される複数の第1配線は、それぞれ、前記第2方向に沿ってジグザグ形状で延伸する第1幹部と、前記第1幹部から延伸する、複数の第1枝部と、を備え、
複数の前記第2電極に接続される複数の第2配線は、それぞれ、前記第2方向に沿ってジグザグ形状で延伸する第2幹部と、前記第2幹部から延伸する、複数の第2枝部と、を備え、
前記複数の前記第1枝部は、それぞれ、前記複数の第1電極と重畳する、光学制御素子。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記複数の前記第2枝部は、それぞれ、隣り合う2つの前記第2電極と重畳する、請求項1に記載に光学制御素子。
【請求項3】
前記複数のレンズ形成領域は、前記第2方向に沿って、複数の列を形成し、
前記複数の列のうち1つの列に配置される、隣り合う2つのレンズ形成領域、及び、前記1つの列に前記第1方向で隣り合う列に含まれ、前記隣り合う2つのレンズ形成領域と接する、1つのレンズ形成領域は、中心を結んだ線が正三角形を形成する、請求項1に記載の光学制御素子。
【請求項4】
第1基板と、
第2基板と、
前記第1基板及び前記第2基板の間に配置された、液晶層と、を備え、
前記第1基板は、
複数の前記円形形状の前記第1電極と、
複数の前記円環形状の前記第2電極と、
前記複数の第1電極に接続される、前記複数の前記第1配線と、
前記複数の第2電極に接続される、前記複数の前記第2配線と、
前記複数の第1電極及び複数の第2電極上に設けられた、高抵抗層と、
を備え、
前記第2基板は、第3電極を備える、請求項1に記載の光学制御素子。
【請求項5】
前記第1幹部は、
前記第2方向に時計回りに30°に傾く第3方向に延伸する、第1切片と、
前記第2方向に反時計回りに30°に傾く第4方向に延伸する、第2切片と、
を備え、
前記第2幹部は、
前記第3方向に延伸する、第3切片と、
前記第4方向に延伸する、第4切片と、
前記複数の前記第1枝部は、
前記第1切片及び前記第2切片の接続部から、前記第1方向に沿って延伸する、複数の第5切片と、
前記第1切片及び前記第2切片の接続部から、前記第1方向の逆方向に沿って延伸する、複数の第6切片と、
を備え、
前記複数の前記第2枝部は、
前記第3切片及び前記第4切片の接続部から、前記第1方向に沿って延伸する、複数の第7切片と、
前記第3切片及び前記第4切片の接続部から、前記第1方向の逆方向に沿って延伸する、複数の第8切片と、
を備える、請求項2に記載の光学制御素子。
【請求項6】
前記第1幹部は、
前記第2方向に時計回りに30°に傾く第3方向に延伸する、第1切片と、
前記第2方向に反時計回りに30°に傾く第4方向に延伸する、第2切片と、
を備え、
前記第2幹部は、
前記第3方向に延伸する、第3切片と、
前記第4方向に延伸する、第4切片と、
前記複数の前記第1枝部は、
前記第1切片及び前記第2切片の接続部から、前記第3方向に沿って延伸する、複数の第5切片と、
前記第1切片及び前記第2切片の接続部から、前記第4方向の逆方向に沿って延伸する、複数の第6切片と、
を備え、
前記複数の前記第2枝部は、
前記第3切片及び前記第4切片の接続部から、前記第1方向に沿って延伸する、複数の第7切片と、
前記第3切片及び前記第4切片の接続部から、前記第1方向の逆方向に沿って延伸する、複数の第8切片と、
を備える、請求項2に記載の光学制御素子。
【請求項7】
前記複数の前記第2配線は、それぞれ、前記第2方向に沿ってジグザグ形状で延伸する前記第2幹部と、前記第2幹部から延伸する、前記複数の前記第2枝部と、前記複数の前記第2枝部から延伸する、複数の第3枝部と、を備え、
前記複数の前記第1枝部は、それぞれ、前記複数の第1電極と重畳し、
前記複数の第3枝部は、それぞれ、前記第2方向に離間して隣り合う2つの前記レンズ形成領域の間に設けられる、請求項1に記載の光学制御素子。
【請求項8】
第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に沿って、正方配置される、複数のレンズ形成領域を備え、
前記複数のレンズ形状領域は、それぞれ、前記円環形状の前記第2電極と、前記第2電極の内部に設けられる、前記円形形状の前記第1電極と、を備え、
複数の第1配線は、それぞれ、前記第2方向に沿って延伸する第1幹部と、前記幹部から延伸する、複数の第1枝部と、を備え、
複数の第2配線は、それぞれ、前記第2方向に沿って延伸する第2幹部と、前記第2幹部から延伸する、複数の第2枝部と、を備え、
前記複数の前記第1枝部は、それぞれ、前記複数の第1電極と重畳する、光学制御素子。
【請求項9】
前記第2方向に沿って隣り合う2つのレンズ形成領域、及び、前記2つのレンズ形成領域と、前記第1方向に沿って隣り合う2つのレンズ形成領域は、それぞれの中心を結んだ線が、正方形を形成する、請求項8に記載の光学制御素子。
【請求項10】
第1基板と、
第2基板と、
前記第1基板及び前記第2基板の間に配置された、液晶層と、
を備え、
前記第1基板は、
複数の円形形状の第1電極と、
複数の円環形状の第2電極と、
前記複数の第1電極に接続される、複数の第1配線と、
前記複数の第2電極に接続される、複数の第2配線と、
前記複数の第1電極及び複数の第2電極上に設けられた、高抵抗層と、
を備え、
前記第2基板は、第3電極を備える、請求項8に記載の光学制御素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、光学制御素子に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
電極間に印加される電圧により液晶を変調し、レンズ機能を得ることが可能な液晶素子が開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-003094号公報
特開2019-086539号公報
特開2021-051187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本実施形態は、機能が向上した光学制御素子を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る光学制御素子は、
第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に沿って、平面で最密充填配置される、複数のレンズ形成領域を備え、
前記複数のレンズ形状領域は、それぞれ、円環形状の第2電極と、前記第2電極の内部に設けられる、円形形状の第1電極と、を備え、
複数の前記第1電極に接続される複数の第1配線は、それぞれ、前記第2方向に沿ってジグザグ形状で延伸する第1幹部と、前記第1幹部から延伸する、複数の第1枝部と、を備え、
複数の前記第2電極に接続される複数の第2配線は、それぞれ、前記第2方向に沿ってジグザグ形状で延伸する第2幹部と、前記第2幹部から延伸する、複数の第2枝部と、を備え、
前記複数の前記第1枝部は、それぞれ、前記複数の第1電極と重畳する。
【0006】
また、一実施形態に係る光学制御素子は、
第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に沿って、正方配置される、複数のレンズ形成領域を備え、
前記複数のレンズ形状領域は、それぞれ、前記円環形状の前記第2電極と、前記第2電極の内部に設けられる、前記円形形状の前記第1電極と、を備え、
複数の第1配線は、それぞれ、前記第2方向に沿って延伸する第1幹部と、前記幹部から延伸する、複数の第1枝部と、を備え、
複数の第2配線は、それぞれ、前記第2方向に沿って延伸する第2幹部と、前記第2幹部から延伸する、複数の第2枝部と、を備え、
前記複数の前記第1枝部は、それぞれ、前記複数の第1電極と重畳する。
【0007】
また、一実施形態に係る光学制御素子は、
第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に沿って、ハニカム構造を形成する、複数のレンズ形成領域を備え、
前記複数のレンズ形状領域は、それぞれ、外側の端部の形状が六角形状、内側の端部の形状が円形形状を有する第2電極と、前記第2電極の内部に設けられる、円形形状の前記第1電極と、を備え、
複数の第1配線は、それぞれ、所定の方向に沿ってジグザグ形状で延伸する第1幹部と、前記第1幹部から延伸する、複数の第1枝部と、を備え、
前記複数の前記第1枝部は、それぞれ、前記複数の第1電極と重畳する。
【0008】
また、一実施形態に係る液晶素子は、
第1基板と、
第2基板と、
前記第1基板及び前記第2基板の間に配置された、液晶層と、
を備える液晶素子であり、
前記液晶素子は、
第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に沿って、ハニカム構造を形成する、複数の電極対を備え、
前記複数の電極対は、前記第2方向に沿って、複数の列を形成し、
前記複数の列のうち1つの列に配置される、隣り合う2つの電極対、及び、前記1つの列に前記第1方向で隣り合う列に含まれ、前記隣り合う2つの電極対と接する、1つの電極対は、中心を結んだ線が正三角形を形成し、
前記第1基板は、
複数の円形形状の第1電極と、
複数の第2電極と、
前記複数の第1電極及び複数の第2電極上に設けられた、高抵抗層と、
を備え、
前記第2基板は、第3電極を備え、
前記複数の第2電極は、それぞれ、外側の端部の形状が六角形状、内側の端部の形状が円形形状であり、
前記複数の第2電極は、互いに接しており、
前記複数の電極対は、それぞれ、前記第2電極と、前記第2電極の内部に設けられる、前記円形形状の前記第1電極と、を備え、
前記第2方向で隣り合う前記第1電極は、接続部により互いに接続されている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、光学制御素子の概略的な構成の一例を示す断面図である。
図2は、比較例の光学制御素子の概略的な構成を示す平面図である。
図3は、図2に示す電極を複数配置したときの平面図である。
図4は、実施形態1の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図5は、実施形態1における光学制御素子の他の構成例を示す平面図である。
図6は、実施形態1における光学制御素子の他の構成例を示す平面図である。
図7は、図6の部分拡大図である。
図8は、光学制御素子の概略的な構成の一例を示す図である。
図9は、図8に示す線A1-A2に沿った光学制御素子の断面図である。
図10は、図8に示す線B1―B2に沿った光学制御素子の断面図である。
図11は、実施形態1における光学制御素子の他の構成例を示す平面図である。
図12は、実施形態2の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平円図である。
図13は、実施形態2の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図14は、実施形態3の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図15は、実施形態3の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図16は、実施形態3の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図17は、実施形態3の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図18は、図17に示す配線の延伸方向を示す平面図である。
図19は、実施形態3の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図20は、実施形態3の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図21は、実施形態3の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
図22は、実施形態3の光学制御素子の概略的な構成の一例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(【0011】以降は省略されています)

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