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公開番号2024063864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022172020
出願日2022-10-27
発明の名称表示装置
出願人株式会社イルミナ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 30/20 20200101AFI20240507BHJP(光学)
要約【課題】設計、製造を容易にするとともに、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにする。
【解決手段】実施形態の表示装置は、ドット状の反射要素を構成要素とし全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、前記反射面は、前記反射要素のない平面部の垂線となす角度が0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
透明材料からなる表示パネルと、
前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、
前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、
前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、
前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、
前記反射面は、前記反射要素のない平面部の垂線となす角度が0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状であることを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
透明材料からなる表示パネルと、
前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、
前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、
前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、
前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、
前記表示パネルの後面側において前記反射面に隣接する部分に、前記入射光が入射する入射面を有する柱を寝かせた形状の凹状または凸状の入光要素を有することを特徴とする表示装置。
【請求項3】
透明材料からなる表示パネルと、
前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、
前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、
前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、
前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、
前記表示パネルの後面側において前記反射面に隣接する部分に、前記入射光が入射する入射面を有する柱を寝かせた形状の凹状または凸状の入光要素を有し、
前記反射面及び前記入射面の少なくとも一方は、略円筒面形状であることを特徴とする表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、視差を利用して立体視やモーフィングの表示を行い、且つ背景を透かし見ることができる表示装置が開示されている。この表示装置は、透明材料からなる表示パネルと、表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、光源と、を備える。
【0003】
表示装置は、表示パネル(導光板)、要素群(反射要素群)及び光源の位置関係により、エッジライトタイプ、フロントライトタイプ、バックライトタイプの3種類のパターンに分けられる。エッジライトタイプは、光源が導光板の端面に設置される。このエッジライトタイプでは、導光板の端面から入射した光が導光板内部を伝搬し、導光板の裏面側に設置された反射要素群で反射されて表面側に出射される。フロントライトタイプは、光源が導光板の前面(表面)側に設置される。このフロントライトタイプでは、導光板の前面から入射した光が、導光板に設置された反射要素群で反射されて表面側に出射される。バックライトタイプは、光源が導光板の後面(裏面)側に設置される。このバックライトタイプでは、導光板の後面から入射した光が、導光板の裏面側に設置された反射要素群で反射されて表面側に出射される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5701434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、バックライトタイプのような構成を成立させるためには、光源からの光が直接観察者に観察されることなく、反射要素で反射された光のみが観察されるようにする必要がある。このため、光源、反射要素、視点が直線上に並ばないように、光源からの光が反射要素の後方斜めから照射される配置とする必要がある。
このような条件下で光源からの光を反射要素の反射面で反射して特定の視点で観察されるようにするために、各反射要素の反射面を平面とする場合がある。しかしこの場合、各反射要素の反射面を3次元的に限定される角度に個別に設定する必要がある。その結果、反射要素全ての形状が異なることとなり、設計と製造が難しくなる。
ここで反射面をある程度曲面とすることで、反射面の角度の調整の条件を緩和することが可能である。ただしこの際、表示パネルには複数の視点とそれに対応する要素群が設定されているため、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにする必要がある。
【0006】
そこで本発明は、設計、製造を容易にするとともに、対応しない視点で要素群からの反射光が観察されないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明の一態様に係る表示装置は、透明材料からなる表示パネルと、前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、前記反射面は、前記反射要素のない平面部の垂線となす角度が0度を超えて40度を限度として徐変する略円筒面形状である。
【0008】
(2)本発明の一態様に係る表示装置は、透明材料からなる表示パネルと、前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、前記表示パネルの後面側において前記反射面に隣接する部分に、前記入射光が入射する入射面を有する柱を寝かせた形状の凹状または凸状の入光要素を有する。
【0009】
(3)本発明の一態様に係る表示装置は、透明材料からなる表示パネルと、前記表示パネルの表面または内部に設けられたドット状の反射要素を構成要素とし、全体として特定の表示パターンを表示する要素群と、前記表示パネルの後面側に配置され、前記表示パネルの後面から光を入射する光源と、を備え、前記要素群を、予め設定された複数の視点毎にそれぞれ設け、各視点について設けた前記要素群は、その視点に向けて視差を与えるための光学素子を介さずに前記光源からの光を反射し、その反射光によって前記要素群が表示する前記表示パターンは前記設定された視点で視認され、設定されない視点では視認されない表示装置において、前記ドット状の反射要素は、前記表示パネルの後面側に配置され、前記光源からの入射光を前記表示パネルの表面側に反射する反射面を有する柱を寝かせた形状の凹状部であり、前記表示パネルの後面側において前記反射面に隣接する部分に、前記入射光が入射する入射面を有する柱を寝かせた形状の凹状または凸状の入光要素を有し、前記反射面及び前記入射面の少なくとも一方は、略円筒面形状である。
【発明の効果】
【0010】
本態様の表示装置によれば、各反射要素の形状を相似形状とすることができ、設計、製造を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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