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公開番号2024072451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183274
出願日2022-11-16
発明の名称光学フィルム
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人はるか国際特許事務所
主分類G02B 1/14 20150101AFI20240521BHJP(光学)
要約【課題】指紋等の汚れが付着した場合の汚れが目立ち難く、かつ付着した汚染物質の拭き取り除去性に優れる光学フィルムを提供する。
【解決手段】光学フィルム(100)は、透明フィルム基材(10)の一主面上にハードコート層(11)を備え、ハードコート層上の最表面層として防汚層(7)を備える。光学フィルムの反射率は1%以上である。光学フィルムは、防汚層側の面のオレイン酸接触角が70°以上であり、防汚層側の面の算術平均高さSaが0.1~1μmである。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
透明フィルム基材の一主面上にハードコート層を備え、前記ハードコート層上の最表面層として防汚層を備える光学フィルムであって、
防汚層側の面のオレイン酸接触角が70°以上であり、
防汚層側の面の算術平均高さSaが0.1~1μmであり、
反射率が1%以上である、
光学フィルム。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
ヘイズが2%以上である、請求項1に記載の光学フィルム。
【請求項3】
前記ハードコート層と前記防汚層の間に、光学調整層を備える、請求項1または2に記載の光学フィルム。
【請求項4】
前記光学調整層は、屈折率が1.50以下の低屈折率層を含む、請求項3に記載の光学フィルム。
【請求項5】
反射率が6%以下である、請求項4に記載の光学フィルム。
【請求項6】
前記ハードコート層が、粒子径が1~10μmの微粒子を、0.5~20重量%含む、請求項1または2に記載の光学フィルム。
【請求項7】
画像表示媒体の視認側表面に、請求項1または2に記載の光学フィルムが配置されている、画像表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、防汚層を備える光学フィルムに関する。さらに、本発明は、当該光学フィルムを備える画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
画像表示装置の最表面に配置される反射防止フィルムや飛散防止フィルム、窓ガラスやショーウィンドウに貼り合わせられるウインドウフィルム等の光学フィルムは、外部から接触可能な状態で使用されるため、指紋や手垢等による汚染の影響を受けやすい。そのため、外部環境からの汚染防止や、付着した汚染物質の除去を容易とする目的で、防汚層が設けられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、ハードコートフィルム上に、屈折率が異なる複数の薄膜の積層体からなる反射防止層を備え、反射防止層上に防汚層を備える光学フィルムが開示されている。特許文献2には、ハードコートフィルム上に、無機酸化物の下地層を備え、下地層上に防汚層を備える光学フィルムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/106797号
国際公開第2022/014570号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光学フィルムの最表面に防汚層が設けられていることにより、指紋等の汚染物質の付着を防止できるが、汚染物質の付着を完全に防止できるわけではない。特許文献1に記載されているように、屈折率が異なる複数の薄膜の積層体からなる反射防止層上に防汚層を備える光学フィルムは、低反射率であるために外光の映り込みが小さく視認性に優れているが、指紋汚れが付着した際に、汚れが目立ちやすい。特許文献2に記載されている光学フィルムは、指紋汚れの拭き取り除去性が十分ではない。
【0006】
本発明は、指紋等の汚れが付着した場合の汚れが目立ち難く、かつ付着した汚染物質の拭き取り除去性に優れる光学フィルムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態にかかる光学フィルムは、透明フィルム基材の一主面上にハードコート層を備え、ハードコート層上の最表面層として防汚層を備える。光学フィルムは、ハードコート層と防汚層との間に、光学調整層を備えていてもよい。
【0008】
光学フィルムは、防汚層側の面のオレイン酸接触角が70°以上であり、防汚層側の面の算術平均高さSaが0.1~1μmであることが好ましい。光学フィルムの反射率は1%以上が好ましい。光学フィルムのヘイズは2%以上が好ましい。
【0009】
ハードコート層は、粒子径が1~10μmの微粒子(マイクロ粒子)を含んでいてもよい。ハードコート層におけるマイクロ粒子の量は、0.5~20重量%であってもよい。
【0010】
ハードコート層と防汚層の間に光学調整層が配置される場合、光学調整層は、屈折率が1.50以下である低屈折率層を含むことが好ましい。光学調整層は2層以上の薄膜を含んでいてもよい。光学フィルムの反射率は6%以下が好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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