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公開番号2024080122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193038
出願日2022-12-01
発明の名称接着剤組成物及び接着剤層
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類C09J 163/00 20060101AFI20240606BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】短時間の電圧印加により効率よく接着力が低下し、放熱特性に優れた接着剤層を形成し得る接着剤組成物を提供すること。
【解決手段】熱硬化性樹脂前駆体化合物と、硬化剤と、電解質と、フィラーとを含み、硬化後の熱伝導率が1.0W/m・K以上である、接着剤組成物、及び、熱硬化性樹脂と、電解質と、フィラーとを含み、熱伝導率が1.0W/m・K以上である、接着剤層。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
熱硬化性樹脂前駆体化合物と、硬化剤と、電解質と、フィラーとを含み、
硬化後の熱伝導率が1.0W/m・K以上である、接着剤組成物。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記熱硬化性樹脂前駆体化合物が2個以上のエポキシ基を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項3】
前記電解質がイオン液体である、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項4】
前記フィラーの含有量が前記熱硬化性樹脂前駆体化合物100質量部に対して50質量部以上である、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項5】
電気剥離用である、請求項1に記載の接着剤組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の接着剤組成物により形成された、接着剤層。
【請求項7】
熱硬化性樹脂と、電解質と、フィラーとを含み、
熱伝導率が1.0W/m・K以上である、接着剤層。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接着剤組成物及び接着剤層に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
自動車や電子部品等の製造の分野において、使用後に部品を分解して回収するリサイクルへの要望が増している。このような要望に応えるべく、自動車や電子部品等の製造過程における部材間を接合するうえで、一定の接着力とともに一定の剥離性をも伴った接着剤が利用される場合がある。
【0003】
上記の接着力と剥離性を実現する接着剤として、接着剤層に電圧を印加することにより剥離することができる接着剤(電気剥離型接着剤)が知られている(特許文献1、2)。
特許文献1及び2の電気剥離型接着剤では、電圧の印加により、接着界面の接着力が弱くなり、剥離しやすくなるものと考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第7465492号明細書
欧州特許出願公開第3835383号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電気剥離型接着剤は、電圧非印加時には部材を強固に接合し、電圧印加時には少ない力で剥離できることが好ましい。したがって、電気剥離型接着剤において、電圧印加による接着力の低下率は大きいことが好ましい。
また、自動車や電子部品等には熱を発生する部材が用いられることが多く、当該部材を含む機器の過熱による暴走や寿命低下を防ぐために、電気剥離型接着剤は放熱特性を有することが好ましい。
【0006】
しかしながら、特許文献1及び2に記載の電気剥離型接着剤は、短時間の電圧印加では接着力を低下させることができず、また、放熱特性についても検討がされていない。
【0007】
本発明は上記に鑑みて完成されたものであり、短時間の電圧印加により効率よく接着力が低下し、放熱特性に優れた接着剤層を形成し得る接着剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討の結果、熱硬化性樹脂前駆体化合物と、硬化剤と、電解質と、フィラーとを含み、硬化後の熱伝導率が所定の範囲である接着剤組成物とすることにより上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は下記に関するものである。
[1]
熱硬化性樹脂前駆体化合物と、硬化剤と、電解質と、フィラーとを含み、
硬化後の熱伝導率が1.0W/m・K以上である、接着剤組成物。
[2]
前記熱硬化性樹脂前駆体化合物が2個以上のエポキシ基を含む、[1]に記載の接着剤組成物。
[3]
前記電解質がイオン液体である、[1]に記載の接着剤組成物。
[4]
前記フィラーの含有量が前記熱硬化性樹脂前駆体化合物100質量部に対して50質量部以上である、[1]に記載の接着剤組成物。
[5]
電気剥離用である、[1]に記載の接着剤組成物。
【0010】
[6]
[1]~[5]のいずれか1つに記載の接着剤組成物により形成された、接着剤層。
[7]
熱硬化性樹脂と、電解質と、フィラーとを含み、
熱伝導率が1.0W/m・K以上である、接着剤層。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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