TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024082643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196620
出願日2022-12-08
発明の名称画像表示パネル用セット、及び画像表示パネル
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所,個人,個人
主分類G09F 9/00 20060101AFI20240613BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】光学積層体の側面に導通構造を形成した画像表示パネルであって、高温多湿環境を経た場合でも帯電防止性能が低下しにくい画像表示パネルを作製することに適した画像表示パネル用セットを提供する。
【解決手段】本発明の画像表示パネル用セットは、偏光フィルム2及び粘着シート1を有する光学積層体10と、導電性ペーストと、を備える。導電性ペーストは、光学積層体10の側面10cのうち、試験1により求めた寸法変化量が80μm以下となる部分に塗布されて導通構造20を形成する。導電性ペーストについて、試験2により求めた破断伸度が5%以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
偏光フィルム及び粘着シートを有する光学積層体と、導電性ペーストと、を備える画像表示パネル用セットであって、
前記導電性ペーストは、前記光学積層体の側面のうち、下記試験1により求めた寸法変化量が80μm以下となる部分に塗布されて導通構造を形成し、
前記導電性ペーストについて、下記試験2により求めた破断伸度が5%以上である、画像表示パネル用セット。
試験1:前記粘着シートを介して、前記光学積層体を無アルカリガラスに貼り付けて、温度85℃、湿度85%RHの条件で240時間加熱処理を行う。前記加熱処理の前後での前記光学積層体の面方向における寸法変化量を特定する。
試験2:前記導電性ペーストから、厚さ2mmの平膜を作製する。前記平膜を打ち抜き、ダンベル状1号形の試験片を作製する。前記試験片を引張試験機にセットし、初期のチャック間距離10mm、引張速度300mm/minの条件で引張試験を行い、前記試験片が破断したときの伸び(破断伸度)を特定する。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記破断伸度が25%以上である、請求項1に記載のセット。
【請求項3】
前記導電性ペーストは、金属及びバインダーを含む、請求項1に記載のセット。
【請求項4】
前記バインダーは、ポリエステル樹脂及びシリコーン樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、請求項3に記載のセット。
【請求項5】
前記バインダーは、エポキシ樹脂を実質的に含まない、請求項3に記載のセット。
【請求項6】
前記金属は、銀を含む、請求項3に記載のセット。
【請求項7】
前記偏光フィルムは、2つの保護フィルムと、2つの前記保護フィルムの間に配置された偏光子とを有する、請求項1に記載のセット。
【請求項8】
前記偏光子の厚さが6μm以上である、請求項7に記載のセット。
【請求項9】
前記粘着シートは、(メタ)アクリル系ポリマー(A)を含む粘着剤組成物から形成される、請求項1に記載のセット。
【請求項10】
前記(メタ)アクリル系ポリマー(A)は、エーテル基含有単量体に由来する構成単位を有する、請求項9に記載のセット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示パネル用セット、及び画像表示パネルに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置に代表される各種の画像表示装置は、例えば、液晶セル、EL発光素子等の画像表示セルと、偏光フィルム及び粘着シートを含む光学積層体とが積層された画像表示パネルを有している。粘着シートは、主に、光学積層体に含まれるフィルム間の接合や、画像表示セルと光学積層体との接合に使用される。
【0003】
画像表示装置では、その製造時、例えば粘着シートを介して光学積層体を画像表示セルに貼り合わせるとき、又は、使用時、例えば使用者が画像表示装置に触れるとき、に静電気が生じる。この静電気によって、画像表示装置が帯電すると、表示不良などの問題が生じうる。特許文献1は、画像表示装置の帯電を防止するために、粘着シートに帯電防止剤を添加することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2011-528448公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
静電気が特に生じやすい環境、例えば車両の内部のように他の電子機器が周囲に存在する環境、で画像表示装置を用いる場合、画像表示装置について、帯電を十分に抑制する必要がある。画像表示装置の帯電を十分に抑制する観点からは、光学積層体の側面に導通構造を配置した画像表示パネルを用いる対応が考えられる。一例として、導通構造は、導電性ペーストを光学積層体の側面に塗布し、必要に応じて硬化させることによって形成することができる。
【0006】
しかし、本発明者らの検討によると、導電性ペーストから形成された導通構造を備えた画像表示パネルは、高温多湿環境を経た場合に、その帯電防止性能が著しく低下する傾向がある。
【0007】
そこで本発明は、光学積層体の側面に導通構造を形成した画像表示パネルであって、高温多湿環境を経た場合でも帯電防止性能が低下しにくい画像表示パネルを作製することに適した画像表示パネル用セットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討の結果、従来の画像表示装置では、高温多湿環境下において、導通構造と光学積層体との間で破断が生じ、これにより、帯電防止性能が著しく低下することを新たに突き止め、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明は、
偏光フィルム及び粘着シートを有する光学積層体と、導電性ペーストと、を備える画像表示パネル用セットであって、
前記導電性ペーストは、前記光学積層体の側面のうち、下記試験1により求めた寸法変化量が80μm以下となる部分に塗布されて導通構造を形成し、
前記導電性ペーストについて、下記試験2により求めた破断伸度が5%以上である、画像表示パネル用セットを提供する。
試験1:前記粘着シートを介して、前記光学積層体を無アルカリガラスに貼り付けて、温度85℃、湿度85%RHの条件で240時間加熱処理を行う。前記加熱処理の前後での前記光学積層体の面方向における寸法変化量を特定する。
試験2:前記導電性ペーストから、厚さ2mmの平膜を作製する。前記平膜を打ち抜き、ダンベル状1号形の試験片を作製する。前記試験片を引張試験機にセットし、初期のチャック間距離10mm、引張速度300mm/minの条件で引張試験を行い、前記試験片が破断したときの伸び(破断伸度)を特定する。
【0010】
さらに本発明は、
画像表示セルと、
偏光フィルム及び粘着シートを備える光学積層体と、
導電性ペーストから形成され、前記光学積層体の側面のうち、下記試験1により求めた寸法変化量が80μm以下となる部分に接触している導通構造と、
を備え、
前記導電性ペーストについて、下記試験2により求めた破断伸度が5%以上である、画像表示パネルを提供する。
試験1:前記粘着シートを介して、前記光学積層体を無アルカリガラスに貼り付けて、温度85℃、湿度85%RHの条件で240時間加熱処理を行う。前記加熱処理の前後での前記光学積層体の面方向における寸法変化量を特定する。
試験2:前記導電性ペーストから、厚さ2mmの平膜を作製する。前記平膜を打ち抜き、ダンベル状1号形の試験片を作製する。前記試験片を引張試験機にセットし、初期のチャック間距離10mm、引張速度300mm/minの条件で引張試験を行い、前記試験片が破断したときの伸び(破断伸度)を特定する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日東電工株式会社
光学積層体
8日前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
8日前
日東電工株式会社
透明導電性フィルム
8日前
日東電工株式会社
構造体及びその製造方法
9日前
日東電工株式会社
表面保護フィルム付偏光板
8日前
日東電工株式会社
レンズ部、表示体および表示方法
4日前
日東電工株式会社
調光用導電性フィルムの製造方法
8日前
日東電工株式会社
レンズ部、表示体および表示方法
4日前
日東電工株式会社
レンズ部、表示体および表示方法
4日前
日東電工株式会社
光学フィルタ、検出装置および光学積層体
1日前
日東電工株式会社
集合体シート、および、集合体シートの製造方法
8日前
日東電工株式会社
光学積層体および該光学積層体を用いた画像表示装置
4日前
日東電工株式会社
光学積層体および該光学積層体を用いた画像表示装置
4日前
日東電工株式会社
光学積層体および該光学積層体を用いた画像表示装置
4日前
日東電工株式会社
光学積層体および該光学積層体を用いた画像表示装置
4日前
日東電工株式会社
表示方法
2日前
日東電工株式会社
多孔質液晶ポリマーシート、及び多孔質液晶ポリマーシートの製造方法
4日前
日東電工株式会社
ポリイミド前駆体組成物、ポリイミド樹脂、配線回路基板、および、電子機器
8日前
日東電工株式会社
アクティブノイズコントロールシステム及びアクティブノイズコントロール方法
4日前
日東電工株式会社
配線回路基板およびその製造方法
8日前
日東電工株式会社
光電気混載基板およびそれを用いた光電気混載モジュール、アクティブオプティカルケーブル
1日前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
個人
リマインダーシステム
22日前
株式会社レイメイ藤井
地球儀
25日前
ウェッジ株式会社
照光加飾部材
1か月前
株式会社ルミカ
実験キット
1か月前
太洋通信工業株式会社
ラベルシート
1か月前
シャープ株式会社
画像処理装置
1か月前
矢崎総業株式会社
表示装置
1か月前
有限会社シグナリス
プログラミング装置
1か月前
株式会社トーラス
地図の表示方法
4日前
シャープ株式会社
スタンドおよび表示装置
8日前
個人
描画支援装置、描画支援方法、描画物製造方法
1か月前
株式会社デンソー
表示装置
16日前
リンテック株式会社
ライナーレスシート
1か月前
続きを見る