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公開番号2024058449
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165810
出願日2022-10-14
発明の名称光導波路ハウジングおよび光接続部品
出願人住友ベークライト株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 6/36 20060101AFI20240418BHJP(光学)
要約【課題】部品点数が増えても高コスト化を避けることができ、かつ、光導波路の収容作業を容易に行うことができる光導波路ハウジング、および、かかる光導波路ハウジングを備え、安価で組み立て容易性に優れた光接続部品を提供すること。
【解決手段】本発明の光導波路ハウジングは、第1係合部を有する第1光配線部品と、第2係合部を有する第2光配線部品と、を接続する光導波路を収容するものであって、第1光導波路収容体は、光導波路を収容する第1凹部と、第1係合部と係合する第1-1被係合部と、第2係合部と係合する第1-2被係合部と、第1位置決め部と、を有し、第2光導波路収容体は、光導波路を収容する第2凹部と、第1係合部と係合する第2-1被係合部と、第2係合部と係合する第2-2被係合部と、第2位置決め部と、を有し、第1光導波路収容体および第2光導波路収容体は、互いに同一の形状をなしている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1光ファイバーおよび第1係合部を有する第1光配線部品と、第2光ファイバーおよび第2係合部を有する第2光配線部品と、を接続する光導波路を収容する光導波路ハウジングであって、
第1光導波路収容体および第2光導波路収容体を備え、
前記第1光導波路収容体は、
前記光導波路を収容する空間の一部を構成する第1凹部と、
前記第1凹部の一方の端部に設けられ、前記第1係合部と係合する第1-1被係合部と、
前記第1凹部の他方の端部に設けられ、前記第2係合部と係合する第1-2被係合部と、
第1位置決め部と、
を有し、
前記第2光導波路収容体は、
前記光導波路を収容する空間の他部を構成する第2凹部と、
前記第2凹部の一方の端部に設けられ、前記第1係合部と係合する第2-1被係合部と、
前記第2凹部の他方の端部に設けられ、前記第2係合部と係合する第2-2被係合部と、
前記第1凹部および前記第2凹部が互いに向き合うように前記第1位置決め部に対して位置決めをする第2位置決め部と、
を有し、
前記第1光導波路収容体および前記第2光導波路収容体は、互いに同一の形状をなしていることを特徴とする光導波路ハウジング。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記第1位置決め部は、第1挿入部と、第1被挿入部と、を有し、
前記第2位置決め部は、第2挿入部と、第2被挿入部と、を有し、
前記第1挿入部が前記第2被挿入部に挿入され、
前記第2挿入部が前記第1被挿入部に挿入される請求項1に記載の光導波路ハウジング。
【請求項3】
前記第1挿入部、前記第1被挿入部、前記第2挿入部および前記第2被挿入部は、それぞれ複数設けられている請求項2に記載の光導波路ハウジング。
【請求項4】
複数の前記第1挿入部および複数の前記第1被挿入部は、それぞれ、前記第1光導波路収容体の中心点を対称の中心とする点対称の関係を満たす請求項2または3に記載の光導波路ハウジング。
【請求項5】
前記第1光導波路収容体および前記第2光導波路収容体は、それぞれ一体成型物である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光導波路ハウジング。
【請求項6】
前記第1光導波路収容体は、
前記光導波路の一端部に取り付けられている第1導波路フェルールの一部を収容する第1-1フェルール収容部と、
前記光導波路の他端部に取り付けられている第2導波路フェルールの一部を収容する第1-2フェルール収容部と、
を有し、
前記第2光導波路収容体は、
前記第1導波路フェルールの別の一部を収容する第2-1フェルール収容部と、
前記第2導波路フェルールの別の一部を収容する第2-2フェルール収容部と、
を有する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の光導波路ハウジング。
【請求項7】
前記第1光配線部品は、前記第1光ファイバーの端部に取り付けられている第1ファイバーフェルールを有し、
前記第2光配線部品は、前記第2光ファイバーの端部に取り付けられている第2ファイバーフェルールを有し、
前記第1光導波路収容体は、前記第1ファイバーフェルールの一部、および、前記第2ファイバーフェルールの一部、を収容する2つのファイバーフェルール挿入部を有する請求項6に記載の光導波路ハウジング。
【請求項8】
第1光ファイバーおよび前記第1光ファイバーの端部に取り付けられている第1ファイバーフェルールを有する第1光配線部品と、第2光ファイバーおよび前記第2光ファイバーの端部に取り付けられている第2ファイバーフェルールを有する第2光配線部品と、を接続する光導波路を収容する光導波路ハウジングであって、
第1ファイバー保持体、第2ファイバー保持体、第1光導波路収容体および第2光導波路収容体、を備え、
前記第1ファイバー保持体は、
前記第1ファイバーフェルールを保持する第1保持部と、
第1係合部と、
を有し、
前記第2ファイバー保持体は、
前記第2ファイバーフェルールを保持する第2保持部と、
第2係合部と、
を有し、
前記第1光導波路収容体は、
前記光導波路を収容する空間の一部を構成する第1凹部と、
前記第1凹部の一方の端部に設けられ、前記第1係合部と係合する第1-1被係合部と、
前記第1凹部の他方の端部に設けられ、前記第2係合部と係合する第1-2被係合部と、
第1位置決め部と、
を有し、
前記第2光導波路収容体は、
前記光導波路を収容する空間の他部を構成する第2凹部と、
前記第2凹部の一方の端部に設けられ、前記第1係合部と係合する第2-1被係合部と、
前記第2凹部の他方の端部に設けられ、前記第2係合部と係合する第2-2被係合部と、
前記第1凹部および前記第2凹部が互いに向き合うように前記第1位置決め部に対して位置決めをする第2位置決め部と、
を有し、
前記第1光導波路収容体および前記第2光導波路収容体は、互いに同一の形状をなしていることを特徴とする光導波路ハウジング。
【請求項9】
前記第1ファイバー保持体は、互いに同一の形状をなす2つの第1部品の組み立て体であり、
前記第2ファイバー保持体は、互いに同一の形状をなす2つの第2部品の組み立て体である請求項8に記載の光導波路ハウジング。
【請求項10】
前記第1部品および前記第2部品は、互いに同一の形状をなしている請求項9に記載の光導波路ハウジング。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光導波路ハウジングおよび光接続部品に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
光ファイバー同士を光学的に接続するため、光接続部品が用いられる。光接続部品は、光信号を中継する機能の他、光信号を加工する機能を有していてもよい。
【0003】
特許文献1には、コア部同士がX字状に合流、分岐してなる光導波路を含む光カプラと、光カプラの周囲を覆う筒状の部材と、を備える光コネクタが開示されている。筒状の部材は、光カプラを外力や外部環境から保護し、光コネクタの耐久性を高める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/192674号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の筒状の部材は、内部が見えないため、光カプラを内部に設置する作業において、作業性を高めることが困難である。
【0006】
一方、筒状の部材を複数の部品に分けることで、光カプラの設置作業を容易にすることも考えられる。しかしながら、部品点数が多くなり、製造コストが上昇するとともに、部品を管理する手間が増えるという課題がある。特に、各部品を樹脂成型によって作製する場合、部品点数に応じて増える金型のコストが大きな負担になる。
【0007】
本発明の目的は、部品点数が増えても高コスト化を避けることができ、かつ、光導波路の収容作業を容易に行うことができる光導波路ハウジング、および、かかる光導波路ハウジングを備え、安価で組み立て容易性に優れた光接続部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような目的は、下記(1)~(12)の本発明により達成される。
(1) 第1光ファイバーおよび第1係合部を有する第1光配線部品と、第2光ファイバーおよび第2係合部を有する第2光配線部品と、を接続する光導波路を収容する光導波路ハウジングであって、
第1光導波路収容体および第2光導波路収容体を備え、
前記第1光導波路収容体は、
前記光導波路を収容する空間の一部を構成する第1凹部と、
前記第1凹部の一方の端部に設けられ、前記第1係合部と係合する第1-1被係合部と、
前記第1凹部の他方の端部に設けられ、前記第2係合部と係合する第1-2被係合部と、
第1位置決め部と、
を有し、
前記第2光導波路収容体は、
前記光導波路を収容する空間の他部を構成する第2凹部と、
前記第2凹部の一方の端部に設けられ、前記第1係合部と係合する第2-1被係合部と、
前記第2凹部の他方の端部に設けられ、前記第2係合部と係合する第2-2被係合部と、
前記第1凹部および前記第2凹部が互いに向き合うように前記第1位置決め部に対して位置決めをする第2位置決め部と、
を有し、
前記第1光導波路収容体および前記第2光導波路収容体は、互いに同一の形状をなしていることを特徴とする光導波路ハウジング。
【0009】
(2) 前記第1位置決め部は、第1挿入部と、第1被挿入部と、を有し、
前記第2位置決め部は、第2挿入部と、第2被挿入部と、を有し、
前記第1挿入部が前記第2被挿入部に挿入され、
前記第2挿入部が前記第1被挿入部に挿入される上記(1)に記載の光導波路ハウジング。
【0010】
(3) 前記第1挿入部、前記第1被挿入部、前記第2挿入部および前記第2被挿入部は、それぞれ複数設けられている上記(2)に記載の光導波路ハウジング。
(【0011】以降は省略されています)

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