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公開番号2024058293
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165565
出願日2022-10-14
発明の名称通信装置、通信方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04W 74/06 20090101AFI20240418BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 APが獲得したTXOPを指定したSTAと共有する通信において、複数のSTAに対して適切にTXOPを共有する必要がある。
【解決手段】 通信装置であって、前記通信装置が獲得したTXOP(Transmission Opportunity)の少なくとも一部である第一の期間を無線ネットワークに参加する少なくとも一つの第一の通信装置が使用して、通信することを指示するIEEE802.11シリーズ規格に準拠した第一Trigger frameを送信する第一の送信手段と、
前記第一の期間において通信するべきデータの通信が終了した場合、前記獲得したTXOPの少なくとも一部である第二の期間を前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置が新たに使用して通信することを指示する第二Trigger frameを送信する第二の送信手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
通信装置であって、
前記通信装置が獲得したTXOP(Transmission Opportunity)の少なくとも一部である第一の期間を無線ネットワークに参加する少なくとも一つの第一の通信装置が使用して、通信することを指示するIEEE802.11シリーズ規格に準拠した第一Trigger frameを送信する第一の送信手段と、
前記第一の期間において通信するべきデータの通信が終了した場合、前記獲得したTXOPの少なくとも一部である第二の期間を前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置が新たに使用して通信することを指示する第二Trigger frameを送信する第二の送信手段と、を有することを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第一の期間において通信するべきデータの通信を終了したと判断する判断手段をさらに有し、
前記第二の送信手段は前記判断手段で前記終了をしたと判断すると、前記第二Trigger frameを送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記判断手段は、前記第一の通信装置からTXOPの使用を終了することを示すフレームを受信することで、前記終了をしたと判断することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記フレームは、QoS Nullフレームであることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
【請求項5】
前記判断手段は、所定期間、前記第一の通信装置から所定のフレームを受信しないことで、前記終了をしたと判断することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項6】
前記Trigger frameはMU-RTS TXS Trigger frameであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
前記通信装置はネットワークを形成するアクセスポイントであることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項8】
前記第一の期間は前記第一の通信装置と異なる第三の通信装置と前記第一の通信装置とがTXOPを共有する期間であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項9】
前記第二の期間は前記第一の通信装置と異なる第三の通信装置と前記通信装置とがTXOPを共有する期間であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項10】
前記第二の期間の終了時間は、前記第一の期間の終了時間と同じ、もしくは前記第一の期間の終了時間より前となるように設定されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信における運用パラメータの送受信に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、通信されるデータ量の増加に伴い、無線LAN(Local Area Network)等の通信技術の開発が進められている。無線LANの主要な通信規格として、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11規格シリーズが知られている。IEEE802.11規格シリーズには、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax等の規格が含まれる。例えばIEEE802.11axでは、OFDMA(直交周波数多元接続)を用いて、最大9.6ギガビット毎秒(Gbps)という高いピークスループットに加え、混雑状況下での通信速度を向上させる技術が規格化されている(特許文献1参照)。尚、OFDMAは、Orthogonal frequency-division multiple accessの略である。
【0003】
さらなるスループット向上や周波数利用効率の改善、通信レイテンシ改善を目指した後継規格として、IEEE802.11beと呼ばれるtask groupが発足した。IEEE802.11be規格では、例えば1台のAP(Access Point)が異なる複数の周波数チャネルを介して1台のSTA(Station)と複数のリンクを確立し、並行して通信を行うMulti-Link通信が検討されている。
【0004】
またIEEE802.11beでは、Trigger frameを用いて、APが確保したTXOPの一部をネットワークに参加しているSTAと共有するTriggered TXOP sharingが提案されている。ここでTXOPは、Transmission Oppotunityの略である。APが獲得したTXOPを、APが指定したSTAと共有し、共有されたTXOPの間は指定外のSTAに対してフレームの送信を禁止することで無駄な送信フレーム衝突を避け、効率よく通信を実行することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-50133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のようにIEEE802.11beでは、APが獲得したTXOPを指定したSTAと共有することで通信効率の向上を実現するTriggered TXOP sharingと呼ばれる方法が検討されている。しかし、共有されたTXOPが終了する前にAPおよびTXOPを共有するSTA間の通信が終了する可能性等があり、共有されたTXOPを有効に利用できず通信効率を損ねる虞があった。
【0007】
そこで本発明は、通信効率を損ねることなく、TXOPを共有して通信を実行可能な方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
通信装置であって、前記通信装置が獲得したTXOP(Transmission Opportunity)の少なくとも一部である第一の期間を無線ネットワークに参加する少なくとも一つの第一の通信装置が使用して、通信することを指示するIEEE802.11シリーズ規格に準拠した第一Trigger frameを送信する第一の送信手段と、
前記第一の期間において通信するべきデータの通信が終了した場合、前記獲得したTXOPの少なくとも一部である第二の期間を前記第一の通信装置とは異なる第二の通信装置が新たに使用して通信することを指示する第二Trigger frameを送信する第二の送信手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、通信効率を損ねることなく、TXOPを共有して通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態による無線通信システムの構成例を示す図。
実施形態による通信装置のハードウェア構成を示す図。
実施形態による通信装置の機能構成例を示す図。
第1の実施例のシーケンス図を示す図。
第1の実施例におけるAPの動作を説明するフローチャート図。
第2の実施例のシーケンス図を示す図。
第2の実施例におけるAPの動作を説明するフローチャート図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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