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公開番号2024058153
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165310
出願日2022-10-14
発明の名称情報処理装置、制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/12 20060101AFI20240418BHJP(計算;計数)
要約【課題】 本願明細書に記載のアプリケーションは、拡張アプリケーションが表示する印刷設定画面において、1つの印刷ジョブに対して設定することができない組合せの設定値で印刷設定画面の表示がなされてしまうことを抑制することを目的とする。
【解決手段】 本願に記載のアプリケーションは、情報処理装置が提供する標準プリンタドライバと紐づけて記憶される印刷設定アプリケーションであって、印刷設定画面を介して設定された印刷設定を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した印刷設定に禁則情報に一致する設定値の組合せが含まれているかを判定する判定手段と、前記判定により前記禁則情報に一致する設定値が含まれていると判定された場合、前記禁則情報に一致する設定値の少なくとも1つを他の設定値に変更する変更手段と、前記変更後の設定値に基づき、他の印刷設定画面を前記情報処理装置に表示させる制御手段と、を有することを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置にインストールされ、前記情報処理装置が提供する標準プリンタドライバと紐づけて記憶される印刷設定アプリケーションであって、
前記情報処理装置のオペレーティングシステムからの通知に基づき、印刷設定画面を介して設定された印刷設定を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得した印刷設定に禁則情報に一致する設定値の組合せが含まれているかを判定する判定工程と、
前記判定により前記禁則情報に一致する設定値が含まれていると判定された場合、前記禁則情報に一致する設定値の少なくとも1つを他の設定値に変更する変更工程と、
変更後の前記設定値に基づき、他の印刷設定画面を前記情報処理装置に表示させる制御工程と、を有することを特徴とするアプリケーション。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記禁則情報は一つの印刷データに対して設定することができない複数の設定値の組合せを示すことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項3】
前記禁則情報は、印刷装置から取得された情報に基づき特定された情報であることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項4】
前記判定工程は、前記他の印刷設定画面を介して設定された複数の設定値に前記禁則情報に一致する設定値が含まれているかを判定し、
前記制御工程は、前記他の印刷設定画面を介して設定された複数の設定値に前記禁則情報に一致する設定値が含まれている場合、前記禁則情報に一致する設定値の少なくとも1つの値を変更することを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項5】
前記制御工程は、前記他の印刷設定画面を介して設定された複数の設定値に前記禁則情報に一致する設定値が含まれている場合、値を変更した設定項目を通知することを特徴とする請求項4に記載のアプリケーション。
【請求項6】
前記標準プリンタドライバは、複数のベンダのプリンタに対応するプリンタドライバであることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項7】
前記禁則情報は、用紙端まで画像を印刷するフチなし印刷機能に関する禁則情報であることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項8】
前記判定工程は、前記印刷設定に他の禁則情報に一致する設定値の組合せが含まれるかを判定し、
前記他の禁則情報は、予め前記印刷設定アプリケーションに設定された情報であることを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション。
【請求項9】
情報処理装置のオペレーティングシステムが提供する標準プリンタドライバに紐づけて印刷設定アプリケーションがインストールされた情報処理装置であって、
前記情報処理装置のオペレーティングシステムからの通知に基づき、印刷設定画面を介して設定された印刷設定を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した印刷設定に禁則情報に一致する設定値の組合せが含まれているかを判定する判定手段と、
前記判定により前記禁則情報に一致する設定値が含まれていると判定された場合、前記禁則情報に一致する設定値の少なくとも1つを他の設定値に変更する変更手段と、
変更後の前記設定値に基づき、他の印刷設定画面を前記情報処理装置に表示させる制御手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
情報処理装置のオペレーティングシステムが提供する標準プリンタドライバに紐づけて印刷設定アプリケーションがインストールされた情報処理装置の制御方法であって、
前記情報処理装置のオペレーティングシステムからの通知に基づき、印刷設定画面を介して設定された印刷設定を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得した印刷設定に禁則情報に一致する設定値の組合せが含まれているかを判定する判定工程と、
前記判定により前記禁則情報に一致する設定値が含まれていると判定された場合、前記禁則情報に一致する設定値の少なくとも1つを他の設定値に変更する変更工程と、
変更後の前記設定値に基づき、他の印刷設定画面を前記情報処理装置に表示させる制御工程と、を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
印刷装置の制御用ソフトウェアとしてホストコンピュータにインストールされたプリンタドライバを利用し、ホストコンピュータに接続された印刷装置に対して印刷指示を行う構成が知られている。ホストコンピュータには、基本ソフトウェアであるオペレーティングシステム(OS)がインストールされており、プリンタドライバはそのOSの規定する仕様に従って構成され、OSから呼び出されて動作する。印刷装置を提供するベンダは、OSの仕様に適合するプリンタドライバを提供することにより、そのOSを用いて印刷装置に印刷を指示する手段を提供することができる。
【0003】
近年、Windows(登録商標)において、複数のベンダの提供する印刷装置で共通して利用可能な標準的なクラスドライバ(以下、「標準ドライバ」とも呼ぶ)が提供されている。このような標準ドライバは、OSのパッケージの中に同梱されており、ホストコンピュータに任意の印刷装置を接続することにより簡易に利用可能となる。よって、印刷装置に適した機種固有のプリンタドライバを別途インストールする必要が無く、利便性が高い。また、標準ドライバは、接続した印刷装置から取得した情報に基づき生成されたPrintCapabilitiesに応じて印刷機能を指定可能に構成される。これにより、標準ドライバを利用するユーザは、1つの標準ドライバを利用しているにも関わらず、接続した印刷装置の能力に応じた印刷機能を指定することができる。
【0004】
標準ドライバには機能拡張用のアプリケーション(以下、「拡張アプリケーション」とも呼ぶ)を関連付けることができる。拡張アプリケーションは、印刷装置を提供するベンダが提供することができる。拡張アプリケーションは標準ドライバが生成したPDCを編集することにより、標準ドライバのみでは実現できない機能(拡張機能)を提供することができる。特許文献1には、拡張アプリケーションにより、スタンプ機能等の機能を拡張する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-74906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の拡張アプリケーションは、スプールファイルを編集することができる。拡張アプリケーションは、スプールファイルを編集することで、割り付け印刷機能を実現することができる。拡張アプリケーションは情報処理装置にインストールされたアプリケーションやOSが表示する印刷設定画面におけるユーザ操作に基づき呼び出され、拡張印刷設定画面を表示する。このとき、アプリケーションやOSが表示する印刷設定画面を介して設定された印刷設定に、印刷装置が1つの印刷ジョブに対して実行することができない設定値の組合せが設定されていることが考えられる。そのような設定がなされたままであると、拡張印刷設定画面において、本来は設定することができない組合せの設定値を表示することとなってしまう。
【0007】
上記の課題を鑑み、本願明細書に記載のアプリケーションは、拡張アプリケーションが表示する印刷設定画面において、1つの印刷ジョブに対して設定することができない組合せの設定値で印刷設定画面の表示がなされてしまうことを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本願に記載のアプリケーションは、情報処理装置にインストールされ、前記情報処理装置が提供する標準プリンタドライバと紐づけて記憶される印刷設定アプリケーションであって、前記情報処理装置のオペレーティングシステムからの通知に基づき、印刷設定画面を介して設定された印刷設定を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した印刷設定に禁則情報に一致する設定値の組合せが含まれているかを判定する判定手段と、前記判定により前記禁則情報に一致する設定値が含まれていると判定された場合、前記禁則情報に一致する設定値の少なくとも1つを他の設定値に変更する変更手段と、前記変更後の設定値に基づき、他の印刷設定画面を前記情報処理装置に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明により、拡張アプリケーションが表示する印刷設定画面において、1つの印刷ジョブに対して設定することができない組合せの設定値で印刷設定画面の表示がなされてしまうことを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態における印刷システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態における印刷システムの構成の一例を示す図である。
本実施形態における印刷設定画面拡張ユニットが表示する画面の一例を示す図である。
本実施形態における禁則情報取得と編集の処理を示すフローチャートである。
本実施形態におけるモデル種別判断処理のフローチャートである。
本実施形態におけるコンフリクトリスト生成処理のフローチャートである。
本実施形態において、インクジェット方式の印刷装置から取得したmedia-col-databaseの一例を示す図である。
本実施形態において、インクジェット方式の印刷装置のコンフリクトリストの一例を示す図である。
本実施形態における印刷設定画面起動時のコンフリクト処理のフローチャートである。
本実施形態において、印刷装置がインクジェットプリンタである場合の印刷設定画面起動時のコンフリクト処理のフローチャートである。
本実施形態において、印刷装置がレーザービームプリンタである場合の印刷設定画面起動時のコンフリクト処理のフローチャートである。
本実施形態において、印刷装置がインクジェットプリンタである場合の、PDC禁則情報編集のフローチャートである。
本実施形態において、印刷装置がレーザービームプリンタである場合の、PDC禁則情報編集のフローチャートである。
本実施形態において、印刷装置がインクジェットプリンタである場合に、印刷データ生成ソフトウェアが生成するPDCの一例を示す図である。
本実施形態において、印刷装置がインクジェットプリンタである場合に、拡張アプリケーションが生成するPDCの一例を示す図である。
本実施形態において、印刷装置がレーザービームプリンタである場合に、印刷データ生成ソフトウェアが生成するPDCの一例を示す図である。
本実施形態において、印刷装置がレーザービームプリンタである場合に、拡張アプリケーションが生成するPDCの一例を示す図である。
本実施形態において、描画アプリの表示する画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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