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公開番号2024042200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2022146755
出願日2022-09-15
発明の名称留め具、留め付け構造、及び、自動車内装用アクセサリー
出願人株式会社ニフコ
代理人個人
主分類F16B 19/00 20060101AFI20240321BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】留め付け対象から留め具を抜去するために必要な力を大きく設定しても、留め具を回転操作して留め付け対象との係合を解除するために必要な力を過大としないようにする。
【解決手段】留め付け対象2に形成された受入部19への胴部5の導入を前記胴部5の一部となる弾性腕部6の前記胴部5の中心側への弾性変形によって許容すると共に、前記導入の完了位置での前記弾性腕部6の弾性復帰により前記受入部19の側壁に形成された係合穴20に前記弾性腕部6の一部を入り込ませて前記留め付け対象2に留め付けられる留め具1である。前記弾性腕部6は、前記胴部5の中心軸x1を周回する方向に沿うように形成されると共に、前記弾性腕部6の基部6bと自由端6aとの間に前記係合穴20に係合される係合突部15を形成させてなる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
頭部と胴部とを有し、留め付け対象に形成された受入部への前記胴部の導入を前記胴部の一部となる弾性腕部の前記胴部の中心側への弾性変形によって許容すると共に、前記導入の完了位置での前記弾性腕部の弾性復帰により前記受入部の側壁に形成された係合穴に前記弾性腕部の一部を入り込ませて前記留め付け対象に留め付けられる留め具であって、
前記弾性腕部は、前記胴部の中心軸を周回する方向に沿うように形成されると共に、前記弾性腕部の基部と自由端との間に前記係合穴に係合される係合突部を形成させてなる、留め具。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記胴部に、前記中心軸を周回する方向において間隔を開けて二以上の前記弾性腕部を形成させると共に、前記周回する方向において隣り合う前記弾性腕部の一方の自由端に隣り合う前記弾性腕部の他方の基部が隣接するようにしてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項3】
前記胴部に、前記胴部を前記受入部から抜去する向きの力の作用時に、前記弾性腕部に当接して前記弾性腕部の弾性変形を阻止する規制部を備えさせてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項4】
前記胴部は、前記頭部との間に前記弾性腕部を位置させる底部を有し、この底部に前記規制部を備えさせてなる、請求項3に記載の留め具。
【請求項5】
前記係合突部は、前記弾性腕部の前記基部側に近づくに連れて前記係合突部の高さを漸減させる側部傾斜面を備えてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項6】
前記係合突部は、前記頭部から離れるに連れて前記係合突部の高さを漸減させる下部傾斜面を備えてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項7】
前記頭部と前記胴部とに亘る紐状体の通し穴を備えてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項8】
前記頭部に摘まみ部を備えてなる、請求項1に記載の留め具。
【請求項9】
請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の前記留め具と、前記留め具の前記胴部の前記受入部を備えた前記留め付け対象とからなると共に、
前記受入部の内径を前記受入部の奥に近づくに連れて漸減するように構成してなる、留め付け構造。
【請求項10】
請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の前記留め具と、前記留め具の前記胴部の前記受入部を備えた前記留め付け対象とからなると共に、
前記留め付け対象を前記受入部の入り口となる開放された筒一端と筒他端との間の筒側部に前記係合穴を備えた筒状体としてなる、自動車内装用アクセサリー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、留め付け対象に形成された受入部への導入を弾性変形によって許容すると共に、前記導入の完了位置での弾性復帰により前記留め付け対象に留め付けられる構成を備えた留め具、これを含んで構成される留め付け構造、および、自動車内装用アクセサリーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
グロメットとピンとから構成され、ピンの脚部のグロメット内への導入を脚部に設けた爪の弾性変形により許容すると共に、導入の完了位置での爪の弾性復帰によりグルメットの開口部に爪を入り込ませてピンをグロメットに留め付けるようにしたものとして、特許文献1に示されるものがある。
【0003】
特許文献1のものでは、爪はピンの中心軸に沿うように形成され、ピンの先端側に基部を持ち、ピンの頭部側に自由端を位置させている。
【0004】
特許文献1のものでは、ピンをグロメットに留め付けた状態からピンを回転させると、爪の側部が開口部の開口縁に当接し、爪が内向きに弾性変形されて開口部から抜け出し、これによりピンとグロメットとの留め付け状態が解除されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4375695号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記特許文献1のものにあっては、ピンとグロメットとの留め付け状態はグロメットからのピンの抜去に必要な力を大きく設定することで向上される。しかし、特許文献1のものではかかる抜去に必要な力を大きく設定すればするほど、前記留め付けの解除のためにピンを回転操作させるときの抵抗力も大きくさせてしまう。
【0007】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の留め具、および、これを含んで構成される留め付け構造、ならびに、これらを利用して構成される自動車内装用アクセサリーにおいて、留め付け対象の受入部から留め具を抜去するために必要な力を大きく設定しても、留め具を回転操作して留め付け対象との係合を解除するために必要な力を過大としないようにする、ことにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を達成するために、この発明にあっては、第一の観点から、留め具を、頭部と胴部とを有し、留め付け対象に形成された受入部への前記胴部の導入を前記胴部の一部となる弾性腕部の前記胴部の中心側への弾性変形によって許容すると共に、前記導入の完了位置での前記弾性腕部の弾性復帰により前記受入部の側壁に形成された係合穴に前記弾性腕部の一部を入り込ませて前記留め付け対象に留め付けられる留め具であって、
前記弾性腕部は、前記胴部の中心軸を周回する方向に沿うように形成されると共に、前記弾性腕部の基部と自由端との間に前記係合穴に係合される係合突部を形成させてなる、ものとした。
【0009】
前記弾性腕部は、前記胴部の中心軸を周回する方向に沿うように形成されていることから、留め具が留め付け対象に留め付けられた状態から、留め具に対し胴部を受入部から抜去する向きの力が作用された場合、弾性腕部は前記中心軸に近づく向きに変形し難く、係合突部が係合穴に引っかかって留め具の抜去は阻止される。
一方、留め具が留め付け対象に留め付けられた状態から、留め具に対し前記中心軸を中心として弾性腕部の基部を回転先側とする向きのトルクが作用された場合、係合突部と係合穴の穴縁とが摺接して弾性腕部は前記中心軸に近づく向きに弾性変形され易い。これにより、留め具が留め付け対象に留め付けられた状態を、留め具のこれを構成する弾性腕部の基部側を回転先側とした回転操作によって容易に解除することができる。
【0010】
前記胴部に、前記中心軸を周回する方向において間隔を開けて二以上の前記弾性腕部を形成させると共に、前記周回する方向において隣り合う前記弾性腕部の一方の自由端に隣り合う前記弾性腕部の他方の基部が隣接するようにしておくことが、この発明の態様の一つとされる。
(【0011】以降は省略されています)

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