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公開番号2024057540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164357
出願日2022-10-12
発明の名称グロメット及びグロメット取付構造
出願人株式会社ニフコ,株式会社SUBARU
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02G 3/22 20060101AFI20240417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ワイヤーハーネスを挟持した状態で取付パネルの取付孔に取り付けられるグロメットにおいて、ヒンジ部の破損を抑制する。
【解決手段】グロメットは、ワイヤーハーネスを挟持する一対の挟持体と、前記一対の挟持体を開閉可能に連結するヒンジ部と前記一対の挟持体に設けられ、前記一対の挟持体に挟持された前記ワイヤーハーネス及び前記ヒンジ部を取付パネルに形成された取付孔に挿入した状態で、前記取付孔と係合する係合部と、を備える。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤーハーネスを挟持する一対の挟持体と、
前記一対の挟持体を開閉可能に連結するヒンジ部と、
前記一対の挟持体に設けられ、前記一対の挟持体に挟持された前記ワイヤーハーネス及び前記ヒンジ部を取付パネルに形成された取付孔に挿入した状態で、前記取付孔と係合する係合部と、
を備えるグロメット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ヒンジ部は、一方の前記挟持体が有する軸部と、他方の前記挟持体が有し、前記軸部を受ける軸受け部と、を含んで構成される、請求項1に記載のグロメット。
【請求項3】
前記一方の挟持体と前記軸部とが一体であり、
前記他方の挟持体と前記軸受け部とが一体である、請求項2に記載のグロメット。
【請求項4】
前記一方の挟持体は、板部と、前記板部の両板面から厚み方向に突出する一対の前記軸部と、備えており、
前記他方の挟持体は、前記板部の前記厚み方向両側に配置され、前記一対の軸部を受ける一対の前記軸受け部を備えており、
前記一対の挟持体の前記取付孔への挿入方向側の端部において、前記板部の外周面の少なくとも一部が前記軸受け部の外周面と同じ位置又は張り出した位置にある、請求項2又は請求項3に記載のグロメット。
【請求項5】
前記一方の挟持体は、板部と、前記板部の両板面から厚み方向に突出する一対の前記軸部と、備えており、
前記他方の挟持体は、前記板部の前記厚み方向両側に配置され、前記一対の軸部を受ける一対の前記軸受け部を備えており、
前記一対の挟持体の前記取付孔への挿入方向側の端部において、前記一対の軸受け部の縁部同士が連結部で連結されている、請求項2又は請求項3に記載のグロメット。
【請求項6】
前記挟持体と前記係合部とが一体であり、
前記係合部は、前記取付孔の縁部に弾性的に係合される、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のグロメット。
【請求項7】
前記一対の挟持体には、前記一対の挟持体を前記取付孔に挿入した状態で前記取付孔の縁部を挟んで前記係合部と反対側に前記取付孔の縁部に当接される挿入止め部が設けられている、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のグロメット。
【請求項8】
前記一対の挟持体は、閉じた状態で前記ワイヤーハーネスを収容して保持する保持部を備える、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のグロメット。
【請求項9】
前記保持部は、前記一対の挟持体を前記取付孔に挿入した状態で前記取付孔を挿通している、請求項8に記載のグロメット。
【請求項10】
前記保持部の長手方向は、前記一対の挟持体を前記取付孔に挿入した状態において、前記取付孔の孔軸方向に対して傾斜している、請求項9に記載のグロメット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、グロメット及びグロメット取付構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ワイヤーハーネスを挟持体で挟み込んで、パネル部材の貫通孔に取り付けるグロメットが開示されている。このグロメットには、挟持体を接続するヒンジ部に、ヒンジ部を保護するヒンジカバーを設けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-120540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に開示されたグロメットでは、ヒンジカバーが破損した場合、ヒンジ部が露出する懸念がある。ヒンジ部が露出した場合、ヒンジ部に自動車走行時における飛び石が当たり、ヒンジ部が破損する虞がある。
【0005】
本開示は上記事実を考慮し、ワイヤーハーネスを挟持した状態で取付パネルの取付孔に取り付けられるグロメットにおいて、ヒンジ部の破損を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1態様のグロメットは、ワイヤーハーネスを挟持する一対の挟持体と、前記一対の挟持体を開閉可能に連結するヒンジ部と、前記一対の挟持体に設けられ、前記一対の挟持体に挟持された前記ワイヤーハーネス及び前記ヒンジ部を取付パネルに形成された取付孔に挿入した状態で、前記取付孔と係合する係合部と、を備える。
【0007】
第1態様のグロメットでは、第1態様のグロメットは、一対の挟持体に挟持されたワイヤーハーネスとヒンジ部が取付孔へ挿入された状態で、係合部が取付孔に係合することによって、取付パネルに取付けられる。このように上記グロメットを取付パネルに取付けた状態では、ヒンジ部が取付パネルの裏面側に位置する。したがって、第1態様のグロメットによれば、従来構造のように、ヒンジ部が取付パネルの表面側に位置するものと比べて、外力によるヒンジ部の破損を抑制することができる。
【0008】
本開示の第2態様のグロメットは、第1態様のグロメットにおいて、前記ヒンジ部は、一方の前記挟持体が有する軸部と、他方の前記挟持体が有し、前記軸部を受ける軸受け部と、を含んで構成される。
【0009】
従来構造では、一対の挟持体を連結するヒンジ部が弾性変形することで一対の挟持体を開閉するため、ヒンジ部が弾性変形しやすい樹脂材料で形成されている。このような樹脂材料でヒンジ部を形成した場合、開閉の繰り返しによりヒンジ部が破損する虞がある。これに対し第2態様のグロメットでは、ヒンジ部が一方の挟持体が有する軸部と他方の挟持体が有する軸受け部とによって構成されており、一方の挟持体の軸部を他方の挟持体の軸受け部に受けさせることで一対の挟持体が開閉可能に連結されている。このため、上記グロメットでは、従来構造と比べて、一対の挟持体を繰り返し開閉しても、ヒンジ部の破損を抑制することができる。
【0010】
本開示の第3態様のグロメットは、第2態様のグロメットにおいて、前記一方の挟持体と前記軸部とが一体であり、前記他方の挟持体と前記軸受け部とが一体である。
(【0011】以降は省略されています)

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