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公開番号2024041830
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2024000015,2022062708
出願日2024-01-04,2018-01-05
発明の名称mTOR阻害剤の無水組成物およびその使用方法
出願人パルヴェラ セラピューティクス、インク.
代理人個人
主分類A61K 31/436 20060101AFI20240319BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】mTOR阻害剤の局所送達のための無水組成物および方法を提供する。
【解決手段】一実施形態において、無水組成物は、1またはそれ以上のmTOR阻害剤、1またはそれ以上の溶媒、1またはそれ以上のゲル化剤、および1またはそれ以上の抗酸化剤を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
それを必要とする対象においてその静脈奇形を治療するための局所用無水ゲル組成物であって、前記局所用無水ゲル組成物は、
前記組成物の総重量に基づく、2.5重量%~約4.5重量%のラパマイシンまたはその薬学的に許容される塩と、
前記組成物の総重量に基づく、約80重量%~約97重量%の溶媒であって、前記溶媒は、前記組成物の総重量に基づく、約1重量%~約30重量%のアジピン酸ジイソプロピル、前記組成物の総重量に基づく、約1重量%~約30重量%のグリセロール、前記組成物の総重量に基づく、約40重量%~約60重量%のポリエチレングリコール、および組成物の総重量に基づく、約1重量%~約30重量%のイソプロピルアルコールである、前記溶媒と、
前記組成物の総重量に基づく、約0.1重量%~約5重量%のゲル化剤と、
前記組成物の総重量に基づく、約0.001重量%~約1重量%の抗酸化剤と、
選択的に追加の薬学的に許容される賦形剤と、
を含み、
前記組成物の総重量は100重量%であって、
前記無水ゲル組成物は約4~約8のpHを有する、局所用無水ゲル組成物。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1記載の局所用無水ゲル組成物において、前記ゲル化剤は、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボマー981、カルボマー934P、グリセリルトリス12-ヒドロキシステアレート、ヒドロキシステアリン、プロピレンカーボネート、ポリビニルピロリジン、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される、局所用無水ゲル組成物。
【請求項3】
請求項1記載の局所用無水ゲル組成物において、前記抗酸化剤は、アスコルビルパルミテート、プロピルガレート、α-トコフェロール、およびそれらの組み合わせから成る群から選択される、局所用無水ゲル組成物。
【請求項4】
請求項1記載の局所用無水ゲル組成物において、前記組成物は、高分子界面活性剤、保湿剤、冷却剤、レオロジー調整剤、防腐剤、およびそれらの組み合わせをさらに含む、局所用無水ゲル組成物。
【請求項5】
請求項1記載の局所用無水ゲル組成物において、前記組成物は、シス-レチノイン酸、トランス-レチノイン酸、レチノール、レチニルエステル、およびそれらの組み合わせから成る群から選択されるスキンケア剤をさらに含む、局所用無水ゲル組成物。
【請求項6】
請求項1記載の局所用無水ゲル組成物において、前記組成物は、
前記組成物の約3重量%~約4.5重量%のラパマイシンと、
前記組成物の約40重量%~約60重量%のポリエチレングリコールと、
前記組成物の約15重量%のイソプロピルアルコールと、
前記組成物の約15重量%のアジピン酸ジイソプロピルと、
前記組成物の約10重量%のグリセロールと、
前記組成物の約0.1重量%~約1重量%のゲル化剤と、
前記組成物の約0.001重量%~約0.1重量%の抗酸化剤と、
を含み、
前記追加の薬学的に許容される賦形剤は緩衝剤である、局所用無水ゲル組成物。
【請求項7】
請求項6記載の局所用無水ゲル組成物において、前記組成物は、
前記組成物の約3.9重量%のラパマイシンと、
前記組成物の約15重量%のイソプロピルアルコールと、
前記組成物の約55.3重量%のポリエチレングリコールと、
前記組成物の約15重量%のアジピン酸ジイソプロピルと、
前記組成物の約10重量%のグリセロールと、
前記ゲル化剤がヒドロキシプロピルセルロースであり、
前記抗酸化剤がプロピルガレート、アスコルビルパルミテート、およびα-トコフェロールから選択され、
緩衝剤と、
を含む、局所用無水ゲル組成物。
【請求項8】
請求項7記載の局所用無水ゲル組成物において、前記無水ゲル組成物は、
前記組成物の約3.9重量%のラパマイシンと、
前記組成物の約15重量%のイソプロピルアルコールと、
前記組成物の約55.3重量%のポリエチレングリコールと、
前記組成物の約15重量%のアジピン酸ジイソプロピルと、
前記組成物の約10重量%のグリセロールと、
前記組成物の約0.75重量%のヒドロキシプロピルセルロースと、
前記組成物の約0.05重量%のプロピルガレートと、
前記組成物の約0.02重量%のアスコルビルパルミテートと、
前記組成物の約0.002重量%のα-トコフェロールと、
緩衝剤と、
を含む、局所用無水ゲル組成物。
【請求項9】
請求項1記載の局所用無水ゲル組成物において、前記組成物は約4.5~約6のpHを有する、局所用無水ゲル組成物。
【請求項10】
請求項1記載の局所用無水ゲル組成物において、前記組成物は約5000cP~約20,000cPの粘度を有する、局所用無水ゲル組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本出願は、「mTOR阻害剤の無水組成物およびその使用方法」と題する2017年1月6日に出願された米国仮特許出願第62/443,117号の優先権を主張し、これはこの参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,600 文字)【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
mTOR阻害剤の局所送達のための組成物および方法が本明細書に開示される。一実施形態において、無水組成物は、有効量の1つ以上のmTOR阻害剤と、1つ以上の溶媒と、1つ以上のゲル化剤と、1つ以上の抗酸化剤とを含む。いくつかの実施形態では、前記mTOR阻害剤は全組成物の約0.1重量%~約20重量%で存在する。いくつかの実施形態において、前記溶媒は全組成物の約1重量%~約99.9重量%で存在する。いくつかの実施形態において、前記ゲル化剤は全組成物の約0.1重量%~約5重量%で存在する。いくつかの実施形態では、前記抗酸化剤は全組成物の約0.001重量%~約1重量%で存在する。
【0003】
さらなる実施形態では、それを必要とする対象において皮膚疾患を治療する方法は、有効量の1つ以上のmTOR阻害剤と、1つ以上の溶媒と、1つ以上のゲル化剤と、1つ以上の抗酸化剤とを含む有効量の無水組成物を局所投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、前記mTOR阻害剤は全組成物の約0.1重量%~約20重量%で存在する。いくつかの実施形態において、前記溶媒は全組成物の約1重量%~約99.9重量%で存在する。いくつかの実施形態において、前記ゲル化剤は全組成物の約0.1重量%~約5重量%で存在する。いくつかの実施形態では、前記抗酸化剤は全組成物の約0.001重量%~約1重量%で存在する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
図1は、ラパマイシン組成物(O3、NA21、NA22、NA23、NA17、NA19、NA25、AG14、NA26、NA24、TD201)の適用後の組織(表皮と真皮との混合)におけるラパマイシン総平均沈着量(ng)を示す。各エラーバーは、1標準偏差を用いて平均から決定した(n=5)。
図2は、ラパマイシン組成物(O3、NA21、NA22、NA23、NA17、NA19、NA25、AG14、NA26、NA24、TD201)の適用後に表皮および真皮から別々に回収されたラパマイシンの総平均量(ng)を示す。各エラーバーは、1標準偏差を用いて平均から決定した(n=5)。
図3は、ラパマイシン組成物(NA22、NA28、NA33、NA34、O11、TD201)の適用後の組織(表皮と真皮との混合)におけるラパマイシンの総平均沈着量(ng)を示す。各エラーバーは、1標準偏差を用いて平均から決定した(n=5)。
図4は、ラパマイシン組成物(NA22、NA28、NA33、NA34、O11、TD201)の適用後に表皮および真皮から別々に回収されたラパマイシンの総平均量(ng)を示す。各エラーバーは、1標準偏差を用いて平均から決定した(n=5)。
【発明を実施するための形態】
【0005】
ある範囲の値が提供される場合、その範囲の上限と下限との間のそれぞれの位置する値と、その記載された範囲内の他の記載または位置する値とが本開示内に包含されることが意図される。例えば、1μm~8μmの範囲が記載されている場合、2μm、3μm、4μm、5μm、6μm、および7μmも明示的に開示されることが意図され、1μm以上の値の範囲、および8μm以下の値の範囲も同様に明示的に開示される。
【0006】
本出願および特許請求の範囲で使用されるように、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈が明らかにそうではないと指示しない限り複数形を含む。さらに、「含む」という用語は「有する」を意味する。
【0007】
本明細書で使用されるとおり、すべての特許請求された数値用語は、「約」という用語が先行するものとして読まれるべきであり、それが使用されている数の数値のプラスマイナス10%を意味する。したがって、「50%」に対する特許請求は、「約50%」を意味し、45%~55%の範囲を包含する。
【0008】
「患者」および「対象」という用語は互換的であり、本発明の化合物で治療することができるあらゆる生物を意味すると解釈することができる。そのように、「患者」および「対象」という用語は、これらに限定されるものではないが、任意の非ヒト哺乳動物、霊長類、またはヒトを含み得る。いくつかの実施形態では、前記「患者」または「対象」は、マウス、ラット、他のげっ歯類、ウサギ、イヌ、ネコ、ブタ、ウシ、ヒツジ、ウマ、霊長類、またはヒトなどの哺乳動物である。いくつかの実施形態では、前記患者または対象は成人、子供、または乳児である。いくつかの実施形態では、前記患者または対象はヒトである。
【0009】
mTOR阻害剤と組み合わせて使用される場合の「投与する」とは、mTOR阻害剤が患者に投与されることを意味し、これによってmTOR阻害剤はそれが標的とする組織に積極的に影響を与える。本明細書に記載のmTOR阻害剤は、単独でまたは他の薬学的に活性な薬剤と組み合わせて(同時にまたは連続的に)投与することができる。例えば、mTOR阻害剤は、他の抗癌剤もしくは抗新生物剤と組み合わせて、または皮膚疾患を治療するための他の療法と組み合わせて投与することができる。いくつかの実施形態において、本明細書に記載のmTOR阻害剤はまた、他の治療薬と組み合わせて(すなわち、混合組成物として、または別々の組成物として)投与され得る。
【0010】
組成物の「有効量」は、所望の効果を達成するために、すなわち患者の望ましくない状態、疾患または症状を緩和、予防、または改善するために計算された所定量である。本方法によって企図される活性は、必要に応じて、治療的処置および/または予防的処置の両方を含み得る。治療的および/または予防的効果を得るために本発明に従って投与される薬剤の具体的な用量は、もちろん、例えば、投与される化合物、投与経路、および治療される疾患を含む、症例を取り巻く特定の状況によって決定される。投与される有効量は、治療される症状、投与される化合物の選択、および選択された投与経路を含む関連する状況を考慮して医師によって決定され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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