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公開番号2024041324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146068
出願日2022-09-14
発明の名称電線の接合方法及び電線の接合構造
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 43/02 20060101AFI20240319BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】接合させる複数の芯線同士の隙間を減少させることができて、複数の電線の各複数の芯線同士を常に均一にそれぞれ密着させることができる電線の接合方法を提供する。
【解決手段】電線の接合方法は、電線径が同じで芯線11,31の材料強度が異なる複数の電線10,30を用い、まず、複数の電線10,30のそれぞれ一部の絶縁被覆を剥がして各複数の撚られた芯線11,21を露出させ、次に、各複数の撚られた芯線11,21の撚りを解いた状態にし、次に、複数の電線10,30の径が同じで芯線11,31の材料強度が異なる複数の電線10,30の各撚りが解かれた複数のストレートの芯線11,31に超音波振動を付与して複数のストレートの芯線11,31を束状に接合する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電線のそれぞれ一部の絶縁被覆を剥がして各複数の撚られた芯線を露出させ、
前記各複数の撚られた芯線の撚りを解いた状態にし、
前記複数の電線の前記各撚りが解かれた複数の芯線を束状に接合する電線の接合方法。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
電線の径が同じで芯線の材料強度が異なる複数の電線を用い、
前記電線の径が同じで芯線の材料強度が異なる複数の電線の前記各撚りが解かれた複数の芯線に超音波振動を付与して前記複数の芯線を束状に接合する、請求項1に記載の電線の接合方法。
【請求項3】
電線の径が異なり芯線の材料強度が同じ複数の電線を用い、
前記電線の径が異なり芯線の材料強度が同じ複数の電線の前記各撚りが解かれた複数の芯線に超音波振動を付与して前記複数の芯線を束状に接合する、請求項1に記載の電線の接合方法。
【請求項4】
前記複数の電線の前記一部としての各一方の側の端末において露出して撚りが解かれた複数の芯線に超音波振動を付与して前記複数の芯線を束状に接合する、請求項1に記載の電線の接合方法。
【請求項5】
各々の一部の絶縁被覆を剥がして各複数の撚られた芯線を露出させ、かつ、前記各複数の撚られた芯線の撚りを解いてなる複数の電線を備え、
前記複数の電線の前記各撚りが解かれた複数の芯線が束状に接合されている電線の接合構造。
【請求項6】
電線の径が同じで芯線の材料強度が異なる複数の電線を備え、
前記電線の径が同じで芯線の材料強度が異なる複数の電線の前記各撚りが解かれた複数の芯線に超音波振動が付与されることで前記複数の芯線が束状に接合されている、請求項5に記載の電線の接合構造。
【請求項7】
電線の径が異なり芯線の材料強度が同じ複数の電線を備え、
前記電線の径が異なり芯線の材料強度が同じ複数の電線の前記各撚りが解かれた複数の芯線に超音波振動が付与されることで前記複数の芯線が束状に接合されている、請求項5に記の電線の接合構造。
【請求項8】
前記複数の電線の前記一部としての各一方の側の端末において露出して撚りが解かれた複数の芯線に超音波振動が付与されることで前記複数の芯線が束状に接合されている、請求項5に記載の電線の接合構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線の接合方法及び電線の接合構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
この種の電線の接合方法として、特許文献1に記載された方法がある。この特許文献1に記載された超音波接合方法は、まず、複数の電線それぞれの被覆の一部(端末)の被覆を剥がして複数の芯線を露出させる。次に、複数の芯線から成る芯線束を上下左右各一対の型間で加圧しながら保持しつつ、複数の芯線に超音波振動を付与して複数の芯線同士を超音波接合している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-149421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記従来の電線の接合方法では、芯線に加わる振動の強弱等の不均一により芯線が破断したり、芯線間の接合がほつれたりする問題点を解消するために、超音波接合する前に複数の芯線に弱い圧力を加えて芯線同士を密着させる方策を講じている。しかしながら、複数の芯線が撚り線である場合、或いは、芯線の材料が例えば銅やアルミの強度の異なるもの同士や電線径の異なるもの同士等、芯線の変形が不均一になる場合には、複数の芯線同士を常に均一に密着させることができない虞がある。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、接合させる複数の芯線同士の隙間を減少させることができて、複数の電線の各複数の芯線同士を常に均一にそれぞれ密着させることができる電線の接合方法及び電線の接合構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る電線の接合方法は、複数の電線のそれぞれ一部の絶縁被覆を剥がして各複数の撚られた芯線を露出させ、前記各複数の撚られた芯線の撚りを解いた状態にし、前記複数の電線の前記各撚りが解かれた複数の芯線を束状に接合する方法である。
【0007】
本発明の他の態様に係る電線の接合構造は、各々の一部の絶縁被覆を剥がして各複数の撚られた芯線を露出させ、かつ、前記各複数の撚られた芯線の撚りを解いてなる複数の電線を備え、前記複数の電線の前記各撚りが解かれた複数の芯線が束状に接合されているものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、接合させる複数の芯線同士の隙間を減少させることができて、複数の電線の各複数の芯線同士を常に均一にそれぞれ密着させることができる電線の接合方法及び電線の接合構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る電線の接合方法に用いられる超音波接合装置の概略図である。
(a)はアルミニウム又はアルミニウム合金製の芯線の撚りを解く前の状態を示す電線の斜視図、(b)は銅又は銅合金製の芯線の撚りを解く前の状態を示す電線の斜視図である。
(a)はアルミニウム又はアルミニウム合金製の芯線の撚りを解いた後の状態を示す電線の斜視図、(b)は銅又は銅合金製の芯線の撚りを解いた後の状態を示す電線の斜視図である。
上記電線の接合方法による電線の径が同じで芯線の材料強度が異なる4本の電線の超音波接合の状態を示す説明図である。
従来の電線の接合方法による電線の径が同じで芯線の材料強度が異なる4本の電線の超音波接合の状態を示す説明図である。
上記4本の電線の超音波接合の状態を示す側面図である。
上記4本の電線からなるワイヤハーネスの側面図である。
本発明の第2実施形態に係る電線の接合方法に用いられる超音波接合装置の概略図である。
(a)は上記第2実施形態のアルミニウム又はアルミニウム合金製の芯線の撚りを解く前の状態を示す小径の電線の斜視図、(b)は第2実施形態のアルミニウム又はアルミニウム合金製の芯線の撚りを解く前の状態を示す大径の電線の斜視図である。
(a)は第2実施形態のアルミニウム又はアルミニウム合金製の芯線の撚りを解いた後の状態を示す小径の電線の斜視図、(b)は第2実施形態のアルミニウム又はアルミニウム合金製の芯線の撚りを解いた後の状態を示す大径の電線の斜視図である。
上記第2実施形態の電線の接合方法による電線の径が異なり芯線の材料強度が同じ4本の電線の超音波接合の状態を示す説明図である。
従来の電線の接合方法による電線の径が異なり芯線の材料強度が同じ4本の電線の超音波接合の状態を示す説明図である。
上記第2実施形態の4本の電線の超音波接合の状態を示す側面図である。
上記第2実施形態の4本の電線からなるワイヤハーネスの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の実施形態に係る電線の接合方法について詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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