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公開番号2024041062
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2023147527
出願日2023-09-12
発明の名称軸受装置および機械装置
出願人NTN株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F16C 41/00 20060101AFI20240318BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】軸受装置が設備に固定された状態で、設備に対し加速度センサが確実に固定され、加速度をより正確に測定可能な軸受装置および機械装置を提供する。
【解決手段】軸受装置1は、軸受2と、加速度センサ15とを備える。軸受2は、外輪3、内輪4および転動体8を含む。加速度センサ15は軸受2の振動を検出する。外輪3および内輪4のいずれかである固定輪を含み、固定輪と一体化された固定輪一体部材に、第1嵌合要素33Aが形成される。第1嵌合要素33Aは、凹部および突起部の少なくともいずれかである。固定輪一体部材に加速度センサ15が固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外輪、内輪および転動体を含む軸受と、
前記軸受の振動を検出する加速度センサとを備え、
前記外輪および前記内輪のいずれかである固定輪を含み、前記固定輪と一体化された固定輪一体部材に、第1嵌合要素が形成され、
前記第1嵌合要素は、凹部および突起部の少なくともいずれかであり、
前記固定輪一体部材に前記加速度センサが固定される、軸受装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記外輪および前記内輪のいずれかである回転輪に固定され、N極とS極とが交互に着磁された磁気リングと、
前記磁気リングと前記軸受の径方向に対向するよう前記固定輪に固定される保持部材を構成部品として含み、コイルを収納するステータと、
前記加速度センサの出力を無線で外部に送信するワイヤレス通信回路と、
前記磁気リングと前記ステータとで構成される発電機からの出力を調整可能な電源回路と、
前記加速度センサ、前記ワイヤレス通信回路および前記電源回路を実装する回路基板とをさらに備える、請求項1に記載の軸受装置。
【請求項3】
前記ステータの一部は前記保持部材であり、前記回路基板は前記保持部材に固定される、請求項2に記載の軸受装置。
【請求項4】
前記固定輪一体部材においては前記固定輪に前記保持部材が固定されており、
前記第1嵌合要素は、前記固定輪に形成され前記保持部材を固定可能な切欠き部と、前記保持部材が前記固定輪の表面に対して軸方向の内側に切り欠かれた欠落部とから形成される前記凹部である、請求項2または3に記載の軸受装置。
【請求項5】
前記固定輪一体部材においては前記固定輪に前記保持部材が固定されており、
前記第1嵌合要素は、前記保持部材が前記固定輪の表面に対して軸方向の外側に突出した前記突起部である、請求項2または3に記載の軸受装置。
【請求項6】
前記第1嵌合要素は、前記固定輪に形成される、請求項1または2に記載の軸受装置。
【請求項7】
前記固定輪一体部材から前記第1嵌合要素としての前記突起部が突出しており、
前記突起部は、前記固定輪内から、径方向に延びるように突出している、請求項2に記載の軸受装置。
【請求項8】
前記突起部は前記保持部材から径方向に延び、
前記突起部は前記保持部材に固定され、
前記突起部は、前記固定輪に形成された切欠き部に挿入される、請求項7に記載の軸受装置。
【請求項9】
前記突起部は前記保持部材から前記固定輪を径方向に貫通し、前記固定輪の外部まで延びる、請求項7に記載の軸受装置。
【請求項10】
前記固定輪一体部材から前記第1嵌合要素としての前記突起部が突出しており、
前記突起部は、前記固定輪内から、軸方向に延びるように突出している、請求項2に記載の軸受装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、軸受装置および機械装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
装置保全のために転がり軸受の状態を監視する目的で、軸受に隣接する位置にセンサを設けた軸受装置が知られている。当該軸受装置は、発電機と、センサとを備える。なお当該軸受装置は、センサで検出されたデータを利便性高く送信する目的で、上記データを無線送信可能な構成を有してもよい。
【0003】
特開2021-63510号公報(特許文献1)に開示されるセンサユニットは、軸受装置に装着される。当該センサユニットは、円環状の支持体と、支持体の薄肉部に固定されるセンサ(加速度センサなど)とを備える。当該センサユニットは、支持体の厚肉部に、径方向と直交する軸方向に延びる位置決め穴が設けられる。加速度センサには検出軸がある。ここで検出軸はセンサにより加速度を検出すべき方向を意味するのであり、構造物としての軸が存在することを必ずしも意味しない。特開2021-63510号公報では、測定したい振動方向と加速度センサの検出軸とを合わせるため、軸受装置が固定される設備に設けられた穴と位置を合わせるために支持体に設けられた穴、および当該穴の内部に挿入されるピンが用いられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-63510号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特開2021-63510号公報のセンサユニットは、支持体の位置決め用の穴で本体と位置合わせすれば、加速度センサの周方向位相を一意に合わせることができる。しかしこの場合、センサユニットと軸受との接触力(押し付け力)が弱いと、軸受で発生する振動が減衰して加速度センサに伝わり、所望の方向(検出軸)の加速度を正確に測定できない恐れがある。
【0006】
本開示は上記の課題に鑑みなされたものである。本開示の目的は、軸受装置が設備に固定された状態で、設備に対し加速度センサが確実に固定され、加速度をより正確に測定可能な軸受装置および機械装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に従った一の軸受装置は、軸受と、加速度センサとを備える。軸受は、外輪、内輪および転動体を含む。加速度センサは軸受の振動を検出する。外輪および内輪のいずれかである固定輪を含み、固定輪と一体化された固定輪一体部材に、第1嵌合要素が形成される。第1嵌合要素は、凹部および突起部の少なくともいずれかである。固定輪一体部材に加速度センサが固定されている。
【0008】
本開示に従った一の機械装置は、上記軸受装置と、それが固定される本体とを備える。本体には、軸受装置が収納可能な空洞部が形成される。本体には、空洞部から径方向に沿って延びるように、第1嵌合要素との嵌合に寄与する第2嵌合要素が形成される。第2嵌合要素は、凹部および突起部の少なくともいずれかである。上記において、第2嵌合要素は空洞部から軸方向に沿って延びてもよい。
【0009】
本開示に従った二の機械装置は、上記軸受装置と、それが固定される本体とを備える。本体には、軸受装置が収納可能な空洞部が形成される。本体には、第1嵌合要素との嵌合に寄与する第2嵌合要素が形成された固定部材が設けられる。第2嵌合要素は、凹部および突起部の少なくともいずれかである。
【0010】
本開示に従った他の軸受装置は、軸受と、加速度センサとを備える。軸受は、外輪、内輪および転動体を含む。加速度センサは軸受の振動を検出する。外輪および内輪のいずれかである固定輪に加速度センサが固定される。固定輪に、固定部材の一部を収納し、固定部材の他の一部を突出可能な孔部が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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