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公開番号2024039864
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144555
出願日2022-09-12
発明の名称境界杭
出願人マックストン株式会社,株式会社丸治コンクリート工業所
代理人個人
主分類E02D 5/24 20060101AFI20240315BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】 必要な強度を確保しつつ、軽量化と作業性の向上を図ることができる境界杭の提供。
【解決手段】 本発明に係る境界杭は、地上に露出して境界点を示すセメントモルタル製又はコンクリート製の頭体と、地中に埋設される金属製又は合成樹脂製の脚体を備え、該脚体の上部と上記頭体の下部とを連結して成り、上記脚体は軸方向に延びる複数のパネル状部で構成することにより、上記脚体を強度確保しつつ軽量化できると共に、地中で容易に回転することができないようにする。また、複数の上記脚体を重ねてコンパクトにして運搬することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
地上に露出して境界点を示すセメントモルタル製又はコンクリート製の頭体と、地中に埋設される金属製又は合成樹脂製の脚体を備え、該脚体の上部と上記頭体の下部とを連結して成り、上記脚体は軸方向に延びる複数のパネル状部で構成したことを特徴とする境界杭。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
上記頭体の下部に上記脚体の上部を埋設することにより、上記脚体の上部と上記頭体の下部とを連結したことを特徴とする請求項1記載の境界杭。
【請求項3】
上記脚体を形鋼で構成したことを特徴とする請求項2記載の境界杭。
【請求項4】
上記形鋼の上部に連結用軸を設け、該連結用軸の自由端部を上記脚体の上部として上記頭体の下部に埋設したことを特徴とする請求項3記載の境界杭。
【請求項5】
上記脚体に抜け止め部を設けたことを特徴とする請求項1記載の境界杭。
【請求項6】
上記抜け止め部は上記脚体のパネル状部に切り込みを入れて形成した抜け止め片を折り曲げて形成したことを特徴とする請求項5記載の境界杭。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、所有地の境目や用地の境目等の境界の地盤に打ち込む境界杭に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
境界杭は、その役割上、高強度で耐候性及び耐火性に富む構造のものでなければならず、従来はコンクリート製の柱体から成るものが主流として使用されてきた。
【0003】
しかし、コンクリート製柱体から成る境界杭は、高重量であると共に、設置作業(地中への打ち込み作業や埋設作業)が煩雑となる。特に山間部等の運搬車両が入り込めない場所に設置するのは大変な重労働となる。
【0004】
他方、軽量化を図った境界杭として、合成樹脂製柱体から成る境界杭が開発されているが、合成樹脂は耐火性に乏しく、野焼きや火事などにより変形してしまい、境界杭としての役割を果たせなくなるおそれがある。
【0005】
そこで、下記特許文献1に示すように、コンクリートと合成樹脂の利点を活かした境界杭が開発されている。下記特許文献1の境界杭は、コンクリート製の角柱状の頭体と、該頭体よりも小径で合成樹脂製の円柱状又は角柱状の杭体とを連結して成る構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-221079号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
よって、上記特許文献1の境界杭にあっては、脚体を合成樹脂製にして軽量化と設置作業の簡便化を図りつつ、頭体をコンクリート製にして耐候性と耐火性を付与することができる。
【0008】
しかしながら、上記特許文献1の境界杭は、地中に埋設される脚体が頭体よりも小径の柱状であるために、地中へ打ち込み易い反面、頭体を回転させれば梃の原理で小さい力で杭体を回転させながら簡単に地中から引き抜くことができるおそれをも有している。言うまでもなく、簡単に地中から引き抜くことができれば、本来の境界杭の役割を果たすことができない。
【0009】
本発明は、上記従来の境界杭が抱える問題点を解消すると共に、必要な強度を確保しつつ、更なる軽量化と作業性の向上を図ることができる境界杭を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
要述すると、本発明に係る境界杭は、地上に露出して境界点を示すセメントモルタル製又はコンクリート製の頭体と、地中に埋設される金属製又は合成樹脂製の脚体を備え、該脚体の上部と上記頭体の下部とを連結して成り、上記脚体は軸方向に延びる複数のパネル状部で構成することにより、上記脚体を強度確保しつつ軽量化できると共に、地中で容易に回転することができないようにする。また、複数の上記脚体を重ねてコンパクトにして運搬することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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