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公開番号2024055209
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161941
出願日2022-10-06
発明の名称支柱支持構造及び支持部材
出願人株式会社タイセン工業
代理人個人
主分類E02D 27/42 20060101AFI20240411BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】種々の幅のコンクリート枠に対して対応することが可能であって、さらに、現場での取扱いや運搬、保管を容易にする工夫がなされた支柱支持構造、及びこの支柱支持構造に好適な支持部材を提供する。
【解決手段】コンクリート枠9に支柱5を立設させる支柱支持構造1Aであって、取付用パイプ3と、補強パイプ4と、一対の支持部材2,2と、を備え、一対の支持部材2,2それぞれは、上下方向に延在する棒状体21と、棒状体21の上端部分に取り付けられ、取付用パイプ3のいずれか一方の端部を把持する上側クランプ22と、棒状体21における、上側クランプ22よりも下方位置に取り付けられ、補強パイプ4のいずれか一方の端部を把持する下側クランプ23と、棒状体21の下端側部分に設けられ、棒状体21をコンクリート枠9の側面92に固定する固定ボルト24と、を有するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
法面等に設置され上面と側面を有するコンクリート枠に支柱を立設させる支柱支持構造であって、
前記コンクリート枠の上面と平行に延在し、前記支柱を把持する直交型クランプが取り付けられる取付用パイプと、
前記取付用パイプの下方において該取付用パイプと平行に延在し、前記コンクリート枠の上面に載置される補強パイプと、
前記コンクリート枠の両側にそれぞれ配置され、前記取付用パイプと前記補強パイプを支持する、一対の支持部材と、を備え、
前記一対の支持部材それぞれは、
上下方向に延在する棒状体と、
前記棒状体の上端部分に取り付けられ、前記取付用パイプのいずれか一方の端部を把持する上側クランプと、
前記棒状体における、前記上側クランプよりも下方位置に取り付けられ、前記補強パイプのいずれか一方の端部を把持する下側クランプと、
前記棒状体の下端側部分に設けられ、該棒状体を前記コンクリート枠の側面に固定する固定部と、を有するものであることを特徴とする支柱支持構造。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
法面等に設置され上面と側面を有するコンクリート枠に支柱を立設させる支柱支持構造であって、
前記コンクリート枠の上面と平行に延在し、前記支柱を把持する直交型クランプが取り付けられる取付用パイプと、
前記取付用パイプの下方において該取付用パイプと平行に延在し、前記コンクリート枠の上面上に位置する補強パイプと、
前記取付用パイプの一端側と前記補強パイプの一端側を支持する支持部材と、
前記補強パイプの他端側を前記コンクリート枠の上面に固定する単クランプと、を備え、
前記支持部材は、
上下方向に延在する棒状体と、
前記棒状体の上端部分に取り付けられ、前記取付用パイプの一端側を把持する上側クランプと、
前記棒状体における、前記上側クランプよりも下方位置に取り付けられ、前記補強パイプの一端側を把持する下側クランプと、
前記棒状体の下端側部分に設けられ、該棒状体を前記コンクリート枠の側面に固定する固定部と、を有するものであることを特徴とする支柱支持構造。
【請求項3】
法面等に設置され上面と側面を有するコンクリート枠に支柱を立設させるための直交型クランプが取り付けられる取付用パイプを、該コンクリート枠の上面と平行に延在する姿勢で支持する支持部材であって、
上下方向に延在する棒状体と、
前記棒状体の上端部分に取り付けられ、前記取付用パイプを把持する上側クランプと、
前記棒状体における、前記上側クランプよりも下方位置に取り付けられるとともに、前記取付用パイプの下方において該取付用パイプと平行に延在し前記コンクリート枠の上面に載置される補強パイプを把持する下側クランプと、
前記棒状体の下端側部分に設けられ、該棒状体を前記コンクリート枠の側面に固定する固定部と、を有するものであることを特徴とする支持部材。
【請求項4】
前記上側クランプは、前記棒状体の平面視において、90度間隔で取付位置を変更することができるものであることを特徴とする請求項3記載の支持部材。
【請求項5】
前記上側クランプと前記下側クランプの少なくとも一方は、前記棒状体の延在方向に取付位置を変更することができるものであることを特徴とする請求項3又は4記載の支持部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、法面等に設置されたコンクリート枠に支柱を立設させる支柱支持構造、及び該支柱支持構造に用いられる支持部材に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、法面に設置されたコンクリート枠に足場を設ける際に、そのコンクリート枠に対する取付手段として門型取付具が用いられる場合がある(例えば、特許文献1等参照)。特許文献1記載の門型取付具は、一対の両側フレームの上端部分を連結フレームで連結してコ字状のコンクリート枠抱持フレームを構成し、両側フレームの間に連結フレームと平行な補強フレームを介設したものである。しかしながら、特許文献1記載の門型取付具は、両側フレームの間隔が固定されていたため、コンクリート枠の幅が変わった場合に対応することができない。そこで、種々の幅のコンクリート枠に対応できる門型取付具も提案されている(例えば、特許文献2等参照)。
【0003】
特許文献2記載の門型取付具は、左右の縦棒状体と、これらの左右の縦棒状体の上端部分を連結する横棒状体と、この横棒状体の下方に配設された連結体とを備えたものである。横棒状体の一端部は、一方の縦棒状体の上端部分に固着され、横棒状体の他端側は、他方の縦棒状体の上端部分に設けられたクランプによって固定位置が調整可能に把持されるものである。また、連結体は、一端部がそれぞれ縦棒状体に固着され、他端部が締付け位置を調整し得るように相互に連結される2本の連結部材から構成されたものである。特許文献2記載の門型取付具は、縦棒状体の上端部に配設された固定用のクランプを緩めるとともに、各連結部材の連結部の締付手段を緩めて、縦棒状体間の間隔をコンクリート枠の幅に応じて調整することができる。このため、特許文献2記載の門型取付具によれば、種々の幅のコンクリート枠に対応することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平04-33738号公報
実開平06-35501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献2記載の門型取付具は、縦棒状体に横棒状体や連結部材が固着されているため、重量が重くなり現場での取扱いが困難になる場合がある。また、縦棒状体の長手方向に対して、直交する方向に延在する横棒状体や連結部材が固着されているため、現場への運搬や保管等が煩雑になりやすい。
【0006】
本発明は上記事情に鑑み、種々の幅のコンクリート枠に対して対応することが可能であって、さらに、現場での取扱いや運搬、保管を容易にする工夫がなされた支柱支持構造、及びこの支柱支持構造に好適な支持部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を解決する本発明の第1の支柱支持構造は、法面等に設置され上面と側面を有するコンクリート枠に支柱を立設させる支柱支持構造であって、
前記コンクリート枠の上面と平行に延在し、前記支柱を把持する直交型クランプが取り付けられる取付用パイプと、
前記取付用パイプの下方において該取付用パイプと平行に延在し、前記コンクリート枠の上面に載置される補強パイプと、
前記コンクリート枠の両側にそれぞれ配置され、前記取付用パイプと前記補強パイプを支持する、一対の支持部材と、を備え、
前記一対の支持部材それぞれは、
上下方向に延在する棒状体と、
前記棒状体の上端部分に取り付けられ、前記取付用パイプのいずれか一方の端部を把持する上側クランプと、
前記棒状体における、前記上側クランプよりも下方位置に取り付けられ、前記補強パイプのいずれか一方の端部を把持する下側クランプと、
前記棒状体の下端側部分に設けられ、該棒状体を前記コンクリート枠の側面に固定する固定部と、を有するものであることを特徴とする。
【0008】
ここで、前記コンクリート枠は特に限定されるものではないが、法面等に格子状に設置されたコンクリート枠を例示することができる。また、前記補強パイプにも直交型クランプを取り付け、前記取付用パイプに取り付けられた前記直交型クランプとともに前記支柱を支持するものであってもよい。さらに、前記取付用パイプや前記補強パイプは、足場等に用いられる単管パイプを適用することができる。またさらに、前記固定部は、平先のボルトであってもよい。
【0009】
本発明の第1の支柱支持構造によれば、前記取付用パイプと前記補強パイプが、前記支持部材の前記上側クランプや前記下側クランプに把持される構成であるため、把持する位置を調整することによって、種々の幅の前記コンクリート枠に対応することができる。また、前記取付用パイプ、前記補強パイプ及び前記支持部材を、それぞれ取り扱い、運搬や保管等することができる。このため、現場での取扱いや運搬、保管が容易になる。
【0010】
上記目的を解決する本発明の第2の支柱支持構造は、法面等に設置され上面と側面を有するコンクリート枠に支柱を立設させる支柱支持構造であって、
前記コンクリート枠の上面と平行に延在し、前記支柱を把持する直交型クランプが取り付けられる取付用パイプと、
前記取付用パイプの下方において該取付用パイプと平行に延在し、前記コンクリート枠の上面上に位置する補強パイプと、
前記取付用パイプの一端側と前記補強パイプの一端側を支持する支持部材と、
前記補強パイプの他端側を前記コンクリート枠の上面に固定する単クランプと、を備え、
前記支持部材は、
上下方向に延在する棒状体と、
前記棒状体の上端部分に取り付けられ、前記取付用パイプの一端側を把持する上側クランプと、
前記棒状体における、前記上側クランプよりも下方位置に取り付けられ、前記補強パイプの一端側を把持する下側クランプと、
前記棒状体の下端側部分に設けられ、該棒状体を前記コンクリート枠の側面に固定する固定部と、を有するものであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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