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公開番号2024053133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159179
出願日2022-10-03
発明の名称掘削ロッド
出願人株式会社SKT
代理人個人
主分類E02D 5/56 20060101AFI20240408BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】耐久性が高く、かつ、逆回転させても地盤を掘削できる掘削ロッドを提供する
【解決手段】
連結用ロッド12は、第2軸部122の外周面に取り付けられ、第2軸部122の径方向外側から鉛直下方に延びる下方突出部123を有する。掘削ヘッド13は、第1軸部131の外周面から径方向外側へ突出する水平突出部131aを有する。下方突出部123と水平突出部131aとが当接可能な状態で連結用ロッド12と掘削ヘッド13が接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロッド本体と、掘削ヘッドと、前記ロッド本体と前記掘削ヘッドとの間に上下方向に接続される連結用ロッドと、を備え、
前記掘削ヘッドは、第1軸部と、前記第1軸部の外周面から径方向外側へ突出する水平突出部と、を有し、
前記連結用ロッドは、前記第1軸部を挿入可能な筒状の第2軸部と、前記第2軸部の径方向外側の位置から前記第2軸部の下端が位置する水平位置よりも下方となる位置まで鉛直下方に延びる板状の下方突出部と、を有することを特徴とする掘削ロッド。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記連結用ロッドには、前記下方突出部の板幅よりも幅広な幅広部が前記下方突出部の下端に連続して一体に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の掘削ロッド。
【請求項3】
前記水平突出部が前記第2軸部の下端に当接するまで前記第1軸部を前記第2軸部の下端側の内部空間に挿入した後に、前記水平突出部が前記下方突出部に当接するまで前記第1軸部を回転させると、前記幅広部が前記水平突出部を下方から支持しながら、前記掘削ヘッドが前記連結用ロッドに接続されることを特徴とする請求項2に記載の掘削ロッド。
【請求項4】
前記ロッド本体と前記掘削ヘッドと前記連結用ロッドとが相互に接続された状態で前記ロッド本体を回転させると、前記水平突出部が前記下方突出部に当接して押されることで前記第1軸部が回転し、前記水平突出部が前記幅広部に支持されない状態で前記ロッド本体を引き上げると、前記掘削ヘッドが残置されることを特徴とする請求項3に記載の掘削ロッド。
【請求項5】
ロッド本体と、掘削ヘッドと、前記ロッド本体と前記掘削ヘッドとの間に上下方向に接続される連結用ロッドと、を備え、
前記掘削ヘッドは、第1軸部と、前記第1軸部の外周面から径方向外側に突出するフランジ部と、前記フランジ部の側面から側方に突出する第1突起部と、を有し、
前記連結用ロッドは、前記第1軸部を挿入可能な筒状の第2軸部と、前記第2軸部の外周面に突出して設けられ下方に開口する収容部と、前記収容部に着脱可能に上下方向に支持される板状の支持部材と、を有し、
前記フランジ部は、前記第2軸部の外径と略同径の外径をなし、
前記支持部材は、前記支持部材を上側領域と中間領域と下側領域とに区分したとき、前記下側領域の板幅が少なくとも前記中間領域の板幅よりも幅広に形成されており、前記中間領域が前記収容部から下方に突出した状態で前記上側領域が前記収容部に収容され、前記上側領域が前記収容部に収容された状態で、前記第1軸部を前記第2軸部の下端側の内部空間に挿入した後に前記第1軸部又は前記第2軸部を回転させると、前記第1突起部と前記中間領域とが当接するとともに、前記下端領域によって前記第1突起部が下方から支持されることを特徴とする掘削ロッド。
【請求項6】
前記ロッド本体と前記掘削ヘッドと前記連結用ロッドとが相互に接続された状態で前記ロッド本体を回転させると前記前記第1軸部が回転し、前記第1突起部が前記下側領域に支持されない状態で前記ロッド本体を引き上げると前記掘削ヘッドが残置されることを特徴とする請求項5に記載の掘削ロッド。
【請求項7】
ロッド本体と、掘削ヘッドと、前記ロッド本体と前記掘削ヘッドとの間に上下方向に接続される連結用ロッドと、を備え、
前記掘削ヘッドは、第1軸部と、前記第1軸部より大径の第3軸部と、前記第1軸部と前記第3軸部との間に配置される円盤状の継手部と、前記継手部の側面から側方に突出する第2突起部と、を有し、
前記連結用ロッドは、前記第1軸部を挿入可能な筒状の第2軸部と、前記第2軸部の外周面に突出して設けられ下方に開口する収容部と、前記収容部に着脱可能に上下方向に支持される支持される板状の支持部材と、を有し、
前記継手部は、前記第2軸部の外径と略同径の外径をなし、
前記支持部材は、前記支持部材を上側領域と中間領域と下側領域とに区分したとき、前記下側領域の板幅が少なくとも前記中間領域の板幅よりも幅広に形成されており、前記中間領域が前記収容部から下方に突出した状態で前記上側領域が前記収容部に収容され、前記上側領域が前記収容部に収容された状態で、前記第1軸部を前記第2軸部の下端側の内部空間に挿入した後に前記第1軸部又は前記第2軸部を回転させると、前記第2突起部と前記中間領域とが当接するとともに、前記下端領域によって前記第2突起部が下方から支持されることを特徴とする掘削ロッド。
【請求項8】
前記ロッド本体と前記掘削ヘッドと前記連結用ロッドとが相互に接続された状態で前記ロッド本体を回転させると前記前記第1軸部が回転し、前記第2突起部が前記下側領域に支持されない状態で前記ロッド本体を引き上げると前記掘削ヘッドが残置されることを特徴とする請求項7に記載の掘削ロッド。
【請求項9】
ロッド本体と、掘削ヘッドと、前記ロッド本体と前記掘削ヘッドとの間に上下方向に接続される連結用ロッドと、を備え、
前記掘削ヘッドは、第1軸部と、前記第1軸部から径方向外側へ突出する係合突起と、を有し、
前記連結用ロッドは、前記第1軸部を挿入可能な筒状の第2軸部を有し、
前記第2軸部には、前記第2軸部の下端側周縁の一部から前記第2軸部の軸方向上方へ開口し、前記係合突起を案内する縦案内部と、前記縦案内部の上端部から前記第2軸部の周方向に開口し、前記係合突起を案内する横案内部と、からなる係合溝が形成されていることを特徴とする掘削ロッド。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼管杭を埋設する抗穴を掘削するための掘削ロッドに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
鋼管杭を地中に埋め込むことで地盤の支持力を高める鋼管杭工法が知られている。鋼管杭工法では、鋼管杭と掘削ヘッドが一体となったものと、鋼管杭と掘削ヘッドとが別部材になったものが存在する。後者の場合、地盤掘削後に、ロッド本体の内部空間に地上側から鋼管杭を挿入して、鋼管杭と掘削ヘッドを連結させた後に、ロッド本体と掘削ヘッドを切り離し、ロッド本体を地中から取り出す方法により行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-156755号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によれば、正回転時には爪部56が第2のフィン4に係合することによりロッド本体2を第2のフィン4(掘削ヘッドに相当)に取り付けることができ、一方、逆回転させると爪部56が第2のフィン4から離脱することによりロッド1を地上に引き上げることが可能となる。
【0005】
しかし、逆回転させると爪部56が第2のフィン4から離脱するので、逆回転させながら地盤を掘削できない問題があった。また、このような構造だと、爪部56が変形したり破断しやすく耐久性に問題があった。
【0006】
本発明はこの課題に鑑み、耐久性が高く、かつ、逆回転させても地盤を掘削できる掘削ロッドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の掘削ロッドは、ロッド本体と、掘削ヘッドと、前記ロッド本体と前記掘削ヘッドとの間に上下方向に接続される連結用ロッドと、を備え、前記掘削ヘッドは、第1軸部と、前記第1軸部の外周面から径方向外側へ突出する水平突出部と、を有し、前記連結用ロッドは、前記第1軸部を挿入可能な筒状の第2軸部と、前記第2軸部の径方向外側の位置から前記第2軸部の下端が位置する水平位置よりも下方となる位置まで鉛直下方に延びる板状の下方突出部と、を有することを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の掘削ロッドは、請求項1に記載の掘削ロッドであって、前記連結用ロッドには、前記下方突出部の板幅よりも幅広な幅広部が前記下方突出部の下端に連続して一体に形成されたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の掘削ロッドは、請求項2に記載の掘削ロッドであって、前記水平突出部が前記第2軸部の下端に当接するまで前記第1軸部を前記第2軸部の下端側の内部空間に挿入した後に、前記水平突出部が前記下方突出部に当接するまで前記第1軸部を回転させると、前記幅広部が前記水平突出部を下方から支持しながら、前記掘削ヘッドが前記連結用ロッドに接続されることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の掘削ロッドは、請求項3に記載の掘削ロッドであって、前記ロッド本体と前記掘削ヘッドと前記連結用ロッドとが相互に接続された状態で前記ロッド本体を回転させると、前記水平突出部が前記下方突出部に当接して押されることで前記第1軸部が回転し、前記水平突出部が前記幅広部に支持されない状態で前記ロッド本体を引き上げると、前記掘削ヘッドが残置されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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