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公開番号2024058424
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165771
出願日2022-10-14
発明の名称電動ショベル
出願人住友建機株式会社
代理人個人
主分類E02F 9/20 20060101AFI20240418BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】1回の充電当たりの稼働時間を長くすることが可能な電動ショベルを提供する。
【解決手段】蓄電装置からの電力によって少なくとも1つの電動機が駆動される。電動機からの動力に基づいてアクチュエータが駆動される。蓄電装置から供給される電力で補機が駆動される。コントローラが、アクチュエータ、電動機、及び補機の少なくとも1つを、通常モードと、通常モードより動作が省エネルギで実現される省エネモードとから選択した一方の動作モードで動作させる。コントローラは、オペレータが搭乗して直接操作しているとき、動作モードを通常モードとし、オペレータが遠隔操作しているとき、動作モードを省エネモードとする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置と、
前記蓄電装置からの電力によって駆動される少なくとも1つの電動機と、
前記電動機からの動力に基づいて駆動されるアクチュエータと、
前記蓄電装置から供給される電力で駆動される補機と、
前記アクチュエータ、前記電動機、及び前記補機の少なくとも1つを、通常モードと、前記通常モードより動作が省エネルギで実現される省エネモードとから選択した一方の動作モードで動作させるコントローラと
を備え、
前記コントローラは、
オペレータが搭乗して直接操作しているとき、前記動作モードを前記通常モードとし、オペレータが遠隔操作しているとき、前記動作モードを前記省エネモードとする電動ショベル。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
蓄電装置と、
前記蓄電装置からの電力によって駆動される少なくとも1つの電動機と、
前記電動機からの動力に基づいて駆動されるアクチュエータと、
前記蓄電装置から供給される電力で駆動される補機と、
前記アクチュエータ、前記電動機、及び前記補機の少なくとも1つを、通常モードと、前記通常モードより動作が省エネルギで実現される省エネモードとから選択した一方の動作モードで動作させるコントローラと
を備え、
前記コントローラは、
オペレータの操作を介することなく自律運転を行う機能を有し、オペレータが搭乗して直接操作しているとき、前記動作モードを前記通常モードとし、前記自律運転中は、前記動作モードを前記省エネモードとする電動ショベル。
【請求項3】
前記電動機はポンプ用電動機を含み、
前記ポンプ用電動機からの動力によって駆動され、作動油を吐出するメインポンプを、さらに備え、
前記アクチュエータは、前記メインポンプから吐出された作動油によって駆動される油圧アクチュエータである請求項1または2に記載の電動ショベル。
【請求項4】
前記コントローラは、前記動作モードが前記省エネモードのとき、前記通常モードのときよりも前記メインポンプの出力を低下させる請求項3に記載の電動ショベル。
【請求項5】
オペレータが搭乗する運転席を、さらに備えており、
前記コントローラは、前記運転席にオペレータが搭乗していることを検知すると、前記動作モードを前記通常モードとし、前記運転席にオペレータが検知されない場合、前記動作モードを前記省エネモードとする請求項1または2に記載の電動ショベル。
【請求項6】
前記補機は、空調装置、オペレータが着座する範囲を照らすルームランプ、稼働状態をオペレータに知らせる表示装置、オペレータが着座するシートのシートヒータ、ワイパー、ラジオのうち少なくとも1つを含み、
前記省エネモードにおいて、前記補機のうち少なくとも1つの動作を停止させる請求項1または2に記載の電動ショベル。
【請求項7】
前記コントローラは、前記通常モード及び前記省エネモードのそれぞれにおける前記アクチュエータの動作条件を記憶しており、前記省エネモードの動作条件では、前記通常モードの動作条件よりも低燃費で前記アクチュエータが動作し、
前記動作モードが前記通常モードのとき、前記通常モードの時の動作条件で前記アクチュエータを動作させ、前記動作モードが前記省エネモードのとき、前記省エネモードの時の動作条件で前記アクチュエータを動作させる請求項1または2に記載の電動ショベル。
【請求項8】
前記コントローラは、
オペレータの操作を介することなく自律運転を行う機能を有し、前記自律運転中は、前記動作モードを前記省エネモードとする請求項1に記載の電動ショベル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動ショベルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
無線操縦装置を用いて遠隔から操作可能なショベルが公知である(特許文献1)。特許文献1に記載の遠隔操作システムにおいては、ショベルが稼働情報を携帯情報端末に送信し、携帯情報端末に稼働情報が表示される。携帯情報端末は、無線操縦装置の電源を用いて充電することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-47442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
内燃機関を搭載していない電動ショベルは、内燃機関を搭載したショベルと比べて稼働時間が短い。特に、電動ショベルを遠隔操作する場合、または電動ショベルが自律運転されている場合、頻繁に充電を行うことが困難であるため、1回の充電当たりの稼働時間を長くすることが望まれる。本発明の目的は、1回の充電当たりの稼働時間を長くすることが可能な電動ショベルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一観点によると、
蓄電装置と、
前記蓄電装置からの電力によって駆動される少なくとも1つの電動機と、
前記電動機からの動力に基づいて駆動されるアクチュエータと、
前記蓄電装置から供給される電力で駆動される補機と、
前記アクチュエータ、前記電動機、及び前記補機の少なくとも1つを、通常モードと、前記通常モードより動作が省エネルギで実現される省エネモードとから選択した一方の動作モードで動作させるコントローラと
を備え、
前記コントローラは、
オペレータが搭乗して直接操作しているとき、前記動作モードを前記通常モードとし、オペレータが遠隔操作しているとき、前記動作モードを前記省エネモードとする電動ショベルが提供される。
【0006】
本発明の他の観点によると、
蓄電装置と、
前記蓄電装置からの電力によって駆動される少なくとも1つの電動機と、
前記電動機からの動力に基づいて駆動されるアクチュエータと、
前記蓄電装置から供給される電力で駆動される補機と、
前記アクチュエータ、前記電動機、及び前記補機の少なくとも1つを、通常モードと、前記通常モードより動作が省エネルギで実現される省エネモードとから選択した一方の動作モードで動作させるコントローラと
を備え、
前記コントローラは、
オペレータの操作を介することなく自律運転を行う機能を有し、オペレータが搭乗して直接操作しているとき、前記動作モードを前記通常モードとし、前記自律運転中は、前記動作モードを前記省エネモードとする電動ショベルが提供される。
【発明の効果】
【0007】
電動ショベルが遠隔操作中のときに、動作モードを省エネモードとするため、電力消費を抑制し、稼働時間を長くすることが可能になる。または、電動ショベルが自律運転中のときに、動作モードを省エネモードとするため、電力消費を抑制し、稼働時間を長くすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例による電動ショベルの側面図である。
図2は、実施例による電動ショベルのブロック図である。
図3は、遠隔操作装置の概略図及びブロック図である。
図4は、操作形態と動作モードとの関係を示す図表である。
図5は、他の実施例による遠隔操作装置の斜視図及びブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1~図5を参照して、一実施例による電動ショベルについて説明する。
図1は、本実施例による電動ショベル10の側面図である。本実施例による電動ショベル10は、下部走行体12、下部走行体12に対して旋回機構13を介して旋回可能に搭載された上部旋回体11、ブーム21、アーム22、及びバケット23を備えている。
【0010】
下部走行体12は、例えば、左右一対のクローラを含み、それぞれのクローラが、後述する油圧モータで油圧駆動されることにより自走する。
(【0011】以降は省略されています)

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