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公開番号2024046940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152323
出願日2022-09-26
発明の名称護岸構造
出願人東栄商興株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02B 3/14 20060101AFI20240329BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】集中豪雨などによる河川の氾濫を抑制することができる護岸構造を提供する。
【解決手段】複数の底なし箱型ブロック10を階段状に段積みし、胴込め材42には栗石などの粒状材を用い、裏込め材43には栗石、単粒度砕石、自然石などの粒状材を用いて構築された護岸構造100において、底なし箱型ブロック10と背後地K3との間に充填された裏込め材43の控長43Lを、胴込め材42の控長42Lの7倍に設定している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
底なし箱型ブロックを階段状に段積みし、前記底なし箱型ブロックに充填される胴込め材及び前記底なし箱型ブロックと背後地との間に充填される裏込め材には粒状材を用いて構築する護岸構造において、前記裏込め材の控長を、前記胴込め材の控長と同等以上としたことを特徴とする護岸構造。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記底なし箱型ブロックの裏込め材である粒状材が前記背後地と直結して繋がっている請求項1記載の護岸構造。
【請求項3】
前記底なし箱型ブロックの裏込め材である粒状材と前記背後地との間に吸出し防止材を配置した請求項1記載の護岸構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、河川の流水に伴う浸食や洗堀などから河岸を保護し、河川の氾濫を抑制するために設けられる護岸構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年の気候変動により想定外の集中豪雨が全国各地を襲っている。これらの集中豪雨により河川の氾濫や堤防の決壊などが各地で多発している。このような河川堤防における氾濫の防止策として、河道を拡幅するという方法がある。この方法は、河道水が流れる横断面積を大きくすることにより、河道水位を低下させて流速を低下させるとともに、流下能力を増大させ、これによって河川の氾濫を抑制するものである。
【0003】
一方、本発明に関連する従来技術として、例えば、本出願人が特許文献1において開示している「空積みブロック擁壁の基礎部構造」がある。この「空積みブロック擁壁の基礎部構造」は、背後地の法面に沿わせて基礎地盤上に栗石等の粒径材を敷設して基礎部を形成し、この基礎部に最下段の空積みブロックの滑動抵抗力を強化する滑動抵抗板を配置し、基礎部上に空積みブロックを段積みして構築する空積みブロック擁壁の基礎部構造であって、基礎部には、擁壁を構成する擁壁構成部材を配置する際にその配置基準となる配置基準体を、それ専用の丁張りを掛けて配置したことを特徴とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-65682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したように、河川堤防における氾濫の防止策として河道を拡幅する方法は、原理的で極めて有効な方法であるが、河川流域の地形上の制約や土地収用の問題などがあり、現状の河川において河道を拡幅することは困難である。
【0006】
一方、特許文献1において開示している「空積みブロック擁壁の基礎部構造」は、滑動抵抗性に優れ、擁壁構成部材の配置作業効率を著しく向上させることができ、河川の流水に伴う浸食や洗堀などから河岸を保護する機能を有しているが、想定外の集中豪雨による河川の氾濫を抑制することを目的としたものではない。
【0007】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、集中豪雨などによる河川の氾濫を抑制することができる護岸構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る護岸構造は、底なし箱型ブロックを階段状に段積みし、胴込め材及び裏込め材には粒状材を用いて構築する護岸構造において、前記裏込め材の控長を、前記胴込め材の控長と同等以上としたことを特徴とする。
【0009】
このような構成とすれば、階段状に天端開口部が形成されるとともに、河道の外側(底なし箱型ブロックの背面側)に、底なし箱型ブロックに充填された胴込め材と、底なし箱型ブロックの背面側に充填された裏込め材と、から成る多孔質空間が形成され、これらの天端開口部を介して河道水が遅延なく多孔質空間に貯留されるため、これに応じて河道水の水位が下がり(河道水の水位を低下させる作用)、河道水の流速が低下する(河道水の流速を低下させる作用)。
【0010】
また、胴込め材が充填された底なし箱型ブロックを階段状に段積みしたことにより形成された各段の底なし箱型ブロックの天端開口部の近傍では乱流が生じ、この乱流の大きさに準じて貯留水が開口面から流出することにより、貯留水の流下量が増加し、これにより、河道水の流下能力が増加する(河道水の流下能力を増加させる作用)。
(【0011】以降は省略されています)

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