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公開番号2024039695
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144254
出願日2022-09-12
発明の名称締結紐切断装置、処理装置及び処理方法
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類B65B 69/00 20060101AFI20240315BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】切断不良の発生を抑制することが可能な締結紐切断装置、処理装置及び処理方法に関する。
【解決手段】締結紐切断装置は、被締結物を締結する締結紐を切断位置において切断する。締結紐切断装置は、ベース部、切断刃、固定用部材及び段差部を具備する。ベース部は、挿入先端部と、第1配置エリア及び第2配置エリアを有する。第1配置エリア及び第2配置エリアは、切断位置を挟んで第1方向と直交する第2方向に沿って離間して配される。締結紐は第1配置エリア及び第2配置エリアに配置される。切断刃は、切断位置を挟んで第1方向に離間して配される始点位置と終点位置との間を移動する。固定用部材は、締結紐が第1配置エリアに配置された状態で第1配置エリアに対して締結紐を固定する固定位置と、第1配置エリアに対する締結紐の固定を解除する解除位置との間を移動する。段差部は、第2配置エリアに設けられ、第2配置エリアに締結紐が配置された状態で締結紐の第1方向に沿った一方の向きへの移動を制限する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被締結物を締結する締結紐を、切断位置において切断可能な締結紐切断装置であって、
第1方向に沿った一方の向きの端部である一端部に設けられる挿入先端部と、
前記第1方向に沿った他方の向きの端部である他端部の上面に設けられ前記切断位置を挟んで前記第1方向と直交する第2方向に沿って離間して配される第1配置エリア及び第2配置エリアと
を有し、
前記被締結物と前記締結紐との間に、前記挿入先端部から挿入されて前記締結紐が前記第1配置エリア及び前記第2配置エリアに配置されるように挿入される
ベース部と、
前記第1方向に沿った一方の向きに向けられ、前記切断位置を挟んで前記第1方向に離間して配される始点位置と終点位置との間を移動可能な切断刃と、
前記締結紐が前記第1配置エリアに配置された状態で前記第1配置エリアに対して前記締結紐を固定する固定位置と、前記第1配置エリアに対する前記締結紐の固定を解除する解除位置と、の間を移動可能な固定用部材と、
前記ベース部に設けられ、前記第2配置エリアに前記締結紐が配置された状態で前記締結紐の前記第1方向に沿った一方の向きへの移動を制限する段差部と
を具備する締結紐切断装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ベース部は、
前記挿入先端部と、
前記第1配置エリア及び前記第2配置エリアを有する配置台と、
前記配置台を間に介して前記第1方向に沿って前記挿入先端部の反対側に設けられ、前記配置台から上方に向かって延在する側壁部と
を有し、
前記側壁部は、前記第1配置エリア及び前記第2配置エリアに隣接する
請求項1に記載の締結紐切断装置。
【請求項3】
前記配置台は、前記第1配置エリアを有する第1腕部と、前記第2配置エリアを有する第2腕部を含み、
前記第1腕部と前記第2腕部は第2方向に沿って離間する
請求項1又は2に記載の締結紐切断装置。
【請求項4】
前記配置台は、前記第1腕部の前記第1方向に沿った一端部と前記第2腕部の前記第1方向に沿った一端部とを連結する連結部を更に含み、
前記連結部は、前記挿入先端部と連接する
請求項3に記載の締結紐切断装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の締結紐切断装置と、
前記締結紐切断装置の動きを制御する制御ユニットと
を具備する処理装置。
【請求項6】
ロボットアームを更に具備し、
前記締結紐切断装置は、前記ロボットアームの先端に装着される
請求項5に記載の処理装置。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の処理装置を用いた、締結紐で締結された被締結物の処理方法であって、
前記締結紐切断装置を、前記挿入先端部から前記被締結物と前記締結紐との間に挿入し、移動して前記締結紐を前記第1配置エリア及び前記第2配置エリアに配置する、前記締結紐切断装置を挿入する挿入工程と、
前記固定用部材を前記固定位置に移動し、前記第1配置エリアに対して前記締結紐を前記固定用部材で固定して前記締結紐を把持する把持工程と、
前記固定用部材により前記締結紐を把持した状態で、前記締結紐切断装置により、前記締結紐で締結された被締結物をその位置姿勢が変更するように移載する移載工程と、
前記締結紐で締結された被締結物の位置姿勢の変更後、前記固定用部材により前記締結紐を把持した状態で前記切断刃を移動して前記締結紐を切断する切断工程
を備える締結紐で締結された被締結物の処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、締結紐で締結された被締結物の締結紐の切断に用いられる締結紐切断装置、処理装置及び処理方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、人手に拠らずパレット上の結束たばを把持して荷解きして後段のラッピング装置等へ自動供給可能な結束たば荷解き供給装置が記載されている。該結束たば荷解き供給装置では、結束たばの把持及び移載を行う移載工程と、切断を行う切断工程とは、別々の装置で行われる。切断工程では、紐すくい部が円弧状に移動して締結紐の十字交差部をすくい、同様に円弧状に移動する回転刃によって十字紐の縦紐及び横紐が切断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-104033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1に記載される結束たば荷解き供給装置では、紐切断工程で、紐すくい部が円弧動作により締結紐の十字交差部をすくうように構成されているが、十字交差部をすくえない場合がある。この場合、確実に紐を切断することができず、紐の切断不良が生じることがある。
【0005】
本発明の課題は、切断不良の発生を抑制することが可能な締結紐切断装置、処理装置及び処理方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係わる締結紐切断装置は、被締結物を締結する締結紐を、切断位置において切断可能である。
上記締結紐切断装置は、ベース部と、切断刃と、固定用部材と、段差部とを具備する。
上記ベース部は、挿入先端部と、第1配置エリア及び第2配置エリアを有する。
上記挿入先端部は、第1方向に沿った一方の向きの端部である一端部に設けられる。
上記第1配置エリア及び上記第2配置エリアは、上記ベース部の上面に位置している。より詳細には、上記第1配置エリア及び上記第2配置エリアは、上記第1方向に沿った他方の向きの端部である他端部に設けられる。上記第1配置エリア及び上記第2配置エリアは、上記切断位置を挟んで上記第1方向と直交する第2方向に沿って離間して配される。
上記ベース部は、上記被締結物と上記締結紐との間に、上記挿入先端部から挿入されて上記締結紐が上記第1配置エリア及び上記第2配置エリアに配置されるように挿入される。
上記切断刃は、上記第1方向に沿った一方の向きに向けられ、上記切断位置を挟んで上記第1方向に離間して配される始点位置と終点位置との間を移動可能である。
上記固定用部材は、上記締結紐が上記第1配置エリアに配置された状態で上記第1配置エリアに対して上記締結紐を固定する固定位置と、上記第1配置エリアに対する上記締結紐の固定を解除する解除位置と、の間を移動可能である。
上記段差部は、上記ベース部に設けられ、上記第2配置エリアに上記締結紐が配置された状態で上記締結紐の上記第1方向に沿った一方の向きへの移動を制限する。
【0007】
本発明の一形態に係る処理装置は、上記締結紐切断装置と、上記締結紐切断装置の動きを制御する制御ユニットとを具備する。
【0008】
本発明の一形態に係る締結紐で締結された被締結物の処理方法は、上記処理装置を用いた処理方法である。
上記締結紐で締結された被締結物の処理方法は、挿入工程と、把持工程と、移載工程と、切断工程を備える。
上記挿入工程は、上記締結紐切断装置を、上記挿入先端部から上記被締結物と上記締結紐との間に挿入し、移動して上記締結紐を上記第1配置エリア及び上記第2配置エリアに配置する、上記締結紐切断装置を挿入する工程である。
上記把持工程は、上記固定用部材を上記固定位置に移動し、上記第1配置エリアに対して上記締結紐を上記固定用部材で固定して上記締結紐を把持する工程である。
上記移載工程は、上記固定用部材により上記締結紐を把持した状態で、上記締結紐切断装置により、上記締結紐で締結された上記被締結物をその位置姿勢が変更するように移載する工程である。
上記切断工程は、上記締結紐で締結された上記被締結物の位置姿勢の変更後、上記固定用部材により上記締結紐を把持した状態で上記切断刃を移動して上記締結紐を切断する工程である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、締結紐の切断不良の発生を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係わる締結紐切断装置の斜視図である。
上記締結紐切断装置の使用形態例を説明する図である。
上記締結紐切断装置による挿入工程を説明する図であって、締結紐がすくい上げられ第1及び第2配置エリアへ移動するまでの締結紐切断装置の挿入の様子を説明する図である。
(A)は締結紐が配置された上記締結紐切断装置の一部を拡大した概略斜視図であり、(B)は概略平面図であり、(C)は上記締結紐切断装置の一部を構成するベース部の挿入先端部を含む部分斜視図である。
上記締結紐切断装置による締結紐の切断の様子を説明する図である。
上記締結紐切断装置を有する処理装置を備えた処理システムの図である。
上記処理装置の部分機能構成ブロック図である。
上記処理装置における処理工程図である。
上記処理装置による挿入工程を説明する図であって、2本の締結紐で締結された処理対象物の締結紐がすくい上げられ第1及び第2配置エリアへ移動するまでの締結紐切断装置の挿入の様子を説明する図である。
(A)は図9(C)を平面視した概略平面図であり、(B)は図10(A)のXB-XB線で切断した概略断面図である。
上記処理装置による移載工程の様子を説明する図である。
上記処理装置による締結紐引き離し工程及び締結紐回収工程の様子を説明する図である。
(A)は上記処理装置による締結紐の切断の様子の概略平面図であり、(B)は締結紐切断後の様子を説明する概略平面図である。
上記処理装置に搭載された光学式カメラによる締結紐の位置検出の様子を説明する概略平面図である。
上記処理装置による締結紐すくい上げ開始時の処理対象物に対する締結紐切断装置の位置決めを説明する図である。
処理対象物が斜めに配置される場合の上記処理装置による締結紐すくい上げ開始時の処理対象物に対する締結紐切断装置の位置決めを説明する図である。
上記締結紐切断装置が有する爪部の変形例である。
本発明の他の一実施形態に係わる締結紐切断装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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