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公開番号2024025691
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-26
出願番号2023124696
出願日2023-07-31
発明の名称包装体
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類B65D 81/24 20060101AFI20240216BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】開口部の蓋シートのバージン性を確保するための外装袋が不要であり、樹脂の使用量の削減が可能となる包装体の提供。
【解決手段】包装体1は、軟包材10が互いに接合されて形成された第1シール部21と、一対の第2シール部22と、開口部3を有する第1面部F1と、第1面部F1に対向する第2面部F2と、開口部3を閉塞するように第1面部F1に取り付けられた蓋シート4と、第1面部F1の一部を被覆するように剥離可能に貼付されたカバーシート40とを備える。カバーシート40は、一部が接着剤非塗工部43となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部42を、カバーシート40の一方の面に有する。包装体1は、カバーシート40を第2面部F2に貼付することで、カバーシート40と第2面部F2とで画成される空間に、接着剤非塗工部43を通じて物品の収容が可能になされている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
開口部を有する第1面部と、
前記第1面部に対向する第2面部と、
前記開口部を閉塞するように前記第1面部に取り付けられた蓋シートと、
前記第1面部の少なくとも一部を被覆するように剥離可能に貼付されたカバーシートと、を備えた包装体であって、
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの一方の面に有し、
前記第1面部から剥離した前記カバーシートを前記第2面部に貼付することで、該カバーシートと該第2面部とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされている、包装体。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記カバーシートが四角形であり、四辺からなる前記カバーシートの周縁部のうち、三辺に沿う周縁部が前記接着剤塗工部であり、一辺に沿う周縁部が前記接着剤非塗工部である、請求項1に記載の包装体。
【請求項3】
前記カバーシートは、前記一方の面とは反対側の面における前記四辺のうち前記接着剤非塗工部が形成された一辺に対応する位置に、該カバーシートの剥離開始位置を示す表示が施されている、請求項2に記載の包装体。
【請求項4】
対向する二辺の前記接着剤塗工部は、それらの端縁のうち、前記接着剤非塗工部側に位置する端縁が、前記カバーシートの端縁まで達している、請求項2又は3に記載の包装体。
【請求項5】
前記第1面部、前記第2面部及び前記カバーシートがいずれも略同寸法の四角形である、請求項1~4のいずれか一項に記載の包装体。
【請求項6】
前記カバーシートが、包装体に収容された収容対象物の縦幅及び横幅と略同寸法の四角形である、請求項1~4のいずれか一項に記載の包装体。
【請求項7】
前記第2面部に、前記カバーシートの適正貼付位置を示す表示が施されている、請求項1~6のいずれか一項に記載の包装体。
【請求項8】
前記第1シール部及び前記第2シール部により、平面視における前記包装体の周縁部の三方又は四方が封止されている、請求項1~7のいずれか一項に記載の包装体。
【請求項9】
前記第1シール部は、前記軟包材における一対の側部域が合掌状に互いに接合されて形成されており、
前記第2面部が前記第1シール部を含んでいる、請求項1~7のいずれか一項に記載の包装体。
【請求項10】
前記第1シール部が倒伏して前記第2面部と接しており、
前記第1シール部の倒伏方向と反対方向に前記接着剤非塗工部が位置するように前記カバーシートを前記第2面部に貼付することを示す表示が施されている、請求項9に記載の包装体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は包装体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のウェットティッシュが収容されたウェットティッシュ包装体や、複数のティッシュペーパが収容されたポケットティッシュ包装体が知られている。このようなウェットティッシュ包装体やポケットティッシュ包装体は、外出する場合等に携帯されて使用されることが多い。
【0003】
ところで、外出中、包装体に収容されたウェットティッシュやティッシュペーパを使用したときに、使用済みのウェットティッシュやティッシュペーパを廃棄する際、使用者の周りにゴミ箱等がないと、この使用済みのウェットティッシュやティッシュペーパの処分に困る場合があった。そこで、使用済みのウェットティッシュを収容する使用済みティッシュペーパ収容部を設けた包装体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
特許文献1で開示された包装体は、複数のウェットティッシュが収容される包装体本体と、該包装体本体の外面側に設けられる使用済みウェットティッシュ収容部と、を備える。この包装体は、シート部材における一対の第1側縁側が互いに接合されて形成された第1シール部と、前記第1シール部が形成された状態の前記シート部材における前記一対の第1側縁に交差する方向に延びる一対の側縁側がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部とを備えている。使用済みウェットティッシュ収容部は、前記第1シール部、該第1シール部から前記第1側縁の延びる方向に交差する方向に延出して形成された第1シール延出部、及びこの包装体本体を構成するシート部材により構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-168322号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1で提案された包装体では、衛生上の観点から、使用者が製品を使用する直前まで、開口部の蓋シートのバージン性を確保するための外装袋が必要になる。そのため、特許文献1で開示された技術では、外装袋のため余分な樹脂が必要となる。
【0007】
したがって本発明は、開口部の蓋シートのバージン性を確保するための外装袋が不要であり、樹脂の使用量の削減が可能となる包装体に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、包装体に関する。
前記包装体は、シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
開口部を有する第1面部と、
前記第1面部に対向する第2面部と、
前記開口部を閉塞するように前記第1面部に取り付けられた蓋シートと、
前記第1面部の少なくとも一部を被覆するように剥離可能に貼付されたカバーシートと、を備えていることが好ましい。
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの一方の面に有していることが好ましい。
前記包装体は、前記第1面部から剥離した前記カバーシートを前記第2面部に貼付することで、該カバーシートと該第2面部とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされていることが好ましい。
【0009】
また本発明は、別の包装体に関する。
前記包装体は、シート状の軟包材が互いに接合されて形成された第1シール部と、
前記第1シール部が形成された状態の前記軟包材における前記第1シール部に交差する方向に延びる一対の端部域がそれぞれ接合されて形成された一対の第2シール部と、
第1面部と、
第1シール部を有し、且つ前記第1面部に対向する第2面部と、
前記第1面部又は第2面部に形成された開口部と、
前記第1面部及び前記第2面部のうち、前記開口部が形成された面とは反対側の面の少なくとも一部を被覆するように貼付されたカバーシートと、を備えていることが好ましい。
前記カバーシートは、一部が接着剤非塗工部となるように接着剤が塗布されて形成された接着剤塗工部を、該カバーシートの内面に有していることが好ましい。
前記カバーシートと前記反対側の面とで画成される空間に、前記接着剤非塗工部を通じて物品の収容が可能になされていることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、開口部の蓋シートのバージン性を確保するための外装袋が不要であり、樹脂の使用量の削減が可能となる包装体が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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