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公開番号2023119323
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-28
出願番号2022022162
出願日2022-02-16
発明の名称容器
出願人三甲株式会社
代理人個人
主分類B65D 25/28 20060101AFI20230821BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】倒れ姿勢にあるハンドルを好適にスライドさせることのできる容器を提供する。
【解決手段】容器1は、上方に開口する略箱状をなす容器本体2と、容器本体2の開口縁に対応して回動変位可能に連結され、容器本体2の開口縁に沿って延在する倒れ姿勢と、倒れ姿勢から上方に回動して容器本体2の開口縁に対して交差する方向に延在する回動姿勢とに姿勢変化可能に構成されるハンドル3とを備え、倒れ姿勢とされたハンドル3を容器本体2の開口縁に沿ってスライド可能に構成されている。容器本体2は、ハンドル3を軸支する本体側軸機構部21を備え、倒れ姿勢とされたハンドル3のスライド方向に対して交差する水平方向への変位を本体側軸機構部21とは異なる位置で規制可能な案内突部41及び突部受容部42を備えている。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
上方に開口する略箱状をなす容器本体と、前記容器本体の開口縁に対応して回動変位可能に連結され、前記容器本体の開口縁に沿って延在する倒れ姿勢と、前記倒れ姿勢から上方に回動して前記容器本体の開口縁に対して交差する方向に延在する回動姿勢とに姿勢変化可能に構成されるハンドルとを備え、前記倒れ姿勢とされた前記ハンドルを前記容器本体の開口縁に沿ってスライド可能な容器において、
前記容器本体は、前記ハンドルを軸支する本体側軸機構部を備え、
前記倒れ姿勢とされた前記ハンドルのスライド方向に対して交差する水平方向への変位を前記本体側軸機構部とは異なる位置で規制可能な規制手段を備えることを特徴とする容器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ハンドルは、前記スライド方向における前記容器本体の中央部を挟むようにして一対で設けられ、
前記倒れ姿勢にある前記ハンドルは、前記一対のハンドル同士が最も離間する位置であり、前記一対のハンドルの間を介して、前記容器本体の内側に別の前記容器本体を挿入するようにして積重ね可能とする第1位置と、前記一対のハンドル同士が最接近する位置であり、平面視で一部が前記容器本体の開口縁の内周側に位置し、一対の前記ハンドルの上方に別の前記容器本体を積重ね可能とする第2位置との間をスライド可能に構成され、
前記規制手段は、前記ハンドルが前記第1位置、及び、前記第2位置のどちらにあっても、前記倒れ姿勢とされた前記ハンドルの前記スライド方向に対して交差する水平方向への変位を前記本体側軸機構部とは異なる位置で規制可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記容器本体は、前記倒れ姿勢にある前記ハンドルを載置可能な載置部と、前記載置部から上方に突出する案内突部とを備え、
前記ハンドルは、互いに略平行する一対の略直線状の支持部と、一対の前記支持部の一端部間を連結する連結部と、前記各支持部の他端部側に設けられる軸部と、前記支持部と前記連結部との境界部に設けられ、前記ハンドルが前記倒れ姿勢にある場合に前記案内突部を受容し、当該案内突部のうち前記容器本体の内方側の面である内側面及び前記容器本体の外方側の面である外側面の少なくとも一方に対して当接又は近接する突部受容部とを備え、
前記案内突部及び前記突部受容部により前記規制手段が構成され、
少なくとも前記ハンドルが前記第1位置にある状態において前記案内突部の外側面が前記支持部のうち前記容器本体の内方側の面である内面と当接又は近接し、
前記支持部の内面と、前記突部受容部とが連続して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の容器。
【請求項4】
前記ハンドルは、前記支持部と前記連結部との境界部において湾曲部を備え、
前記突部受容部は、前記湾曲部において設けられ、
前記湾曲部は、前記ハンドルの内周側の内側湾曲面と、前記ハンドルの外周側の外側湾曲面とを備え、
前記外側湾曲面の曲率半径は、前記内側湾曲面の曲率半径よりも小さく構成されていることを特徴とする請求項3に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の運搬等に使用されるハンドル付きの容器に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、平面視略矩形状の底壁構成部と、底壁構成部の各側辺部からそれぞれ上方に延びる側壁部とを具備する容器本体と、容器本体に対して回動変位可能に連結され、容器本体の開口縁に沿って延在する倒れ姿勢と、倒れ姿勢から軸部を中心に上方に回動して容器本体の開口縁に対して交差する方向に延在する回動姿勢とに姿勢変化可能に構成されたハンドルとを備える容器が知られている。また、倒れ姿勢とされたハンドルを容器本体の開口縁に沿ってスライド可能に構成するといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実登3001367号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、倒れ姿勢とされたハンドルを容器本体の開口縁に沿ってスライドさせる際に、当該ハンドルが前記スライド方向に対して交差する水平方向にずれてしまう(変形・変位してしまう)ことが懸念される。その場合、ハンドルをスライドさせる操作性が低下する上、ハンドルがずれた状態のまま強引にスライド操作されることで、軸部の損傷や軸支部からの脱落等を招くおそれがある。
【0005】
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、倒れ姿勢にあるハンドルを好適にスライドさせることのできる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0007】
手段1.上方に開口する略箱状をなす容器本体と、前記容器本体の開口縁に対応して回動変位可能に連結され、前記容器本体の開口縁に沿って延在する倒れ姿勢と、前記倒れ姿勢から上方に回動して前記容器本体の開口縁に対して交差する方向に延在する回動姿勢とに姿勢変化可能に構成されるハンドルとを備え、前記倒れ姿勢とされた前記ハンドルを前記容器本体の開口縁に沿ってスライド可能な容器において、
前記容器本体は、前記ハンドルを軸支する本体側軸機構部を備え、
前記倒れ姿勢とされた前記ハンドルのスライド方向に対して交差する水平方向への変位を前記本体側軸機構部とは異なる位置で規制可能な規制手段を備えることを特徴とする容器。
【0008】
手段1によれば、倒れ姿勢とされたハンドルをスライドさせる際に、ハンドルを軸支する構成(本体側軸機構部)の周辺部だけでなく、規制手段によっても、倒れ姿勢とされたハンドルの正規のスライド方向に対して交差する水平方向(横方向)へのずれ(変形・変位)を規制することができる。これにより、例えば、倒れ姿勢とされたハンドルをスライドさせる際にハンドルがずれた状態とされることに起因して、スライド操作を行い難くなったり、ハンドルを軸支する構成に対して比較的大きな負荷が作用したりするといった事態をより確実に防止することができる。従って、ハンドルを軸支する構成の損傷やハンドルの脱落等を抑止しつつ、倒れ姿勢とされたハンドルを比較的スムースにスライドさせることができ、ハンドルのスライドに際しての操作性・作業性の向上を図ることができる。
【0009】
手段2.前記ハンドルは、前記スライド方向における前記容器本体の中央部を挟むようにして一対で設けられ、
前記倒れ姿勢にある前記ハンドルは、前記一対のハンドル同士が最も離間する位置であり、前記一対のハンドルの間を介して、前記容器本体の内側に別の前記容器本体を挿入するようにして積重ね可能とする第1位置と、前記一対のハンドル同士が最接近する位置であり、平面視で一部が前記容器本体の開口縁の内周側に位置し、一対の前記ハンドルの上方に別の前記容器本体を積重ね可能とする第2位置との間をスライド可能に構成され、
前記規制手段は、前記ハンドルが前記第1位置、及び、前記第2位置のどちらにあっても、前記倒れ姿勢とされた前記ハンドルの前記スライド方向に対して交差する水平方向への変位を前記本体側軸機構部とは異なる位置で規制可能に構成されていることを特徴とする手段1に記載の容器。
【0010】
手段2によれば、倒れ姿勢にあるハンドルのスライドに際しての操作性等の向上を図るといった作用効果がより確実に奏される。また、規制手段により第2位置にあるハンドルのずれが規制されるため、ハンドルが第2位置にある容器の上方に別の容器を積重ねた(スタッキングした)状態の安定化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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