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公開番号2024031285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134744
出願日2022-08-26
発明の名称土壌の洗浄方法
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類B09C 1/02 20060101AFI20240229BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約【課題】優れた洗浄性を有し、環境負荷が少ない土壌の洗浄方法を提供する。
【解決手段】(A)アルキル基又はアルケニル基の炭素数が8以上20以下であり、オキシアルキレンの平均付加モル数が3以上20以下のポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテルと、(B)過硫酸塩と、水とを含有する土壌洗浄剤組成物と、土壌とを接触させる、土壌の洗浄方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)アルキル基又はアルケニル基の炭素数が8以上20以下であり、オキシアルキレンの平均付加モル数が3以上20以下のポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル〔以下、(A)成分という〕と、(B)過硫酸塩〔以下、(B)成分という〕と、水とを含有する土壌洗浄剤組成物と、土壌とを接触させる、土壌の洗浄方法。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
土壌と土壌洗浄剤組成物を混合した混合物を撹拌混合する、請求項1に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項3】
(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比(A)/(B)が、10/90以上90/10以下である、請求項1又は2に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項4】
土壌洗浄剤組成物は、(A)成分を、0.01質量%以上0.5質量%以下含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項5】
土壌洗浄剤組成物は、(B)成分を、0.01質量%以上1.0質量%以下含有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項6】
更に(C)重量平均分子量3,000以上1,000,000以下のノニオン性高分子化合物〔ただし、(A)成分を除く〕〔以下、(C)成分という〕を含む、請求項1~5のいずれか1項に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項7】
(C)成分は、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール及びポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマーから選ばれる1種以上である、請求項6に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項8】
(A)成分の含有量と(C)成分の含有量の質量比(A)/(C)が、30/70以上99/1以下である、請求項6又は7に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項9】
更に(D)アニオン性界面活性剤を含有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の土壌の洗浄方法。
【請求項10】
前記土壌と土壌洗浄剤組成物とを接触させることと、土壌と土壌洗浄剤組成物の混合物から土壌洗浄剤組成物の一部又は全部を除去すること、を行う土壌の洗浄を2回以上行う、請求項1~9のいずれか1項に記載の土壌の洗浄方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土壌の洗浄方法、土壌洗浄剤組成物及び土壌洗浄剤組成物製造用キットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、産業廃棄物の不法投棄、工場における廃棄物処理、最終処分場からの有害物質漏出事故による土壌汚染そして石油コンビナート、ガソリンスタンドや化学工場などの敷地・跡地では、種々の油類の漏出事故や長期にわたる漏出により、様々な場面で深刻な土壌汚染にみまわれるケースが多発している。
【0003】
従来、このような汚染土壌の修復方法には、掘削後の焼却処理、固化・固定化、囲い込み処理、バイオレメディエーション、汚染物質の分解除去法などの技術が用いられてきた。
また、汚染された土壌を土壌洗浄剤組成物で洗浄する技術や、フェントン反応を用いて、土壌中の有機化合物などを分解除去する技術が知られている。
【0004】
特許文献1には、有害有機化合物で汚染された土壌又は地下水に過硫酸塩を添加する、土壌又は地下水の浄化処理方法が開示されている。
特許文献2には、(A)アルキル基又はアルケニル基の炭素数が10以上18以下であり、エチレンオキシドの平均付加モル数が3以上10以下のポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテルと、(B)分子量200以上1000以下の陰イオン界面活性剤と、水とを所定の割合で含有する、石油系化合物により汚染された土壌を洗浄する、土壌用洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献3には、硫酸還元菌が存在する汚染土壌に、汚染土壌の温度より高温で過硫酸塩を含有する水を、汚染土壌に設けられた注入井戸から注入し、汚染土壌に設けられた揚水井戸から揚水する、土壌浄化方法が開示されている。
特許文献4には、アルキルベンゼンスルホン酸塩を含有する界面活性剤、Fe
2+
の発生源及び過酸化水素を土壌に添加し、Fe
2+
と過酸化水素水とのフェントン反応により生じる水酸ラジカルによって油分を分解する酸化分解工程を備える、土壌浄化方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-136961号公報
特開2022-7451号公報
特開2020-93226号公報
特開2009-148702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
土壌の洗浄では、土壌の優れた洗浄性だけでなく、より環境への影響が低減された土壌の洗浄方法が求められている。
本発明は、優れた洗浄性を有し、環境負荷が少ない土壌の洗浄方法、土壌洗浄剤組成物及び土壌洗浄剤組成物製造用キットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、(A)アルキル基又はアルケニル基の炭素数が8以上20以下であり、オキシアルキレンの平均付加モル数が3以上20以下のポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル〔以下、(A)成分という〕と、(B)過硫酸塩〔以下、(B)成分という〕と、水とを含有する土壌洗浄剤組成物と、土壌とを接触させる、土壌の洗浄方法に関する。
【0008】
また、本発明は、(A)アルキル基又はアルケニル基の炭素数が8以上20以下であり、オキシアルキレンの平均付加モル数が3以上20以下のポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテルと、(B)過硫酸塩と、水とを含有する、土壌洗浄剤組成物に関する。
【0009】
また、本発明は、上記の土壌洗浄剤組成物を製造する土壌洗浄剤組成物製造用キットであって、(A)成分を含有する剤と、(B)成分を含有する剤とを、相互に混合されない状態で含む、キットに関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、優れた洗浄性を有し、環境負荷が少ない土壌の洗浄方法、土壌洗浄剤組成物及び土壌洗浄剤組成物製造用キットが提供される。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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