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公開番号2024038979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-21
出願番号2023051603
出願日2023-03-28
発明の名称タンパク質顆粒及びタンパク質含有粒子
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類C12N 1/20 20060101AFI20240313BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】従来のタンパク質造粒物よりも水分散性に優れるタンパク質顆粒を提供する。
【解決手段】タンパク質を含む、平均粒子径(D50)が0.5~2.5μmである一次粒子が凝集して構成されるタンパク質顆粒。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
タンパク質を含む、平均粒子径(D50)が0.5~2.5μmである一次粒子が凝集して構成されるタンパク質顆粒。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
タンパク質を含む一次粒子が凝集して構成されるタンパク質顆粒であって、前記一次粒子の粒度分布曲線が描くピークは1つであることを特徴とするタンパク質顆粒。
【請求項3】
前記一次粒子は、アルカン酸及び/又はアルカン酸の重合体が、タンパク質を含む細胞膜により包蔵されたものである請求項1または2に記載のタンパク質顆粒。
【請求項4】
前記アルカン酸は、3-ヒドロキシ酪酸である請求項3に記載のタンパク質顆粒。
【請求項5】
請求項1または2に記載のタンパク質顆粒を含む水産飼料。
【請求項6】
前記一次粒子が、細菌由来のアルカン酸及び/又はアルカン酸の重合体を含む請求項5に記載の水産飼料。
【請求項7】
前記アルカン酸及び/又はアルカン酸の重合体が前記細菌の細胞膜により包蔵されている請求項6に記載の水産飼料。
【請求項8】
魚類または魚介類養殖用である請求項5に記載の水産飼料。
【請求項9】
水産生物に請求項5に記載の水産飼料を与えることを特徴とする水産生物への給餌方法。
【請求項10】
アルカン酸及び/又はアルカン酸の重合体が、タンパク質を含む細胞膜により包蔵されたタンパク質含有粒子であって、前記タンパク質含有粒子の平均粒子径(D50)が0.5~2.5μmである、タンパク質含有粒子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タンパク質顆粒及びタンパク質含有粒子に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
タンパク質を摂取するために、タンパク質の粉末を形態で水に溶かして飲用することが通常行われているが、タンパク質粉末の製品には水に溶けにくくダマになってしまう製品があり、水に溶けやすいタンパク質粉末が望まれている。
【0003】
特許文献1には、ホエイタンパク質を主成分として含有するタンパク質造粒物が記載されており、特許文献1によると、造粒物の平均粒子径及び均一度を特定の範囲とすることにより溶け残りが少なく飲みやすいタンパク質水溶液を調製可能なホエイタンパク質造粒物が得られたとされている。
【0004】
特許文献2には、大豆タンパク質を主成分として含有するタンパク質造粒物が記載されており、特許文献2によると、造粒物の平均粒子径及び均一度を特定の範囲とすることにより溶け残りが少なく飲みやすいタンパク質水溶液を調製可能な大豆タンパク質造粒物が得られたとされている。また、特許文献3、4には、二酸化炭素を原料とし、水素酸化細菌を用いてタンパク質を製造する技術が開示されているが、タンパク質の水に対する分散性については検討されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2021/054452号
国際公開第2021/054454号
特表2020-526230号公報
特表2020-506708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示されたホエイタンパク質造粒物、及び特許文献2に開示された大豆タンパク質造粒物はいずれも水分散性が充分とはいえず、さらに水分散性に優れたタンパク質造粒物が望まれていた。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、従来のタンパク質造粒物よりも水分散性に優れるタンパク質顆粒を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のタンパク質顆粒は、タンパク質を含む、平均粒子径(D50)が0.5~2.5μmである一次粒子が凝集して構成される。
【0009】
本発明のタンパク質顆粒においては、当該タンパク質顆粒を構成する一次粒子の平均粒子径(D50)が0.5~2.5μmとなっており、従来のタンパク質造粒物が水に分散された場合の一次粒子の平均粒子径(D50)よりも小さくなっている。そのため、タンパク質顆粒を水に投入した際にタンパク質顆粒が崩れて小さな一次粒子が速やかに分散してタンパク質分散液が得られる。また、タンパク質分散液を撹拌するととろみが少なくさらりとした溶液が得られる。本発明のタンパク質顆粒においては、タンパク質顆粒を構成する一次粒子の平均粒子径(D50)が0.5~2.0μmであることが望ましく、さらに0.5~1.5μmであることが好ましい。
【0010】
本発明のタンパク質顆粒は、タンパク質を含む一次粒子が凝集して構成されるタンパク質顆粒であって、前記一次粒子の粒度分布曲線が描くピークは1つであることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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