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公開番号2024035859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022140452
出願日2022-09-05
発明の名称エレベーターのかご換気口開閉装置
出願人三菱電機ビルソリューションズ株式会社,三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B66B 11/02 20060101AFI20240308BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】従来のエレベーター乗りかごでは、乗りかごの外部の騒音が換気通路を通って換気口から乗りかごの内部に入りやすかった。
【解決手段】第一仕切部材、第二仕切部材、第三仕切部材及び第四仕切部材がかご室の外側から換気口に連通する換気通路を形成し、換気通路は換気口と逆の側に開閉口を有し、第一仕切部材の第一可動板は開閉口の上部を成し、第二仕切部材の第二可動板は開閉口の下部を成し、かご室が停止しているとき、第一可動板と第二可動板とが互いの間に隙間をあけることにより開閉口を水平方向に開き、前記かご室が上昇しているとき、第一可動板が風力により下方に移動して第二可動板に当たることにより開閉口を閉じ、前記かご室が下降しているとき、第二可動板が風力により上方に移動して第一可動板に当たることにより開閉口を閉じる。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
かご室の内部と外部とを連通する換気口を開閉する換気口開閉装置であって、
環状に連なることにより筒状体に成り且つ前記かご室の外側から前記換気口に繋がることにより前記換気口に連通する換気通路を形成する第一仕切部材、第二仕切部材、第三仕切部材及び第四仕切部材、
を備え、
前記換気通路は、前記換気通路を水平方向に開いた状態と閉じた状態との間で切り替える開閉口を前記換気口と逆の側に設けられ、
前記第一仕切部材は、第一可動板及び第一制止部材を有し、
前記第一可動板における前記開閉口の側は、前記開閉口の上部を成し、
前記第一可動板は、前記開閉口と逆の側を支持されることにより前記開閉口の側を上下方向に揺動可能に設けられ、且つ前記第一制止部材により上方への移動を制限され、
前記第二仕切部材は、第二可動板及び第二制止部材を有し、
前記第二可動板における前記開閉口の側は、前記開閉口の下部を成し、
前記第二可動板は、前記開閉口と逆の側を支持されることにより前記開閉口の側を上下方向に揺動可能に設けられ、且つ前記第二制止部材により下方への移動を制限され、
前記かご室が停止しているとき、前記第一可動板と前記第二可動板とが互いの間に上下方向に隙間をあけることにより前記開閉口を開き、
前記かご室が上昇しているとき、前記第一可動板における前記開閉口の側が風圧により下方に移動して前記第二可動板に当たり、且つ前記第二可動板が前記第二制止部材により下方への移動を制止されることにより前記開閉口を閉じ、
前記かご室が下降しているとき、前記第二可動板における前記開閉口の側が風圧により上方に移動して前記第一可動板に当たり、且つ前記第一可動板が前記第一制止部材により上方への移動を制止されることにより前記開閉口を閉じる、
エレベーターのかご換気口開閉装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記かご室が停止しているとき、前記第一可動板の下方への可動範囲は、前記第二可動板の下方への可動範囲よりも大きく、
前記かご室が停止しているとき、前記第二可動板の上方への可動範囲は、前記第一可動板の上方への可動範囲よりも大きい、
請求項1に記載のエレベーターのかご換気口開閉装置。
【請求項3】
前記第一仕切部材は、第一連結部材を有し、
前記第一連結部材は、前記換気通路の長さ方向に垂直な方向且つ水平方向に伸びる第一回転軸を有し、
前記第一可動板は、前記開閉口と逆の側を前記第一連結部材により回転可能に支持されることにより、前記開閉口の側を上下方向に揺動可能に設けられ、
前記第二仕切部材は、第二連結部材を有し、
前記第二連結部材は、前記換気通路の長さ方向に垂直な方向且つ水平方向に伸びる第二回転軸を有し、
前記第二可動板は、前記開閉口と逆の側を前記第二連結部材により回転可能に支持されることにより、前記開閉口の側を上下方向に揺動可能に設けられる、
請求項1又は請求項2に記載のエレベーターのかご換気口開閉装置。
【請求項4】
前記第一可動板は、前記第一可動板の本体部分である第一板部及び前記第一可動板の付属部分である第一接触部を有し、
前記第一接触部は、弾性体であり且つ前記第一可動板における前記開閉口の側に位置し、
前記第一可動板における前記開閉口の側が下方に移動すると、前記第一接触部は前記第二可動板に当たり、
前記第一接触部が前記第二可動板に押し付けられた後、前記第一板部は前記第二可動板に当たり、
前記第二可動板は、前記第二可動板の本体部分である第二板部及び前記第二可動板の付属部分である第二接触部を有し、
前記第二接触部は、弾性体であり且つ前記第二可動板における前記開閉口の側に位置し、
前記第二可動板における前記開閉口の側が上方に移動すると、前記第二接触部は前記第一可動板に当たり、
前記第二接触部が前記第一可動板に押し付けられた後、前記第二板部は前記第一可動板に当たる、
請求項3に記載のエレベーターのかご換気口開閉装置。
【請求項5】
前記第一仕切部材は、弾性体である第一接続板を有し、
前記第一接続板は、前記第一可動板から前記開閉口と逆の側に伸び且つ前記換気通路を区画し、
前記第一可動板が上下方向に揺動すると、前記第一接続板は上下方向に曲ることにより前記第一可動板と連なり且つ前記換気通路を区画する状態を維持し、
前記第一可動板における前記開閉口の側が下方に移動すると、前記第一接続板は前記第一可動板を上方に付勢し、
前記第二仕切部材は、弾性体である第二接続板を有し、
前記第二接続板は、前記第二可動板から前記開閉口と逆の側に伸び且つ前記換気通路を区画し、
前記第二可動板が上下方向に揺動すると、前記第二接続板は上下方向に曲ることにより前記第二可動板と連なり且つ前記換気通路を区画する状態を維持し、
前記第二可動板における前記開閉口の側が上方に移動すると、前記第二接続板は前記第二可動板を下方に付勢する、
請求項3に記載のエレベーターのかご換気口開閉装置。
【請求項6】
前記第一可動板及び前記第二可動板は、弾性体であり、
前記かご室が上昇しているとき、前記第一可動板が風圧により上下方向に曲ることにより、前記第一可動板における前記開閉口の側は下方に移動して前記第二可動板に当たり、
前記かご室が下降しているとき、前記第二可動板が風圧により上下方向に曲ることにより、前記第二可動板における前記開閉口の側は上方に移動して前記第一可動板に当たる、
請求項1又は請求項2に記載のエレベーターのかご換気口開閉装置。
【請求項7】
前記第一制止部材は、複数の第一突出部を有し、
前記複数の第一突出部は、前記第一可動板から前記第一可動板の上方に突出し且つ前記換気通路の長さ方向に並び、
前記第一可動板における前記開閉口の側が上方に移動すると、前記第一突出部同士が当たることにより、前記第一可動板における前記開閉口の側は上方への移動を制限され、
前記第二制止部材は、複数の第二突出部を有し、
前記複数の第二突出部は、前記第二可動板から前記第二可動板の下方に突出し且つ前記換気通路の長さ方向に並び、
前記第二可動板における前記開閉口の側が下方に移動すると、前記第二突出部同士が当たることにより、前記第二可動板における前記開閉口の側は下方への移動を制限される、
請求項6に記載のエレベーターのかご換気口開閉装置。
【請求項8】
前記複数の第一突出部は、前記第一可動板よりも硬く、
前記複数の第二突出部は、前記第二可動板よりも硬い、
請求項7に記載のエレベーターのかご換気口開閉装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明はエレベーターのかご換気口開閉装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来のエレベーター乗りかごでは、床フレームと側板の間に換気隙間が形成され、側板の乗りかご外側に側板裏面パネルが固定され、側板裏面パネルが鉛直下方に伸ばされている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
上記したエレベーター乗りかごでは、床フレーム、側板及び側板裏面パネルにより形成される換気通路がラビリンス構造を成すことにより、換気隙間から乗りかご内へ入ってくる外部からの騒音を低減することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-180213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記したエレベーター乗りかごでは、乗りかごの外部の騒音が換気通路を通って乗りかごの内部に入りやすい。特に、乗りかごが昇降する際、乗りかごの外部に騒音が生じる。乗りかごの外部の騒音は、例えば乗りかごが昇降する際に乗りかごの外部に生じる乗りかごの風切音、乗りかごを昇降方向に案内するガイド装置の動作音、乗りかごを駆動する巻上機の動作音等である。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るエレベーターのかご換気口開閉装置は、かご室の内部と外部とを連通する換気口を開閉する換気口開閉装置であって、環状に連なることにより筒状体に成り且つ前記かご室の外側から前記換気口に繋がることにより前記換気口に連通する換気通路を形成する第一仕切部材、第二仕切部材、第三仕切部材及び第四仕切部材、を備え、前記換気通路は、前記換気通路を水平方向に開いた状態と閉じた状態との間で切り替える開閉口を前記換気口と逆の側に設けられ、前記第一仕切部材は、第一可動板及び第一制止部材を有し、前記第一可動板における前記開閉口の側は、前記開閉口の上部を成し、前記第一可動板は、前記開閉口と逆の側を支持されることにより前記開閉口の側を上下方向に揺動可能に設けられ、且つ前記第一制止部材により上方への移動を制限され、前記第二仕切部材は、第二可動板及び第二制止部材を有し、前記第二可動板における前記開閉口の側は、前記開閉口の下部を成し、前記第二可動板は、前記開閉口と逆の側を支持されることにより前記開閉口の側を上下方向に揺動可能に設けられ、且つ前記第二制止部材により下方への移動を制限され、前記かご室が停止しているとき、前記第一可動板と前記第二可動板とが互いの間に上下方向に隙間をあけることにより前記開閉口を開き、前記かご室が上昇しているとき、前記第一可動板における前記開閉口の側が風圧により下方に移動して前記第二可動板に当たり、且つ前記第二可動板が前記第二制止部材により下方への移動を制止されることにより前記開閉口を閉じ、前記かご室が下降しているとき、前記第二可動板における前記開閉口の側が風圧により上方に移動して前記第一可動板に当たり、且つ前記第一可動板が前記第一制止部材により上方への移動を制止されることにより前記開閉口を閉じる。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るエレベーターのかご換気口開閉装置は、かご室が停止しているとき、換気口を開くことによりかご室の内部とかご室の外部との換気を促し、かご室が昇降しているとき、換気口を閉じることによりかご室の外部の騒音をかご室の内部に伝わりにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1及び2におけるエレベーター装置の全体を示す図面である。
実施の形態1及び2におけるかご室の内部を示す斜視図である。
実施の形態1及び2におけるかご室の鉛直断面図である。
実施の形態1及び2におけるかご室の右側の外面を示す図面である。
実施の形態1及び2におけるかご室の後側の外面を示す図面である。
図4に示すB部の詳細図である。
図4に示すC部の詳細図である。
図4に示すD部の詳細図である。
図5に示すD’部の詳細図である。
図5に示すE部の詳細図である。
図5に示すF部の詳細図である。
図5に示すG部の詳細図である。
実施の形態1及び2におけるかご換気口開閉装置の要部詳細図である。
実施の形態3におけるかご換気口開閉装置の要部詳細図である。
実施の形態4におけるかご換気口開閉装置の要部詳細図である。
実施の形態5におけるかご換気口開閉装置の要部詳細図である。
実施の形態6におけるかご換気口開閉装置の要部詳細図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明のエレベーターのかご換気口開閉装置の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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