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公開番号2024034202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022138290
出願日2022-08-31
発明の名称コイル部品
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H01F 17/04 20060101AFI20240306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 コイル部品の機械的強度を改善すること。
【解決手段】
コイル部品は、基体と、コイル導体と、外部電極と、を備える。基体は、樹脂製の結合材及び複数の金属磁性粒子を含む。コイル導体は、基体の内部に設けられている。外部電極は、コイル導体と電気的に接続されるように基体に設けられる。基体は、第1含有率で樹脂を含有する第1部分と、第2含有率で樹脂を含有する第2部分と、を有する。第1含有率は、第2含有率より大きい。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂製の結合材及び複数の金属磁性粒子を含む基体と、
前記基体の内部に設けられたコイル導体と、
前記コイル導体と電気的に接続されるように前記基体に設けられた外部電極と、
を備え、
前記基体は、第1含有率で樹脂を含有する第1部分と、第2含有率で樹脂を含有する第2部分と、を有し、
前記第1含有率は、前記第2含有率より大きい、
コイル部品。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記基体は、第1面と、前記第1面及び基板と対向する第2面を有しており、
前記外部電極は、少なくとも前記第2面の一部を覆うように配置されており、
前記基体の第1面の少なくとも一部が前記第1部分により画定される、
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記第1面は、第1長辺及び第1短辺を有し、
前記第1部分は、前記第1面において前記第1長辺の全長に亘って延在している、
請求項2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記基体の第1面の全体が前記第1部分により画定される、
請求項1又は2に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記第2面は、第2長辺及び第2短辺を有し、
前記基体は、前記第1面の前記第1短辺と前記第2面の前記第2短辺とを接続する第3面を有し、
前記第3面の少なくとも一部が前記第1部分により画定される、
請求項3に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記基体は、前記第3面と対向する第4面を有し、
前記第4面の少なくとも一部が前記第1部分により画定される、
請求項5に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記基体は、前記第1面の前記第1長辺と前記第2面の前記第2長辺とを接続する第5面を有し、
前記第5面の少なくとも一部が前記第1部分により画定される、
請求項5に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記基体は、前記第5面と対向する第6面を有し、
前記第6面の少なくとも一部が前記第1部分により画定される、
請求項7に記載のコイル部品。
【請求項9】
前記第3面は、前記第1部分と前記第2部分とにより画定され、
前記第3面のうち前記第1部分により画定される領域の面積を表す第1面積は、前記第3面のうち前記第2部分により画定される領域の面積を表す第2面積よりも大きい、
請求項5に記載のコイル部品。
【請求項10】
前記コイル導体は、コイル軸の周りの周方向に延びる周回部を有し、
前記周回部の内周面及び外周面は、前記第2部分により覆われており、
前記第1部分は、第1比透磁率を有し、
前記第2部分は、第2比透磁率を有し、
前記第2比透磁率は、前記第1比透磁率よりも大きい、
請求項1に記載のコイル部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書において開示される発明は、主にコイル部品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コイル部品は、様々な電子機器に搭載されている。コイル部品は、例えば、回路の電源ラインや信号ラインにおいてノイズを除去するために用いられる。コイル部品は、基体と、基体に設けられたコイル導体と、基体に設けられた外部電橋と、を備える。コイル部品は、外部電極において、回路基板のランド部に接続される。
【0003】
コイル部品用の基体として、メタルコンポジット型の基体が知られている。メタルコンポジット型の基体は、多数の金属磁性粒子と、樹脂材料から成る結合材と、を含む。基体内の金属磁性粒子は、結合材により結合されている。メタルコンポジット型の基体は、例えば、金属磁性粒子と樹脂材料とを混練して得られたスラリーを型に流し込み、この型内でスラリーを加圧することにより作製され得る。メタルコンポジット型の基体を有する従来のコイル部品は、例えば、特開2020-202325号公報に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-202325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電子機器が小型になるほど、電子機器に搭載されるコイル部品も小型であることが求められる。小型のコイル部品には、比較的大型のコイル部品と比べて、機械的強度が低いという問題がある。また、小型のコイル部品には、比較的大型のコイル部品と比べて磁気特性(例えば、インダクタ)が劣るという問題がある。
【0006】
本明細書において説明される発明の目的の一つは、コイル部品の機械的強度を改善することである。本明細書において説明される発明の目的の一つは、小型のコイル部品において、磁気特性を維持しつつ機械的強度を改善することである。本明細書において説明される発明のより具体的な目的の一つは、メタルコンポジット型の基体を有するコイル部品において、磁気特性を維持しつつ機械的強度を改善することである。
【0007】
本明細書において説明される発明は、上記の課題に加えて又は上記の課題に代えて別の課題を解決することがある。特許請求の範囲に記載される発明は、「発明を解決しようとする課題」から把握される課題以外の課題を解決するものであってもよい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様におけるコイル部品は、基体と、コイル導体と、外部電極と、を備える。基体は、樹脂製の結合材及び複数の金属磁性粒子を含む。コイル導体は、基体の内部に設けられている。外部電極は、コイル導体と電気的に接続されるように基体に設けられる。基体は、第1含有率で樹脂を含有する第1部分と、第2含有率で樹脂を含有する第2部分と、を有する。第1含有率は、第2含有率より大きい。
【発明の効果】
【0009】
本明細書で説明される発明により、機械的強度に優れたコイル部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一態様によるコイル部品の斜視図である。
図1のコイル部品のI-I線断面図(縦断面図)である。
図1のコイル部品の上面図である。
たわんでいる基板を模式的に示す模式図である。
図1に示されているコイル部品の変形例を示す上面図である。
図1に示されているコイル部品の変形例を示す縦断面図である。
図6aに示されているコイル部品の下面図である。
図6に示されているコイル部品の変形例を示す縦断面図である。
本発明の一態様によるコイル部品の製造方法を示すフロー図である。
基体の第1部分を作製する工程を示す模式図である。
第1部分にコイル導体を設置する工程を示す模式図である。
基体の第2部分を作製する工程を示す模式図である。
基体の第2部分を研磨する工程を示す模式図である。
外部電極を設ける工程を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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