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公開番号2024057288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163926
出願日2022-10-12
発明の名称弾性波デバイス、フィルタ、マルチプレクサおよびウエハ
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H03H 9/25 20060101AFI20240417BHJP(基本電子回路)
要約【課題】メイン応答の劣化を抑制し、かつスプリアスを抑制することが可能な弾性波デバイスを提供する。
【解決手段】弾性波デバイスは、基板10と、基板10上に設けられる圧電層14と、圧電層14上に設けられ、平均ピッチは圧電層14の厚さの0.5倍以上である複数の電極指18を備える少なくとも一対の櫛型電極20と、基板10と圧電層14との間に設けられ、圧電層14のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第1絶縁層11と、第1絶縁層11と圧電層14との間に設けられ、第1絶縁層11のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第2絶縁層12とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板上に設けられる圧電層と、
前記圧電層上に設けられ、平均ピッチは前記圧電層の厚さの0.5倍以上である複数の電極指を備える少なくとも一対の櫛型電極と、
前記基板と前記圧電層との間に設けられ、前記圧電層のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第1絶縁層と、
前記第1絶縁層と前記圧電層との間に設けられ、前記第1絶縁層のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第2絶縁層と、
を備える弾性波デバイス。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記基板のバルク波の音速は前記第2絶縁層のバルク波の音速より速い請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項3】
前記圧電層と前記第2絶縁層との間に設けられ、酸化シリコン層またはフッ素を添加した酸化シリコン層である第3絶縁層を備え、
前記第2絶縁層と前記第3絶縁層との界面と、前記圧電層と前記一対の櫛型電極との界面と、の距離は前記平均ピッチの4倍以下である請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項4】
前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板であり、
前記第2絶縁層の厚さは、前記平均ピッチの4倍以下であり、
前記第2絶縁層のバルク波の音速は前記第1絶縁層のバルク波の音速の2倍以下である請求項3に記載の弾性波デバイス。
【請求項5】
前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板であり、
前記第2絶縁層のバルク波の音速は前記第1絶縁層のバルク波の音速の1.1倍以下である請求項3に記載の弾性波デバイス。
【請求項6】
前記第2絶縁層の厚さは、前記平均ピッチの3倍以下である請求項5に記載の弾性波デバイス。
【請求項7】
前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板であり、
前記第2絶縁層の厚さは、前記平均ピッチの3倍以下であり、
前記第2絶縁層のバルク波の音速は前記第1絶縁層のバルク波の音速の1.35倍以下である請求項3に記載の弾性波デバイス。
【請求項8】
前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板であり、
前記第2絶縁層の厚さは、前記平均ピッチの0.8倍以下であり、
前記第2絶縁層のバルク波の音速は前記第1絶縁層のバルク波の音速の2倍以下である請求項3に記載の弾性波デバイス。
【請求項9】
前記圧電層と前記第2絶縁層との間に厚さが前記平均ピッチの1/16倍以上の他の層は設けられておらず、
前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板であり、
前記第2絶縁層のバルク波の音速は前記第1絶縁層のバルク波の音速の1.1倍以下である請求項2に記載の弾性波デバイス。
【請求項10】
前記第1絶縁層は、多結晶または非晶質の酸化アルミニウム層である請求項5から9のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性波デバイス、フィルタ、マルチプレクサおよびウエハに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
スマートフォン等の通信機器に用いられる弾性波共振器として、弾性表面波共振器が知られている。弾性表面波共振器を形成する圧電層を支持基板に接合することが知られている。圧電層の厚さを弾性表面波の波長以下とすることが知られている(例えば特許文献1)。圧電層と支持基板との間に圧電層より音速の低い低音速層を設けることが知られている(例えば特許文献2から7)。低音速層と支持基板との間に圧電層より音速の速い高音速層を設けることが知られている(例えば特許文献2、3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-034363号公報
特開2015-115870号公報
特開2015-122566号公報
特開2019-201345号公報
特開2022-25374号公報
米国特許第10020796号明細書
国際公開第2017/043427号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
低音速層と支持基板との間に高音速層を設けることにより、スプリアス応答を抑制することができる。しかし、メイン応答が劣化してしまうことがある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、メイン応答の劣化を抑制し、かつスプリアス応答を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、基板と、前記基板上に設けられる圧電層と、前記圧電層上に設けられ、平均ピッチは前記圧電層の厚さの0.5倍以上である複数の電極指を備える少なくとも一対の櫛型電極と、前記基板と前記圧電層との間に設けられ、前記圧電層のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第1絶縁層と、前記第1絶縁層と前記圧電層との間に設けられ、前記第1絶縁層のバルク波の音速より速いバルク波の音速を有する第2絶縁層と、を備える弾性波デバイスである
【0007】
上記構成において、前記基板のバルク波の音速は前記第2絶縁層のバルク波の音速より速い構成とすることができる。
【0008】
上記構成において、前記圧電層と前記第2絶縁層との間に設けられ、酸化シリコン層またはフッ素を添加した酸化シリコン層である第3絶縁層を備え、前記第2絶縁層と前記第3絶縁層との界面と、前記圧電層と前記一対の櫛型電極との界面と、の距離は前記平均ピッチの4倍以下である構成とすることができる。
【0009】
上記構成において、前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板であり、前記第2絶縁層の厚さは、前記平均ピッチの4倍以下であり、前記第2絶縁層のバルク波の音速は前記第1絶縁層のバルク波の音速の2倍以下である構成とすることができる。
【0010】
上記構成において、前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板であり、前記第2絶縁層のバルク波の音速は前記第1絶縁層のバルク波の音速の1.1倍以下である構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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