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公開番号2024051951
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158351
出願日2022-09-30
発明の名称高周波回路
出願人株式会社村田製作所
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H03F 1/02 20060101AFI20240404BHJP(基本電子回路)
要約【課題】増幅回路で発生する高調波成分が出力信号経路に結合することによる歪特性の劣化を抑制することができる高周波回路を実現する。
【解決手段】エンベロープトラッキング方式により電力増幅を行う第1モードと、平均電力トラッキング方式により電力増幅を行う第2モードと、を切り替えて高周波信号を増幅するパワーアンプ回路PAと、パワーアンプ回路PAの電源供給経路に一端が接続され、他端がスイッチ回路SWを介して接地されるLC回路5と、を備える。LC回路5は、第1コンデンサC1と、第1コンデンサC1に直列接続されるインダクタLと、を備える。スイッチ回路SWは、第1モードにおいてオフ制御され、第2モードにおいてオン制御される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
エンベロープトラッキング方式により電力増幅を行う第1モードと、平均電力トラッキング方式により電力増幅を行う第2モードと、を切り替えて高周波信号を増幅する増幅回路と、
前記増幅回路の電源供給経路に一端が接続され、他端がスイッチ回路を介して接地されるLC回路と、
を備え、
前記LC回路は、
第1コンデンサと、
前記第1コンデンサに直列接続されるインダクタと、
を備え、
前記スイッチ回路は、
前記第1モードにおいてオフ制御され、前記第2モードにおいてオン制御される、
高周波回路。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1に記載の高周波回路であって、
前記増幅回路の電源供給経路に一端が接続され、他端が接地された第2コンデンサをさらに備える、
高周波回路。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の高周波回路であって、
前記増幅回路が設けられる第1デバイスと、
前記スイッチ回路が設けられる第2デバイスと、
前記第1デバイス及び前記第2デバイスが搭載される基板と、
を備え、
前記第2デバイスは、
前記増幅回路により増幅された高周波信号の出力経路を有する、
高周波回路。
【請求項4】
請求項3に記載の高周波回路であって、
前記第1デバイスは、
ヘテロ接合バイポーラトランジスタで構成されるHBTデバイスであり、
前記第2デバイスは、
シリコントランジスタで構成されるFETデバイスである、
高周波回路。
【請求項5】
請求項3に記載の高周波回路であって、
前記インダクタは、
前記基板に設けられる導体で構成されるスパイラルインダクタである、
高周波回路。
【請求項6】
請求項4に記載の高周波回路であって、
前記インダクタは、
前記基板に設けられる導体で構成されるスパイラルインダクタである、
高周波回路。
【請求項7】
請求項3に記載の高周波回路であって、
前記インダクタは、
前記基板上に設けられる表面実装部品である、
高周波回路。
【請求項8】
請求項4に記載の高周波回路であって、
前記インダクタは、
前記基板上に設けられる表面実装部品である、
高周波回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、高周波回路に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
無線通信端末に搭載される電力増幅回路の高効率化技術として、複数段の増幅回路を多段接続し、入力信号の振幅レベルに応じて増幅回路の電源電圧を制御することによって電力効率の向上を図る、エンベロープトラッキング(ET:Envelope Tracking)方式や、平均出力電力に応じて増幅回路の電源電圧を制御することによって電力効率の向上を図る、平均電力トラッキング(APT:Average Power Tracking)方式がある。従来、信号のエンベロープが所定値以下である固定電圧電力モードにおいて、コンデンサ及びスイッチ回路を介して増幅部の電力ノードを接地することにより、電力効率の低下を抑制する技術が開示されている。(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-134705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、電力増幅回路やスイッチ回路、制御回路等を一体化した高周波モジュールの開発が進められている。このような高周波モジュールは、例えば低温同時焼成セラミックス(LTCC:Low Temperature Co-fired Ceramics)基板や誘電体基板上にウエハレベルCSP(WL-CSP:Wafer Level Chip Size Package)や表面実装部品(SMD:Surface Mount Device)等の複数の機能デバイスが実装される。
【0005】
このような高周波モジュールに上記従来技術を適用した場合、増幅部はHBT(Heterojunction Bipolar Transistor)プロセスを用いて構成されたHBTデバイスに設けられ、スイッチ回路はシリコンプロセスを用いて構成されたシリコンデバイスに設けられる構成が想定される。このような構成では、スイッチ回路と同一のシリコンデバイスに設けられるアンテナスイッチ回路のGNDを介して、HBTデバイスで発生する高調波成分が出力信号経路に結合し、歪特性が劣化する場合がある。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、増幅回路で発生する高調波成分が出力信号経路に結合することによる歪特性の劣化を抑制することができる高周波回路を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一側面の高周波回路は、エンベロープトラッキング方式により電力増幅を行う第1モードと、平均電力トラッキング方式により電力増幅を行う第2モードと、を切り替えて高周波信号を増幅する増幅回路と、前記増幅回路の電源供給経路に一端が接続され、他端がスイッチ回路を介して接地されるLC回路と、を備え、前記LC回路は、第1コンデンサと、前記第1コンデンサに直列接続されるインダクタと、を備え、前記スイッチ回路は、前記第1モードにおいてオフ制御され、前記第2モードにおいてオン制御される。
【0008】
この構成では、第2モードにおいてLC回路を伝搬する増幅回路由来のノイズ成分が出力信号経路に結合することによる歪特性の劣化を抑制することができる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、増幅回路で発生する高調波成分が出力信号経路に結合することによる歪特性の劣化を抑制することができる高周波回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示における基本的な増幅回路の構成を示す回路図である。
図2は、比較例に係る高周波回路の一例を示す概略図である。
図3は、比較例の第1モードにおける態様を示す図である。
図4は、比較例の第2モードにおける態様を示す図である。
図5は、実施形態に係る高周波回路の一例を示す概略図である。
図6は、実施形態の第1モードにおける態様を示す図である。
図7は、実施形態の第2モードにおける態様を示す図である。
図8は、N1ノードからN2ノードまでの通過特性例を示す図である。
図9は、N2ノードとN3ノードとのアイソレーション特性の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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