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公開番号2024046887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152238
出願日2022-09-26
発明の名称デバイスの製造方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03H 3/02 20060101AFI20240329BHJP(基本電子回路)
要約【課題】共振周波数のばらつきを抑えることが可能な、デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】素子50と、素子50を駆動するための素子電極61,62と、素子50の周囲に配置された枠部70と、枠部70に配置され素子電極61,62に接続された電極パッド80と、を有する素子基板10と、素子基板10の一方面側に接合された支持基板20と、を備えたデバイスの製造方法であって、エッチング液に耐性を有し、素子50の外形と枠部70との間の第1開口部201と、電極パッド80上の第2開口部202と、を有する保護膜200を、枠部70の他方面側、及び素子50の他方面側に形成する工程と、エッチング液により第1開口部201を通して支持基板20をエッチングし、素子50と支持基板20との間に空間90を形成する工程と、を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
素子と、前記素子を駆動するための素子電極と、前記素子の周囲に配置された枠部と、前記枠部に配置され前記素子電極に接続された電極パッドと、を有する素子基板と、
前記素子基板の一方面側に接合された支持基板と、
を備えたデバイスの製造方法であって、
エッチング液に耐性を有し、前記素子の外形と前記枠部との間の第1開口部と、前記電極パッド上の第2開口部と、を有する保護膜を、前記枠部の他方面側、及び前記素子の他方面側に形成する工程と、
前記エッチング液により前記第1開口部を通して前記支持基板をエッチングし、前記素子と前記支持基板との間に空間を形成する工程と、
を含む、デバイスの製造方法。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
請求項1に記載のデバイスの製造方法であって、
前記電極パッドは、前記第2開口部から露出する面に窒化チタンが配置されている、デバイスの製造方法。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスの製造方法であって、
前記保護膜は、酸化シリコンである、デバイスの製造方法。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスの製造方法であって、
前記支持基板は、シリコン基板であり、
前記エッチング液は、水酸化テトラメチルアンモニウムである、デバイスの製造方法。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスの製造方法であって、
前記保護膜を形成する工程の後に、前記第1開口部及び前記第2開口部を同時に形成する工程を有する、デバイスの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、デバイスの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、振動デバイスを形成するために、振動部の上や電極パッドの上に形成されたシリコン酸化膜をマスクとしてウェットエッチングを行い、振動部の下側にキャビティ(空洞)を形成し、その後、電極パッド上のシリコン酸化膜を除去するために、更に、ウェットエッチングを行い、電極パッドの表面を露出させる、振動デバイスの製造方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-36063号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、電極パッド上のシリコン酸化膜を除去した際に、振動部の周囲に配置され、共振周波数の補正に用いられるシリコン酸化膜も除去してしまうことから、振動素子の共振周波数のバラツキが大きくなるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
デバイスの製造方法は、素子と、前記素子を駆動するための素子電極と、前記素子の周囲に配置された枠部と、前記枠部に配置され前記素子電極に接続された電極パッドと、を有する素子基板と、前記素子基板の一方面側に接合された支持基板と、を備えたデバイスの製造方法であって、エッチング液に耐性を有し、前記素子の外形と前記枠部との間の第1開口部と、前記電極パッド上の第2開口部と、を有する保護膜を、前記枠部の他方面側、及び前記素子の他方面側に形成する工程と、前記エッチング液により前記第1開口部を通して前記支持基板をエッチングし、前記素子と前記支持基板との間に空間を形成する工程と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
振動デバイスの構成を示す平面図。
図1に示す振動デバイスのA-A線に沿う断面図。
振動デバイスの製造方法を示す断面図。
振動デバイスの製造方法を示す断面図。
振動デバイスの製造方法を示す断面図。
振動デバイスの製造方法を示す断面図。
振動デバイスの製造方法を示す断面図。
振動デバイスの製造方法を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
まず、図1及び図2を参照しながら、振動デバイス100の構成を説明する。
【0008】
図1及び図2に示すように、振動デバイス100は、素子基板10と、素子基板10の一方面側に接合された支持基板20と、を備えている。具体的には、振動デバイス100は、素子基板10と支持基板20との間にBOX(Buried Oxide)層30を有するSOI(Silicon on Insulator)基板40を有している。
【0009】
SOI基板40は、シリコン層10aと、酸化シリコン(SiO
2
)層30aと、シリコン層20aとが、この順で積層された基板である。シリコン層10aは、例えば、単結晶シリコンで構成される。素子基板10は、シリコン層10aを有する。支持基板20は、シリコン層20aを有する。
【0010】
素子基板10は、素子50と、素子50を駆動するための素子電極61,62と、素子50の周囲に配置された枠部70と、枠部70に配置され素子電極61,62と電気的に接続された電極パッド80と、を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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