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公開番号2024044736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150459
出願日2022-09-21
発明の名称接続構造
出願人株式会社ダイヘン
代理人個人,個人
主分類H01H 33/66 20060101AFI20240326BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電気抵抗を小さくすることができる接続構造を提供する。
【解決手段】本開示に係る接続構造は、端子2を収容しているケース1の内側に、導体(ロッド3)の一部が進入して前記端子2に接続されている接続構造であって、前記ケース1の少なくとも一部は導電性を有し、前記ケース1の前記一部と前記端子2とは互いに電気的に接続されており、前記ケース1の外側にて前記導体に電気的に接続するようにして取り付けられている導電性の接続具4と、該接続具4と前記ケース1との間に挟まれている環状の摩擦増加部材5と、前記接続具4に電気的に接続されており、前記摩擦増加部材5の内側を通って前記ケース1の前記一部に接触している導電性の接触部42とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端子を収容しているケースの内側に、導体の一部が進入して前記端子に接続されている接続構造であって、
前記ケースの少なくとも一部は導電性を有し、
前記ケースの前記一部と前記端子とは互いに電気的に接続されており、
前記ケースの外側にて前記導体に電気的に接続するようにして取り付けられている導電性の接続具と、
該接続具と前記ケースとの間に挟まれている環状の摩擦増加部材と、
前記接続具に電気的に接続されており、前記摩擦増加部材の内側を通って前記ケースの前記一部に接触している導電性の接触部と
を備えることを特徴とする接続構造。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記導体はロッドであり、
前記導体の一端部が前記ケースに進入しており、
前記一端部の外周面及び前記導体の前記ケースの外側に位置する外周面夫々に雄ネジが設けられており、
前記端子には、前記雄ネジに螺合する雌ネジが設けられており、
前記接続具は、前記雄ネジに螺合する雌ネジが内周面に設けられた環状部材であり、
前記導体は前記接続具及び前記摩擦増加部材夫々の内側を貫通しており、
前記摩擦増加部材はバネ座金であることを特徴とする請求項1に記載の接続構造。
【請求項3】
前記ケースの前記一部は前記ケースを構成する壁部の一部分であり、
前記接触部は、
前記接続具に一体に設けられており、且つ前記ケースの前記一部の外面に接触しているか、又は
前記接続具とは別体であり、且つ前記外面及び前記接続具夫々に接触しており、
前記摩擦増加部材は前記接続具及び前記外面夫々に接触していることを特徴とする請求項2に記載の接続構造。
【請求項4】
前記摩擦増加部材は、内面同士又は外面同士が向かい合わせになった2つの皿バネ座金であることを特徴とする請求項2又は3に記載の接続構造。
【請求項5】
前記摩擦増加部材は非磁性体製であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、接続構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の開閉器において、ブッシングの中心導体に真空バルブの端子が接続されている。
中心導体が導線性のロッドであり、端子が真空バルブのケースに収容されている場合、ロッドの一端部がケースの内側に進入して端子に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-31275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ロッドと端子との接続部分において、通電電流が大きくなると通電面積が不足し、発熱により電気抵抗が増大することがある。
【0005】
本開示の目的は、電気抵抗を小さくすることができる接続構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る接続構造は、端子を収容しているケースの内側に、導体の一部が進入して前記端子に接続されている接続構造であって、前記ケースの少なくとも一部は導電性を有し、前記ケースの前記一部と前記端子とは互いに電気的に接続されており、前記ケースの外側にて前記導体に電気的に接続するようにして取り付けられている導電性の接続具と、該接続具と前記ケースとの間に挟まれている環状の摩擦増加部材と、前記接続具に電気的に接続されており、前記摩擦増加部材の内側を通って前記ケースの前記一部に接触している導電性の接触部とを備えることを特徴とする。
【0007】
本開示にあっては、導体の一部がケースの内側に進入して、ケースに収容された端子に接続される。
ケースの少なくとも一部は導電性を有する。以下では、ケースの導電性を有する部分を導電性部分という。
ケースの外側にて、導電性の接続具が導体に取り付けられる。また、環状の摩擦増加部材が接続具とケースとの間に挟まれる。摩擦増加部材により、導体に取り付けられている接続具とケースとの間の摩擦が増加するので、導体がケースから抜け出すことが防止される。
【0008】
接続具は導体に電気的に接続される。接触部は接続具に電気的に接続され、且つケースの導電性部分に接触する。ケースの導電性部分は端子に電気的に接続される。故に、導体と端子との間の通電経路には、導体及び端子を互いに直接的に結ぶ経路のみならず、導体、接続具、接触部、ケースの導電性部分、及び端子をこの順に結ぶ経路が含まれる。換言すれば、導体と端子との間の通電経路が広いので、導体と端子との接続部分の電気抵抗を小さくすることができる。
導電性の接触部は、摩擦増加部材の内側を通る。摩擦増加部材の内側が接触部の配置スペースとして有効利用されるので、コンパクトな接続構造の実現を図ることができる。
【0009】
本開示に係る接続構造は、前記導体はロッドであり、前記導体の一端部が前記ケースに進入しており、前記一端部の外周面及び前記導体の前記ケースの外側に位置する外周面夫々に雄ネジが設けられており、前記端子には、前記雄ネジに螺合する雌ネジが設けられており、前記接続具は、前記雄ネジに螺合する雌ネジが内周面に設けられた環状部材であり、前記導体は前記接続具及び前記摩擦増加部材夫々の内側を貫通しており、前記摩擦増加部材はバネ座金であることを特徴とする。
【0010】
本開示にあっては、導体がロッドであり、導体の一端部がケースに進入する。導体と端子とは、導体の一端部の外周面に設けられている雄ネジが端子に設けられている雌ネジに螺合することによって、互いに接続される。
導体の外周面の内、ケースの外側に位置する部分に雄ネジが設けられている。接続具は環状部材であり、接続具の内周面に雌ネジが設けられている。導体は接続具の内側を貫通する。導体の、ケースの外側に位置する雄ネジが、接続具の雌ネジに螺合することによって、接続具は導体に電気的に接続するようにして取り付けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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