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公開番号2024031428
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022134972
出願日2022-08-26
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240229BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】定着装置を往復移動させる構成であっても、定着フィルムの幅方向端部の温度バランスが崩れることを抑制できる構成を提供する。
【解決手段】定着装置は、定着フィルムと加圧ローラとでニップ部を形成し、ニップ部で記録材を挟持搬送することでトナー像を記録材に定着させる。画像形成装置は、定着フィルムの幅方向第1端部側の第1領域に向けて送風するファンと、定着フィルムの幅方向第2端部側の第2領域に向けて送風するもう一つのファンと、定着装置を幅方向に移動させるレシプロ機構とを備える。制御回路部は、定着装置の幅方向の位置に応じて、2つのファンの風量のうちの少なくとも一方の風量を変更する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
第1回転体と、前記第1回転体との間でトナー像を担持した記録材を挟持搬送してトナー像を記録材に定着させるニップ部を形成する第2回転体と、前記第1回転体を加熱する加熱部と、を有する定着装置と、
記録材の搬送方向に関して交差する幅方向に関して、前記第1回転体の中央部よりも第1端部側である前記第1回転体の第1領域に向けて送風する第1送風部と、
前記幅方向に関して、前記第1回転体の前記中央部よりも前記第1端部とは反対側の第2端部側である前記第1回転体の第2領域に向けて送風する第2送風部と、
前記定着装置を前記幅方向に往復移動させる往復移動部と、
前記定着装置の前記幅方向の位置に応じて、前記第1送風部の風量と前記第2送風部の風量とのうちの少なくとも一方の風量を変更する制御部と、を備えた
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記定着装置が前記幅方向に関して中央位置にある場合には、前記第1送風部の風量を第1の風量、前記第2送風部の風量を第2の風量とし、前記定着装置が前記幅方向に関して前記中央位置よりも前記第1端部側に位置する場合には、前記第1送風部の風量を前記第1の風量よりも小さい第3の風量、前記第2送風部の風量を前記第2の風量よりも大きい第4の風量とする
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記定着装置が前記幅方向に関して前記中央位置よりも前記第1端部側の第1位置に位置する場合には、前記第1送風部の風量を前記第3の風量、前記第2送風部の風量を前記第4の風量とし、前記定着装置が前記幅方向に関して前記第1位置よりも前記第1端部側の第2位置に位置する場合には、前記第1送風部の風量を前記第3の風量よりも小さい第5の風量、前記第2送風部の風量を前記第4の風量よりも大きい第6の風量とする
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記往復移動部により前記定着装置を移動させたタイミングで前記第1送風部の風量と前記第2送風部とのうちの少なくとも一方の風量を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記ニップ部を記録材が所定枚数通過する毎に前記定着装置を移動させるように前記往復移動部を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記定着装置は、前記幅方向に関して前記中央部よりも端部側の前記第1回転体の温度を検知する温度検知部を有し、
前記制御部は、前記温度検知部により検知された温度に基づいて、前記第1送風部及び前記第2送風部の駆動及び停止を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
第1回転体と、前記第1回転体との間でトナー像を担持した記録材を挟持搬送してトナー像を記録材に定着させるニップ部を形成する第2回転体と、前記第1回転体を加熱する加熱部と、を有する定着装置と、
空気を送る送風部と、
前記送風部から送られた空気を、記録材の搬送方向に関して交差する幅方向に関して、前記第1回転体の中央部よりも第1端部側である前記第1回転体の第1領域に向けて案内する第1ダクトと、
前記第1ダクトの開口幅を変更可能な第1シャッタと、
前記送風部から送られた空気を、前記第1回転体の前記中央部よりも前記第1端部とは反対側の第2端部側である前記第1回転体の第2領域に向けて案内する第2ダクトと、
前記第2ダクトの開口幅を変更可能な第2シャッタと、
前記定着装置を前記幅方向に往復移動させる往復移動部と、
前記定着装置の前記幅方向の位置に応じて、前記第1シャッタにより形成される前記第1ダクトの開口幅と前記第2シャッタにより形成される前記第2ダクトの開口幅とのうちの少なくとも一方の開口幅を変更する制御部と、を備えた
ことを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
前記第1シャッタにより形成される前記第1ダクトの開口幅を前記第1シャッタの開口幅とし、前記第2シャッタにより形成される前記第2ダクトの開口幅を前記第2シャッタの開口幅とし、
前記制御部は、前記定着装置が前記幅方向に関して中央位置にある場合には、前記第1シャッタの開口幅を第1の開口幅、前記第2シャッタの開口幅を第2の開口幅とし、前記定着装置が前記幅方向に関して前記中央位置よりも前記第1端部側に位置する場合には、前記第1シャッタの開口幅を前記第1の開口幅よりも狭い第3の開口幅、前記第2シャッタの開口幅を前記第2の開口幅よりも広い第4の開口幅とする
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記定着装置が前記幅方向に関して前記中央位置よりも前記第1端部側の第1位置に位置する場合には、前記第1シャッタの開口幅を前記第3の開口幅、前記第2シャッタの開口幅を前記第4の開口幅とし、前記定着装置が前記幅方向に関して前記第1位置よりも前記第1端部側の第2位置に位置する場合には、前記第1シャッタの開口幅を前記第3の開口幅よりも狭い第5の開口幅、前記第2シャッタの開口幅を前記第4の開口幅よりも広い第6の開口幅とする
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記往復移動部により前記定着装置を移動させたタイミングで前記第1シャッタの開口幅と前記第2シャッタの開口幅とのうちの少なくとも一方の開口幅を変更する
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、記録材に担持されたトナー像を加熱してトナー像を記録材に定着させる定着装置を有する。このような定着装置は、例えば、定着フィルムなどの第1回転体と、加圧ローラなどの第2回転体との間に形成されるニップ部において、トナー像を担持した記録材を加圧、加熱した状態で搬送することでトナー像を記録材に定着させる。
【0003】
また、このような定着装置として、第1回転体が局所的に傷つくことを抑制するために、定着装置を記録材の搬送方向に交差する幅方向に往復移動させる構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
更に、定着装置として、記録材が通過しない非通過部が昇温すること(非通過部昇温)を抑制すべく、第1回転体の端部側の領域をファンにより送風して冷却する構成も提案されている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-194216号公報
特開2013-134421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のように、定着装置を往復移動(レシプロ動作)させる構成の場合、定着装置のレシプロ動作の前後で第1回転体の幅方向両端部の温度バランスが崩れることになる。これは、第1回転体を加熱するヒータとニップ部を通過する記録材との幅方向の位置関係が、レシプロ動作の前後で変化するためである。例えば、レシプロ動作により定着装置が幅方向に関して中央位置よりも片側に移動した場合、記録材はニップ部において中央位置よりも他側を通過することになる。このため、第1回転体の片側では非通過部昇温が生じ易く、他側では非通過部昇温が生じにくくなる。
【0007】
ここで、特許文献2に記載のような非通過部昇温を抑制するために第1回転体の端部を冷却する構成を、上述のようなレシプロ動作を行う構成に組み合わせることが考えられる。しかしながら、従来の非通過部昇温を抑制するために第1回転体の端部に向けて送風する構成の場合、第1回転体の両端部にそれぞれ送風する風量は同じである。このため、このような構成を組み合わせても、レシプロ動作による第1回転体の幅方向両端部の温度バランスの崩れを改善することはできない。
【0008】
本発明は、定着装置を往復移動させる構成であっても、第1回転体の幅方向端部の温度バランスが崩れることを抑制できる構成を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像形成装置は、第1回転体と、前記第1回転体との間でトナー像を担持した記録材を挟持搬送してトナー像を記録材に定着させるニップ部を形成する第2回転体と、前記第1回転体を加熱する加熱部と、を有する定着装置と、記録材の搬送方向に関して交差する幅方向に関して、前記第1回転体の中央部よりも第1端部側である前記第1回転体の第1領域に向けて送風する第1送風部と、前記幅方向に関して、前記第1回転体の前記中央部よりも前記第1端部とは反対側の第2端部側である前記第1回転体の第2領域に向けて送風する第2送風部と、前記定着装置を前記幅方向に往復移動させる往復移動部と、前記定着装置の前記幅方向の位置に応じて、前記第1送風部の風量と前記第2送風部の風量とのうちの少なくとも一方の風量を変更する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の画像形成装置は、第1回転体と、前記第1回転体との間でトナー像を担持した記録材を挟持搬送してトナー像を記録材に定着させるニップ部を形成する第2回転体と、前記第1回転体を加熱する加熱部と、を有する定着装置と、空気を送る送風部と、前記送風部から送られた空気を、記録材の搬送方向に関して交差する幅方向に関して、前記第1回転体の中央部よりも第1端部側である前記第1回転体の第1領域に向けて案内する第1ダクトと、前記第1ダクトの開口幅を変更可能な第1シャッタと、前記送風部から送られた空気を、前記第1回転体の前記中央部よりも前記第1端部とは反対側の第2端部側である前記第1回転体の第2領域に向けて案内する第2ダクトと、前記第2ダクトの開口幅を変更可能な第2シャッタと、前記定着装置を前記幅方向に往復移動させる往復移動部と、前記定着装置の前記幅方向の位置に応じて、前記第1シャッタにより形成される前記第1ダクトの開口幅と前記第2シャッタにより形成される前記第2ダクトの開口幅とのうちの少なくとも一方の開口幅を変更する制御部と、を備えたことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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