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公開番号2024030756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022133856
出願日2022-08-25
発明の名称聴音装置及びプログラム
出願人株式会社JVCケンウッド
代理人個人
主分類H04R 3/00 20060101AFI20240229BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ユーザの聴力レベルに応じた音量調整を行うことが可能な聴音装置を提供すること。
【解決手段】本開示にかかる聴音装置10は、複数の音量段階を用いて、出力音声の音量レベルを調整可能である。聴音装置10は、ユーザの聴力レベルを取得する取得部11と、聴力レベルに応じて、複数の音量段階と音量レベルとの関係を示す音量カーブを設定する設定部12と、音量カーブに基づいて、音量レベルを調整する音量調整部13と、を備えている。音量カーブは、所定の位置に変化点を有し、変化点の前後で傾きが異なるように設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の音量段階を用いて、出力音声の音量レベルを調整可能な聴音装置であって、
ユーザの聴力レベルを取得する取得部と、
前記聴力レベルに応じて、前記複数の音量段階と前記音量レベルとの関係を示す音量カーブを設定する設定部と、
前記音量カーブに基づいて、前記音量レベルを調整する音量調整部と、を備え、
前記音量カーブは、所定の位置に変化点を有し、前記変化点の前後で傾きが異なるように設けられている
聴音装置。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記変化点は、前記音量段階の最小段階と最大段階との間に位置する中間範囲に設けられている
請求項1に記載の聴音装置。
【請求項3】
前記音量カーブは、前記聴力レベルが低いほど、前記変化点の前の傾きよりも後の傾きが緩やかとなり、前記聴力レベルが高いほど、前記変化点の前の傾きよりも後の傾きが急峻となるように設けられている
請求項1又は2に記載の聴音装置。
【請求項4】
前記設定部は、左耳及び右耳のそれぞれに対応する前記音量カーブを設定する
請求項1又は2に記載の聴音装置。
【請求項5】
複数の音量段階を用いて、出力音声の音量レベルを調整可能な聴音装置の制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記制御方法は、
ユーザの聴力レベルを取得する取得ステップと、
前記聴力レベルに応じて、前記複数の音量段階と前記音量レベルとの関係を示す音量カーブを設定する設定ステップと、
前記音量カーブに基づいて、前記音量レベルを調整する音量調整ステップと、を含み、
前記音量カーブは、所定の位置に変化点を有し、前記変化点の前後で傾きが異なるように設けられている
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、聴音装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ユーザの聴力レベルに応じて、音声出力装置から出力される音声の音量レベルを調整する技術が知られている。関連する技術として、特許文献1は、話者の聴力レベルを推定し、推定された聴力レベルに合わせて受話音量レベルを自動的に変更する電話機を開示する。
【0003】
また、別の関連する技術として、周囲の音声を集音し、音声信号を増幅させることで、当該周囲の音声を大きな音量で出力させる技術が知られている。このような技術は、例えば、周囲の会話を集音し、大きな音量に増幅させて、ユーザが装着するイヤホンなどから出力させるボイスレシーバなどに用いられている。ユーザは、イヤホンなどから出力される音声が所望の音量となるように、所定の操作ボタンなどを用いて音量を調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-002732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のようなボイスレシーバは、出力可能な音量レベルの範囲が広く設けられることで、様々な聴力レベルのユーザに対応することができる。出力可能な音量レベルの範囲は、例えば、0dB~40dBである。このような広い範囲で音量調整を行う場合において、例えばボリュームつまみなどを用いて、アナログ的に、無段階での音量選択が可能であるとする。この場合、ユーザは、ボリュームつまみを適宜回すことで音量を調整する。これにより、ユーザは出力音声が所望の音量となるように、容易に音量調整を行うことができる。
【0006】
しかしながら、機器のデジタル化に伴い、近年では、音量をデジタル的に多段階で調整することが想定される。また、調整に用いられる音量の段階は、10段階程度しか設けられていない場合がある。このような場合、例えば40dBもの音量差を10段階で調整するため、1段階での音量差が大きくなる。そのため、ユーザが音量段階を1段階変更すると、出力音声の変化の幅が大きく、微調整を行うことが困難となる。
【0007】
また、ユーザの聴力レベルによっては、上述した広い音量範囲の全てを対象として音量調整を行うことが効率的でない場合がある。例えばユーザが健聴者である場合、大きな音量レベル(例えば40dB)では、音量が大き過ぎて耳に耐えられない。そのため、このようなユーザが当該音量レベルを選択する可能性は低い。また、これとは反対に、ユーザが難聴者である場合、小さな音量レベル(例えば5dB)では、音量が小さ過ぎて、音声が聞こえない。そのため、このようなユーザは、当該音量レベルの音量変化が認識できない場合がある。
【0008】
また、ユーザの聴力レベルにかかわらず細かな音量調整が可能となるように、音量の段階数を増やしたとする(例えば30段階)。このような場合、ユーザによっては、所望の音量となるまでの操作の数が多くなり、容易に音量調整を行うことができない。このように、関連する技術では、聴力レベルの異なるユーザのそれぞれが、容易に音量調整を行うことは難しいという問題があった。
【0009】
本開示の目的は、上述した課題を鑑み、ユーザの聴力レベルに応じた音量調整を行うことが可能な聴音装置及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示にかかる聴音装置は、
複数の音量段階を用いて、出力音声の音量レベルを調整可能な聴音装置であって、
ユーザの聴力レベルを取得する取得部と、
前記聴力レベルに応じて、前記複数の音量段階と前記音量レベルとの関係を示す音量カーブを設定する設定部と、
前記音量カーブに基づいて、前記音量レベルを調整する音量調整部と、を備え、
前記音量カーブは、所定の位置に変化点を有し、前記変化点の前後で傾きが異なるように設けられているものである。
(【0011】以降は省略されています)

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