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10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024036192
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022140971
出願日2022-09-05
発明の名称画像記録装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 1/04 20060101AFI20240308BHJP(電気通信技術)
要約【課題】被記録媒体の搬送速度が変化しても、読取画像に変化を生じにくくする。
【解決手段】コントローラ10は、取得した第1搬送速度v1に応じて搬送部200を駆動し、ヘッド220又は光学的ラインセンサ230を含む発熱源の駆動による発熱状況を示す発熱情報を取得し、発熱情報に応じて、第1搬送速度v1をより遅い第2搬送速度v2へ変更し、第2搬送速度v2に変更したことに応じて、第1点灯時間t1を、第1点灯時間t1より長い第2点灯時間t2へ変更し、第1発光量L1および第2点灯時間t2に基づいて第1照射光量i1を決定し、決定された第1照射光量i1が第1閾値Th1以上であることを条件として、第1発光量L1を、第1発光量L1より小さい第2発光量L2へ変更し、第2点灯時間t2および第2発光量L2で光学的ラインセンサ230を駆動する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
被記録媒体を搬送する搬送部と、
上記搬送部により搬送される上記被記録媒体に画像を記録するヘッドと、
上記ヘッドにより上記被記録媒体に記録された画像に対して光源から照射した光の反射光を受光して電気的に検知する光学的ラインセンサと、
コントローラと、を備え、
上記コントローラは、
上記搬送部による上記被記録媒体の第1搬送速度と、上記光学的ラインセンサによる単位読取ライン当たりの上記光源の第1点灯時間および第1発光量とを取得し、
取得した上記第1搬送速度に応じて上記搬送部を駆動し、
上記ヘッド又は上記光学的ラインセンサを含む発熱源の駆動による発熱状況を示す発熱情報を取得し、
上記発熱情報に応じて、上記第1搬送速度をより遅い第2搬送速度へ変更し、
上記第2搬送速度に変更したことに応じて、上記第1点灯時間を、上記第1点灯時間より長い第2点灯時間へ変更し、
上記第1発光量および上記第2点灯時間に基づいて第1照射光量を決定し、
決定された上記第1照射光量が第1閾値以上であることを条件として、上記第1発光量を、上記第1発光量より小さい第2発光量へ変更し、
上記第2点灯時間および上記第2発光量で上記光学的ラインセンサを駆動する画像記録装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
上記コントローラは、
上記第1発光量および上記第1点灯時間に基づいて第2照射光量を決定し、
上記第2発光量および上記第2点灯時間に基づいて第3照射光量を決定し、
上記第2照射光量および上記第3照射光量に基づいて、上記単位読取ライン当たりに上記光学的ラインセンサによって読み取られた上記画像の画素値を補正する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
上記コントローラは、
上記発熱情報に応じて、上記第2搬送速度を、上記第2搬送速度より遅い第3搬送速度に変更し、
上記第3搬送速度に変更したことに応じて、上記第2点灯時間を、上記第2点灯時間より長い第3点灯時間に変更し、
上記第2発光量および上記第3点灯時間に基づいて第4照射光量を決定し、
決定した上記第4照射光量が第2閾値以上であることを条件として上記第2発光量を、上記第2発光量より小さい第3発光量へ変更し、
上記第3点灯時間および上記第3発光量で上記光学的ラインセンサを駆動する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項4】
上記コントローラは、
上記発熱情報に応じて、上記第2搬送速度を上記第1搬送速度に変更し、
上記第1搬送速度に変更したことに応じて、上記第2点灯時間を上記第1点灯時間へ変更し、
上記第1点灯時間および上記第1発光量で上記光学的ラインセンサを駆動する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項5】
上記コントローラは、
上記単位読取ラインの読取開始を示す開始信号を取得し、
上記開始信号を取得したことに応じて、取得された点灯時間で上記光学的ラインセンサを駆動し上記単位読取ラインの読取動作を実行し、
上記光学的ラインセンサの上記読取動作を実行中に上記開始信号を取得したことに応じて、上記読取動作を終了した後に、次の上記単位読取ラインの読取動作を実行する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項6】
上記ヘッドの温度を検知する温度センサをさらに備え、
上記温度センサは上記発熱情報を示す信号を出力する請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項7】
上記コントローラは、
上記被記録媒体に記録される画像を示す画像情報を取得し、
取得した画像情報に基づいて上記発熱情報を決定する請求項1に記載の画像記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像記録装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1および2には、用紙に記録された画像の読取精度を向上すべく、用紙の搬送速度に応じて、光学的ラインセンサの発光タイミング(読取タイミング)を変更する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-187041号公報
特開2016-107429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1および特許文献2に記載されているように、用紙の搬送速度に応じて光学的ラインセンサの発光タイミングが変更されると、光学的ラインセンサから用紙の単位領域に照射される照射光量が変わり得る。その結果、用紙の搬送速度の変化により、光学的ラインセンサによる読取画像に変化が生じ得る。
【0005】
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被記録媒体の搬送速度が変化しても、読取画像に変化が生じにくい画像記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係る画像記録装置は、被記録媒体を搬送する搬送部と、上記搬送部により搬送される上記被記録媒体に画像を記録するヘッドと、上記ヘッドにより上記被記録媒体に記録された画像に対して光源から照射した光の反射光を受光して電気的に検知する光学的ラインセンサと、コントローラと、を備えている。上記コントローラは、上記搬送部による上記被記録媒体の第1搬送速度と、上記光学的ラインセンサによる単位読取ライン当たりの上記光源の第1点灯時間および第1発光量とを取得し、取得した上記第1搬送速度に応じて上記搬送部を駆動し、上記ヘッド又は上記光学的ラインセンサを含む発熱源の駆動による発熱状況を示す発熱情報を取得し、上記発熱情報に応じて、上記第1搬送速度をより遅い第2搬送速度へ変更し、上記第2搬送速度に変更したことに応じて、上記第1点灯時間を、上記第1点灯時間より長い第2点灯時間へ変更し、上記第1発光量および上記第2点灯時間に基づいて第1照射光量を決定し、決定された上記第1照射光量が第1閾値以上であることを条件として、上記第1発光量を、上記第1発光量より小さい第2発光量へ変更し、上記第2点灯時間および上記第2発光量で上記光学的ラインセンサを駆動する。
【0007】
発熱源の発熱状況に応じて被記録媒体の搬送速度が変更されると、光学的ラインセンサに対する被記録媒体の搬送速度も変更される。搬送速度の変更に応じて、単位読取ライン当たりの光源の点灯時間が第2点灯時間に変更される。第2点灯時間および第1発光量による第1照射光量が第1閾値以上となる場合に、第1発光量より小さい第2発光量へ変更されるので、読取画像において所謂白飛びが抑制される。
【0008】
(2)上記コントローラは、上記第1発光量および上記第1点灯時間に基づいて第2照射光量を決定し、上記第2発光量および上記第2点灯時間に基づいて第3照射光量を決定し、上記第2照射光量および上記第3照射光量に基づいて、上記単位読取ライン当たりに上記光学的ラインセンサによって読み取られた上記画像の画素値を補正してもよい。
【0009】
変更した発光量および点灯時間に応じて画素値が補正されるので、読取画像が劣化しにくくなる。
【0010】
(3)上記コントローラは、上記発熱情報に応じて、上記第2搬送速度を、上記第2搬送速度より遅い第3搬送速度に変更し、上記第3搬送速度に変更したことに応じて、上記第2点灯時間を、上記第2点灯時間より長い第3点灯時間に変更し、上記第2発光量および上記第3点灯時間に基づいて第4照射光量を決定し、決定した上記第4照射光量が第2閾値以上であることを条件として上記第2発光量を、上記第2発光量より小さい第3発光量へ変更し、上記第3点灯時間および上記第3発光量で上記光学的ラインセンサを駆動してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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