TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024022942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-21
出願番号2022126401
出願日2022-08-08
発明の名称制御装置
出願人川崎重工業株式会社
代理人個人
主分類G05B 11/36 20060101AFI20240214BHJP(制御;調整)
要約【課題】瞬時に障害に対応して、障害を回避する。
【解決手段】移動体1を移動させるためのアクチュエータ12の操作量を演算する制御装置100は、移動体1を目標位置へ移動させるための指令値を設定する設定器22と、障害を回避するための指令値の制約条件を設定する制限器25と、指令値が制約条件によって定められる制限範囲外である場合に、指令値を制限範囲内へ補正する補正器26と、指令値に基づいて操作量を演算する操作量演算器28とを備える。
【選択図】図5


特許請求の範囲【請求項1】
移動体を移動させるためのアクチュエータの操作量を演算する制御装置であって、
前記移動体を目標位置へ移動させるための指令値を設定する設定器と、
障害を回避するための前記指令値の制約条件を設定する制限器と、
前記指令値が前記制約条件によって定められる制限範囲外である場合に、前記指令値を前記制限範囲内へ補正する補正器と、
前記指令値に基づいて前記操作量を演算する操作量演算器とを備える制御装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1に記載の制御装置において、
前記制限器は、前記制約条件を逐次演算して、前記制約条件を更新する制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の制御装置において、
前記指令値としての前記移動体の指令速度に基づいてサーボ制御を実行するサーボ制御器をさらに備え、
前記補正器は、前記指令速度を前記制限範囲内へ補正して最終的な指令速度を前記サーボ制御器へ出力し、
前記サーボ制御器は、前記最終的な指令速度に基づいて指令力を出力し、
前記操作量演算器は、前記指令力に基づいて前記操作量を演算する制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の制御装置において、
前記制限器は、障害の回避に加え、前記サーボ制御器の制御特性に関する制約条件を設定する制御装置。
【請求項5】
請求項3に記載の制御装置において、
前記制限器は、障害の回避に加え、前記アクチュエータに関する制約条件を設定する制御装置。
【請求項6】
請求項1に記載の制御装置において、
前記制限器は、前記移動体と障害との間に所定の距離が確保されるように前記制約条件を設定する制御装置。
【請求項7】
請求項1に記載の制御装置において、
前記制限器は、前記移動体のうち複数の保護部位が障害を回避するように、前記複数の保護部位に対応する複数の前記制約条件を設定する制御装置。
【請求項8】
請求項1に記載の制御装置において、
前記制限器は、前記制約条件を調節可能に設定する制御装置。
【請求項9】
請求項1に記載の制御装置において、
補正後の前記指令値が所定の閾値未満となる場合に、
前記制限器は、前記制約条件を変更して、
前記補正器は、変更された前記制限範囲内へ前記指令値を補正する制御装置。
【請求項10】
請求項1に記載の制御装置において、
補正後の前記指令値が所定の閾値未満となる場合に、前記補正器は、前記指令値を予備補正して、予備補正された前記指令値を前記制限範囲内へ補正する制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、制御装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、移動体の経路を生成する技術に関し、移動体と障害との衝突を回避するように経路を生成して自動運転を行う技術が知られている。例えば、特許文献1には、複数のノードを直線で連結した経路を想定し、障害を回避するようにノードを移動させることによって最適な経路を演算する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11161501号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前述のように障害を回避する自動運転においては、障害に衝突しない将来の目標位置及び最適な時系列操作量が逐次演算される。そのような演算は複雑であり、演算負荷が大きい。そのため、瞬時の演算が難しく、急に出現した障害又は動きが急峻な障害等に瞬時に対応することが困難である。
【0005】
ここに開示された技術は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、瞬時に障害に対応して、障害を回避することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の技術は、移動体を移動させるためのアクチュエータの操作量を演算する制御装置が対象である。制御装置は、前記移動体を目標位置へ移動させるための指令値を設定する設定器と、障害を回避するための前記指令値の制約条件を設定する制限器と、前記指令値が前記制約条件によって定められる制限範囲外である場合に、前記指令値を前記制限範囲内へ補正する補正器と、前記指令値に基づいて前記操作量を演算する操作量演算器とを備える。
【発明の効果】
【0007】
前記制御装置によれば、瞬時に障害に対応して、障害を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、運転支援システムの概要図である。
図2は、移動体の概略的なハードウェア構成を示す図である。
図3は、制御装置のハードウェア構成を示す図である。
図4は、制御器の機能ブロック図である。
図5は、制御演算器の詳細な機能ブロック図である。
図6は、補正器による指令値の補正の一例を示すイメージ図である。
図7は、出力特性上の制約条件を考慮しない、補正器による操作量の補正の一例を示すイメージ図である。
図8は、出力特性上の制約条件を考慮した、補正器による操作量の補正の一例を示すイメージ図である。
図9は、固定の制約条件と可変の制約条件とを含む場合の補正器による指令値の補正の一例を示すイメージ図である。
図10は、デッドロック発生時に制約条件を変更する場合の補正器による指令値の補正の一例を示すイメージ図である。
図11は、デッドロック発生時に予備補正を行う場合の補正器による指令値の補正の一例を示すイメージ図である。
図12は、指令値の制限処理のフローチャートである。
図13は、船舶のモデルを示す説明図である。
図14は、車両のモデルを示す説明図である。
図15は、その他の実施形態に係る制御演算器の詳細な機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、例示的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、運転支援システム1000の概要図である。制御装置100は、移動体1に搭載され、移動体1の自動運転を実行する。移動体1は、運転支援システム1000に含まれる。運転支援システム1000は、複数の移動体1を含んでいてもよい。運転支援システム1000は、移動体1の他に、自動運転を支援する支援装置200を備える。支援装置200は、移動体1と通信可能に接続されている。支援装置200は、移動体1の運転を支援するための地図情報を移動体1へ送信する。制御装置100は、地図情報に基づいて経路を生成し、自動運転を実行する。支援装置200と移動体1との通信は、中継装置121を介して行われる。中継装置121は、例えば、管制塔120に設置されている。支援装置200と中継装置121とは、インターネット等の通信ネットワークNを介して接続されている。中継装置121と移動体1とは、無線通信を行う。
【0010】
地図情報には、地理的情報が含まれる。地理的情報は、道路、通路、航路及び地物(建物、樹木及び岩石など、自然及び人工に関わらず地上又は海上にある物)の少なくとも1つを含む。地理的情報は、道路図、施設図、航路図等の一般的な地図に関する情報であり得る。地図情報は、地理的情報の他に、障害に関する情報を含んでいてもよい。障害に関する情報は、障害の位置、速度及び種別の少なくとも1つを含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

アズビル株式会社
電圧出力回路
1か月前
アズビル株式会社
流量制御装置
20日前
ミネベアミツミ株式会社
入力装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
自動走行搬送車
19日前
エイブリック株式会社
ボルテージレギュレータ
19日前
株式会社クボタ
故障診断装置
18日前
株式会社デンソー
制御装置
24日前
株式会社デンソー
制御装置
24日前
リックス株式会社
状態検出装置
14日前
日本プラスト株式会社
節度感付加装置
1か月前
株式会社オリジン
電源装置
1か月前
株式会社GSユアサ
電力変換装置
27日前
村田機械株式会社
搬送車システム
4日前
株式会社オリジン
電源装置
1か月前
THK株式会社
編集装置及び編集方法
1か月前
THK株式会社
編集装置及び編集方法
1か月前
川崎重工業株式会社
要因分析装置及び要因分析方法
24日前
村田機械株式会社
走行車システム
1か月前
国立大学法人 名古屋工業大学
パラメータ探索空間算出方法
1か月前
株式会社FUJI
暖機運転システムを備えた工作機械
1か月前
株式会社ディスコ
加工装置
1か月前
東洋電装株式会社
移動検出装置および鞍乗車両
26日前
株式会社デンソー
ペダル装置
1か月前
愛三工業株式会社
弁システム
1か月前
株式会社デンソー
ペダル装置
24日前
八重洲無線株式会社
回動つまみの回動軸への取り付け機構
1か月前
株式会社ダイフク
無人航空機の搬送システム
26日前
多摩川精機株式会社
突入電流防止回路
4日前
株式会社SUBARU
電気自動車
1か月前
株式会社ディスコ
加工装置
4日前
THK株式会社
変数の突合方法及びプログラム
1か月前
株式会社ディスコ
加工装置
1か月前
株式会社東芝
データ処理装置及びガス変換システム
1か月前
株式会社日立製作所
設備診断装置及び設備診断方法
11日前
セイコーエプソン株式会社
生産ライン設計支援装置
1か月前
株式会社東海理化電機製作所
操作装置
1か月前
続きを見る