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公開番号2024021960
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022125190
出願日2022-08-05
発明の名称移動装置
出願人株式会社明電舎
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B66F 3/24 20060101AFI20240208BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】ダイナモメータを移動させる移動装置の作業性を向上させる。
【解決手段】第1爪部材12は、先端がアリ溝7の内部にあるとき、台座8のダイナモメータ3へ向かう方向(前進方向)への移動を許容するともに、台座8のダイナモメータ3から離れる方向(後進方向)への移動を制限する。第2爪部材13は、先端がアリ溝7の内部にあるとき、台座8のダイナモメータ3へ向かう方向(前進方向)への移動を制限するとともに、台座8のダイナモメータ3から離れる方向(後進方向)への移動を許容する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
直線上のレールと、
対象物に連結され、上記対象物を上記レールに沿って往復動させることが可能な可動ユニットと、を備え、
上記レールの表面には、複数の凹部が当該レールの長手方向に沿って間隔を空けて並んで形成され、
上記可動ユニットは、上記レールの長手方向に沿ってスライド移動可能に上記レールに支持された台座と、上記レールの長手方向に沿って伸縮可能となるように上記台座に固定されるとともに、一端が上記対象物に連結された油圧シリンダと、平面視で上記レールの長手方向に対して直交し、上記台座に回転可能に支持された第1回転軸部材と、平面視で上記第1回転軸部材と平行で、上記第1回転軸部材よりも上記対象物側に位置して上記台座に回転可能に支持された第2回転軸部材と、上記レールの長手方向に沿って伸び、先端よりも上記対象物側に位置する基端が上記第1回転軸部材に固定された第1爪部材と、上記レールの長手方向に沿って伸び、先端よりも上記対象物から離れた基端が上記第2回転軸部材に固定された第2爪部材と、を有することを特徴とする移動装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
上記第1爪部材は、先端が上記複数の凹部のいずれかの内部にあるとき、上記台座が上記レール上を上記対象物側へスライド移動すると、上記レールの長手方向で当該凹部の上記対象物に近い側の開口縁に底面が乗り上げ、上記第1回転軸部材を中心に先端が上方へ向かうように回転し、当該凹部の上記対象物に近い側の側壁を乗り越えることで上記台座の上記対象物へ向かう方向への移動を許容し、上記台座が上記レール上を上記対象物から離れる側へスライド移動すると、上記レールの長手方向で当該凹部の上記対象物から遠い側の側壁に対して先端が突き当てられることで上記台座の上記対象物から離れる方向への移動を制限し、
上記第2爪部材は、先端が上記複数の凹部のいずれかの内部にあるとき、上記台座が上記レール上を上記対象物側へスライド移動すると、上記レールの長手方向で当該凹部の上記対象物に近い側の側壁に対して先端が突き当てられることで上記台座の上記対象物へ向かう方向への移動を制限し、上記台座が上記レール上を上記対象物から離れる側へスライド移動すると、上記レールの長手方向で当該凹部の上記対象物に遠い側の開口縁に底面が乗り上げ、上記第2回転軸部材を中心に先端が上方へ向かうように回転し、当該凹部の上記対象物に遠い側の側壁を乗り越えることで上記台座の上記対象物から離れる方向への移動を許容する、ことを特徴とする請求項1に記載の移動装置。
【請求項3】
上記複数の凹部は、上記レールの長手方向に対して直交する方向に延びる溝であり、上記レールの長手方向に沿った底面の幅が、上記レールの長手方向に沿った開口の幅よりも広いアリ溝となるよう形成されていることを特徴とする請求項1に記載の移動装置。
【請求項4】
上記第1爪部材の先端と上記第2爪部材の先端は、それぞれ鋭角に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の移動装置。
【請求項5】
上記第1爪部材を上記複数の凹部の上方に引き上げられた位置に固定する第1ロック機構と、
上記第2爪部材を上記複数の凹部の上方に引き上げられた位置に固定する第2ロック機構と、を有することを特徴とする請求項1に記載の移動装置。
【請求項6】
上記第1爪部材の回転を規制する第1ストッパと、
上記第2爪部材の回転を規制する第2ストッパと、を有し、
上記第1ストッパは、上記第1爪部材を上記複数の凹部の上方に引き上げる側への上記第1爪部材の最大回転角度を規制し、
上記第2ストッパは、上記第2爪部材を上記複数の凹部の上方に引き上げる側への上記第2爪部材の最大回転角度を規制する、ことを特徴とする請求項1に記載の移動装置。
【請求項7】
上記第1爪部材の重心位置は、上記レールの長手方向で、上記第1回転軸部材の回転軸よりも上記第1爪部材の先端側に位置し、
上記第2爪部材の重心位置は、上記レールの長手方向で、上記第2回転軸部材の回転軸よりも上記第2爪部材の先端側に位置する、ことを特徴とする請求項1に記載の移動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧シリンダを用いて対象物を進退移動させる移動装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1~4には、車両の試験に際に、シリンダを利用してダイナモメータをスライド移動させる移動装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-258302号公報
特開2004-45252号公報
特開2010-169486号公報
特許第6724551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、これら特許文献1~4に開示された移動装置は、シリンダのストローク範囲内でしかダイナモメータを移動させることができない。
【0005】
これら特許文献1~4に開示された移動装置は、シリンダのストローク範囲以上にダイナモメータを移動させるためには、例えば、その都度シリンダを取り外して新たな位置に取り付け直すなど、所定の取り外し作業と所定の取り付け作業が必要になり、作業性が悪化してしまう虞がある。
【0006】
つまり、車両の試験の際にダイナモメータを移動させる移動装置は、作業性を向上させる上で、更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の移動装置は、直線上のレールと、対象物に連結され、上記対象物を上記レールに沿って往復動させることが可能な可動ユニットと、を備えている。上記レールの表面には、複数の凹部が当該レールの長手方向に沿って間隔を空けて並んで形成されている。上記可動ユニットは、上記レールの長手方向に沿ってスライド移動可能に上記レールに支持された台座と、上記レールの長手方向に沿って伸縮可能となるように上記台座に固定されるとともに、一端が上記対象物に連結された油圧シリンダと、平面視で上記レールの長手方向に対して直交し、上記台座に回転可能に支持された第1回転軸部材と、平面視で上記第1回転軸部材と平行で、上記第1回転軸部材よりも上記対象物側に位置して上記台座に回転可能に支持された第2回転軸部材と、上記レールの長手方向に沿って伸び、先端よりも上記対象物側に位置する基端が上記第1回転軸部材に固定された第1爪部材と、上記レールの長手方向に沿って伸び、先端よりも上記対象物から離れた基端が上記第2回転軸部材に固定された第2爪部材と、を有している。
【発明の効果】
【0008】
本発明の移動装置は、対象物を油圧シリンダのストローク以上に対象物を連続して進退移動させることができ、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る移動装置の正面図。
本発明に係る移動装置の斜視図。
本発明に係る移動装置の要部であるラチェット機構の斜視図。
本発明に係る移動装置の要部であるラチェット機構の斜視図。
ラチェット機構の動作を説明する説明図であって、(a)は前進時、(b)は後進時を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1~図4は、本発明に係る移動装置1を模式的に示した説明図である。図1は、移動装置1を正面視した正面図である。図2は、移動装置1の斜視図である。図3、図4は、移動装置1の要部であるラチェット機構2の斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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