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公開番号2024021692
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-16
出願番号2022124710
出願日2022-08-04
発明の名称粉体処理装置
出願人ホソカワミクロン株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類F26B 17/10 20060101AFI20240208BHJP(乾燥)
要約【課題】シャフト及び軸受の温度上昇を抑制し、長期間安定して動作可能な粉体処理装置を提供する。
【解決手段】粉体処理装置Aであって、筐体10と、中心軸Cxを中心に回転可能であるとともに筐体10の内部空間100において中心軸Cx周りに回転して粉体を処理する粉体処理部40が取り付けられるシャフト部20と、シャフト部20を筐体10に対して回転可能に支持する軸受Br1、Br2と、シャフト部20及び軸受Br1、Br2を冷却する冷却部50と、を有する。冷却部50は、シャフト部20に沿って延びるとともに冷媒が流動する冷媒配管51を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
中心軸を中心に回転可能であるとともに前記筐体の内部空間において前記中心軸の周りに回転して粉体を処理する粉体処理部が取り付けられるシャフト部と、
前記シャフト部を前記筐体に対して回転可能に支持する軸受と、
前記シャフト部及び前記軸受を冷却する冷却部と、を有し、
前記冷却部は、前記シャフト部に沿って延びるとともに冷媒が流動する冷媒配管を有する粉体処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記冷媒配管は、前記シャフト部の内部に配置されて前記中心軸に沿って延びる請求項1に記載の粉体処理装置。
【請求項3】
前記冷媒配管は、前記シャフト部の外面に開口する吐出部を有する請求項2に記載の粉体処理装置。
【請求項4】
前記軸受は、前記シャフト部の軸方向に離れた少なくとも2か所を回転可能に支持しており、
前記吐出部は、軸方向において前記軸受よりも前記粉体処理部に近い部分に開口する請求項3に記載の粉体処理装置。
【請求項5】
前記冷媒配管は、前記筐体の前記シャフト部に隣接した部分の内部に形成される請求項1から請求項4のいずれかに記載の粉体処理装置。
【請求項6】
前記冷媒配管は、
吹出管と、
前記吹出管の出口に接続されて前記出口よりも断面積が大きい減圧管と、を有する請求項1から請求項4のいずれかに記載の粉体処理装置。
【請求項7】
前記粉体処理部は、
それぞれ、異なる粉体処理を実行する第1粉体処理部及び第2粉体処理部を有し、
前記シャフト部は、
前記第1粉体処理部及び第2粉体処理部の一方に接続される第1シャフトと、
前記第1粉体処理部及び前記第2粉体処理部の他方に接続される第2シャフトと、を有し、
前記第1シャフトは、前記軸受を介して前記第2シャフトに回転可能に支持され、前記第2シャフトは、前記軸受を介して前記筐体に回転可能に支持され、
前記冷却部は、前記第1シャフト及び前記第2シャフトの少なくとも一方の内部に配置される請求項1から請求項4のいずれかに記載の粉体処理装置。
【請求項8】
前記第1シャフトは円柱状であり、前記第2シャフトは前記第1シャフトの径方向外側に配置される筒状である請求項7に記載の粉体処理装置。
【請求項9】
前記シャフト部の中心軸を水平方向に配置するとともに前記シャフト部に配置された粉体処理部により粉体を乾燥させることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の粉体処理装置。
【請求項10】
前記シャフト部の中心軸を垂直方向に配置するとともに投入された原料を粉砕し、粉砕して生成された粉体を乾燥させつつ所定の粒径以下の粉体を取り出す請求項1から請求項4のいずれかに記載の粉体処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体の処理を行う粉体処理装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乾燥機等、粉体に熱を加えて処理を行う装置が知られている(例えば、特許文献1)。乾燥機では、高温の気流を流入されており、粉体は、上昇する高温の気流に乗って上昇する間に、乾燥される。そして、上部に設けられた分級部で分級された粉体が外部に排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-041652号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の乾燥機では、流入される高温の気流によってシャフトの温度が上昇する。シャフトの昇温によりシャフトが変形する場合があり、シャフトの変形によって、分級部の回転の精度が低下し、分級装置の分級性能が低下する虞がある。また、高温の気流を流入させない構成の粉体処理装置であっても、シャフトを支持する軸受、オイルシール、グランドパッキン等の摩擦によって発熱し、その熱によってシャフトが変形する。シャフトの変形により粉体処理の精度が低下する虞がある。
【0005】
そこで、本発明は上記のような課題を解決するため、シャフト及び軸受の温度上昇を抑制し、長期間安定して動作可能な粉体処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため本発明にかかる粉体処理装置は、筐体と、中心軸を中心に回転可能であるとともに前記筐体の内部空間において前記中心軸周りに回転して粉体を処理する粉体処理部が取り付けられるシャフト部と、前記シャフト部を前記筐体に対して回転可能に支持する軸受と、前記シャフト部及び前記軸受を冷却する冷却部と、を有する。前記冷却部は、前記シャフト部に沿って延びるとともに冷媒が流動する冷媒配管を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、シャフト及び軸受の温度上昇を抑制し、長期間安定して動作可能な粉体処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明にかかる第1実施形態の粉体処理装置の断面図である。
冷却部の構造を示す概略拡大図である。
第2実施形態の粉体処理装置の断面図である。
冷却部の構造を示す概略拡大図である。
第3実施形態にかかる粉体処理装置の断面図である。
冷却部の構造を示す概略拡大図である。
第1変形例の冷却部の中心軸と直交する面で切断した概略断面図である。
第1変形例の他の例の冷却部の中心軸と直交する面で切断した概略断面図である。
第1変形例の別例の冷却部の中心軸と直交する面で切断した概略断面図である。
第2変形例の冷却部の中心軸と直交する面で切断した概略断面図である。
第3変形例の冷却部の中心軸と直交する面で切断した概略断面図である。
第3変形例の中心軸を含む面で切断した概略断面図である。
第4変形例の冷却部の中心軸と直交する面で切断した概略断面図である。
第4変形例の中心軸を含む面で切断した概略断面図である。
第5変形例の冷却部の中心軸と直交する面で切断した概略断面図である。
第5変形例の冷却部の中心軸を含む面で切断した概略断面図である。
第6変形例の冷却部の中心軸を含む面で切断した概略断面図である。
第4実施形態の粉体処理装置の第1粉体処理部及び第2粉体処理部を拡大した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明にかかる粉体処理装置について図面を参照して説明する。
【0010】
<第1実施形態>
図1は、本発明にかかる第1実施形態の粉体処理装置Aの断面図である。粉体処理装置Aにおいて、シャフト部20の回転中心である中心軸Cxが延びる方向を軸方向とする。また、軸方向と直交する方向を径方向とし、中心に向かう側を内側、中心からは離れる側を外側とする。さらに、中心軸Cxを中心とする円周に沿う方向を周方向とする。なお、本実施形態の粉体処理装置Aでは、軸方向が横方向であり、必要に応じ左右方向とする。また、図1に示す状態を基準として、軸に沿って「左側」及び「右側」を定義する。なお、以下の説明において、「粉体」とは、微小な固体の集合体を指す。また、「粒体」とは、「粉体」よりも大きな外径の固体の集合体を指す。例えば、「粉体」が水分等によって凝集された塊体の集合体、粉砕される前の固体の集合体を含む。さらに、「粉粒体」とは、「粉体」と「粒体」とが混合された集合体を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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