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公開番号2024019294
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2023205229,2023520364
出願日2023-12-05,2022-06-30
発明の名称サルコペニア抑制食品の製造方法
出願人株式会社 皇漢薬品研究所,国立大学法人徳島大学
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類A23L 33/105 20160101AFI20240201BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】一般消費者が容易に入手可能なサルコペニア抑制食品の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示のサルコペニア抑制食品の製造方法は、乳酸菌又はビフィズス菌の少なくとも一方、好ましくは乳酸菌及びビフィズス菌の双方を含む微生物群を用いたアメリカ人参の発酵により製造する。発酵は、複数種の微生物を含む前記微生物群による共生発酵であることが好ましい。前記微生物群は、人の腸内で生育可能な乳酸菌を含むことが好ましい。発酵は36時間以上120時間以下行われることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乳酸菌又はビフィズス菌の少なくとも一方を含む微生物群を用いたアメリカ人参の発酵により製造する
ことを特徴とするサルコペニア抑制食品の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サルコペニア抑制食品の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
健康志向の高まりを受け、サルコペニアに対する関心が集まっている。サルコペニアは加齢等により筋肉量が減少する現象であり、サルコペニアにより、例えば高齢者の身体機能障害が発生する。サルコペニアに関する文献として、非特許文献1が知られている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
井上愛子ら、老年医学の展望 サルコペニアの分子メカニズム、日本老年医学会雑誌2018年55巻1号13~24頁、2018年1月25日発行
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
非特許文献1に記載のように、サルコペニアは加齢等により進行し、骨格筋質量の顕著な減少を生じさせる。一方で、インスリン様成長因子(IGF-1)の低下が筋肉量減少を招くため、IGF-1はサルコペニア抑制に使用できる可能性がある。しかし、IGF-1は一般消費者が容易に入手できるものではない。このため、一般消費者が容易に入手可能な全く新しい技術が望まれている。
本開示が解決しようとする課題は、一般消費者が容易に入手可能なサルコペニア抑制食品の製造方法の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のサルコペニア抑制食品の製造方法は、乳酸菌又はビフィズス菌の少なくとも一方を含む微生物群を用いたアメリカ人参の発酵により製造することを特徴とする。その他の解決手段は発明を実施するための形態において後記する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、一般消費者が容易に入手可能なサルコペニア抑制食品の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示のサルコペニア抑制食品及び筋肉増強食品の製造方法を示すフローチャートである。
筋萎縮を説明するギムザ染色画像である。
筋萎縮抑制評価により得られた細胞横径を示すグラフである。
筋萎縮を説明するギムザ染色画像であり、発酵時間を変えた場合の結果である。
筋萎縮抑制効果を評価して得られた細胞横径を示すグラフであり、発酵時間を変えた場合の結果である。
Murf-1の発現量を示すグラフである。
Atroginの発現量を示すグラフである。
マウスの体重変化を示すグラフである。
坐骨神経切除後の筋肉量変化を示すグラフである。
筋肉増強の評価結果を示す蛍光画像である。
筋肉増強の評価結果を示す筋肉量を示すグラフである。
筋肉分化マーカの発現量を示すグラフである。
試験1日目のマウスの体重を示すグラフである。
試験58日目のマウスの体重を示すグラフである。
試験期間中のマウスの体重変化を示すグラフである。
握力の平均値についての経時変化を示すグラフである。
握力の平均値について、58日目の結果を示すグラフである。
握力の最大値についての経時変化を示すグラフである。
握力の最大値について、58日目の結果を示すグラフである。
前脛骨筋、長趾伸筋及び長腓骨筋の合計質量を示すグラフである。
腓腹筋及びヒラメ筋の合計質量を示すグラフである。
脂肪質量を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための形態(実施形態と称する)を説明する。以下の一の実施形態の説明の中で、適宜、一の実施形態に適用可能な別の実施形態の説明も行う。本開示は以下の一の実施形態に限られず、異なる実施形態同士を組み合わせたり、本開示の効果を著しく損なわない範囲で任意に変形したりできる。また、同じ部材については同じ符号を付すものとし、重複する説明は省略する。更に、同じ機能を有するものは同じ名称を付すものとする。図示の内容は、あくまで模式的なものであり、図示の都合上、本開示の効果を著しく損なわない範囲で実際の構成から変更したり、図面間で一部の部材の図示を省略したり変形したりすることがある。
【0009】
以下、本開示のサルコペニア抑制食品の製造方法及びサルコペニア抑制食品を説明する。なお、本開示の筋肉増強食品は、本開示のサルコペニア抑制食品と同様であり、本開示のサルコペニア抑制食品の製造方法と同様にして製造できる。従って、本開示の筋肉増強食品及びその製造方法については、本開示のサルコペニア抑制食品及びその製造方法に関する説明を適用でき、それらの詳細な説明は適宜省略する。
【0010】
図1は、本開示のサルコペニア抑制食品及び筋肉増強食品の製造方法(以下、本開示の製造方法という)を示すフローチャートである。本開示の製造方法は、乳酸菌を用いたアメリカ人参の発酵によりサルコペニア抑制食品及び筋肉増強食品を製造する方法であり、原料準備工程S1と、発酵工程S2と、性状調整工程S3とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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