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公開番号2023175368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-12
出願番号2022087783
出願日2022-05-30
発明の名称ドッグフード
出願人株式会社ファンケル
代理人
主分類A23K 50/42 20160101AFI20231205BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】
高タンパク質で消化率や嗜好性が良く、更には腸内環境の維持にも優れたアレルギー対策用のドッグフードを提供することを課題とする。
【解決手段】
(1)タンパク質を30質量%以上含有し、栄養食基準を満たす総合栄養食である、凍結乾燥されたドッグフード。
(2)アレルギー対策用である(1)に記載のドッグフード。
(3)更に、青汁、まいたけ、紫芋、水溶性食物繊維から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載のドッグフード。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
タンパク質を３０質量％以上含有し、栄養食基準を満たす総合栄養食である、凍結乾燥されたドッグフード。
続きを表示（約 130 文字）【請求項２】
アレルギー対策用である請求項１に記載のドッグフード。
【請求項３】
更に、青汁、まいたけ、紫芋、水溶性食物繊維から選ばれる１種又は２種以上を含有することを特徴とする、請求項１又は２のいずれか１つに記載のドッグフード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、タンパク質を高含有した、総合栄養食である、凍結乾燥されたドッグフードに関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、犬においてアレルギー疾患と診断される例は増加傾向にある。アレルギーは、摂取したタンパク質を体内の免疫系が抗原と誤認識することにより生じる過敏性反応であり、皮膚や粘膜等に炎症が現れる。現状市販されているアレルギー対策用のドッグフードとしては、１）アレルゲンとされる原料のうち特定の原料を使用しないタイプ、２）タンパク質を加水分解し、低分子化したタイプの２つに大別される。
しかし、前記１）のタイプについては、アレルゲンとされる原料全てを不使用にできていないという課題がある。また、前記２）のタイプについては、加水分解によって全てのアレルゲンを消失させることは難しいだけでなく、加水分解タンパクは生体での利用効率が悪いという課題がある。さらに、１）、２）共通に、タンパク質量を低減させており、犬に必要なタンパク質が十分に供給できていないという課題がある。
【０００３】
また、１）、２）に共通し、ドッグフードの多くで採用されているエクストルーダーによる高温高圧製法では、大量の穀物が必須であり、タンパク質の含有量を多くはできない等の処方上の制限を受けることから、犬本来の食性から外れてしまうこと、また、高温がかかることから、消化率の低下や嗜好性の低下、腸内環境の乱れなどの様々な課題を引き起こす。
【０００４】
したがって、アレルギーの対策用ドッグフードであり、高タンパク質で消化率や嗜好性が良く、更には腸内環境の維持にも優れたドッグフードは未だに提供されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２００５－２７０１００号公報
特表２００８－５１４２００号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
高タンパク質で消化率や嗜好性が良く、更には腸内環境の維持にも優れたアレルギー対策用のドッグフードを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明は、高タンパク質かつ特定成分を含有し、凍結乾燥することで、消化率や嗜好性が良く、更には腸内環境の維持に優れ、犬の健康維持に寄与する、アレルギー対策用のドッグフードが得られる発明である。
【０００８】
本発明の主な構成は、次のとおりである。
（１）タンパク質を３０質量％以上含有し、栄養食基準を満たす総合栄養食である、凍結乾燥されたドッグフード。
（２）アレルギー対策用である（１）に記載のドッグフード。
（３）更に、青汁、まいたけ、紫芋、水溶性食物繊維から選ばれる１種又は２種以上を含有することを特徴とする、（１）又は（２）に記載のドッグフード。
【発明の効果】
【０００９】
本発明の構成をとれば、消化率や嗜好性が良く、腸内環境の維持に優れ、犬の健康維持に寄与する、アレルギー対策用のドッグフードを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明の配合成分について、以下に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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