TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024018593
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022122019
出願日2022-07-29
発明の名称ビールテイスト飲料
出願人サントリーホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類C12C 5/02 20060101AFI20240201BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】本発明は、コク味に優れ且つ後苦味が抑制されたビールテイスト飲料を提供することに関する。
【解決手段】分子量40kDaのタンパク質の含有量が15質量ppm以上であり、下記式(1)を満たす、ビールテイスト飲料。

Y≦-0.044X+A ・・・(1)
(式中、Yは分子量40kDaのタンパク質の含有量(質量ppm)、Xはフェルラ酸の含有量(質量ppb)、A=136である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
分子量40kDaのタンパク質の含有量が15質量ppm以上であり、下記式(1)を満たす、ビールテイスト飲料。
Y≦-0.044X+A ・・・(1)
(式中、Yは分子量40kDaのタンパク質の含有量(質量ppm)、Xはフェルラ酸の含有量(質量ppb)、A=136である。)
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記式(1)中のAの値が130である、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項3】
苦味価が0.5BUs以上80BUs以下である、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項4】
原麦汁エキス濃度が2.8w/w%以上14.0w/w%以下である、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項5】
pHが2.5以上5.0以下である、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項6】
総ポリフェノール量が20質量ppm以上400質量ppm以下である、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項7】
麦芽比率が20質量%以上100質量%以下である、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項8】
アルコール度数が0.00v/v%以上12v/v%以下である、請求項1に記載のビールテイスト飲料。
【請求項9】
分子量40kDaのタンパク質の含有量が15質量ppm以上のビールテイスト飲料の製造方法であって、下記式(1)を満たすように調整する工程を含む、ビールテイスト飲料の製造方法。
Y≦-0.044X+A ・・・(1)
(式中、Yは分子量40kDaのタンパク質の含有量(質量ppm)、Xはフェルラ酸の含有量(質量ppb)、A=136である。)
【請求項10】
分子量40kDaのタンパク質の含有量が15質量ppm以上のビールテイスト飲料における後苦味を抑制する方法であって、下記式(1)を満たすように調整する工程を含む、後苦味の抑制方法。
Y≦-0.044X+A ・・・(1)
(式中、Yは分子量40kDaのタンパク質の含有量(質量ppm)、Xはフェルラ酸の含有量(質量ppb)、A=136である。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビールテイスト飲料に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年の消費者の嗜好の多様化にともなって、様々な香味特徴をもつビールテイスト飲料の開発が望まれている。例えば、特許文献1には、穀類由来タンパク質をコク付与物質とする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-216998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の飲料においてはコク味に優れるものの後苦味が生じる場合があり、さらなる改良が望まれる。苦味はビールに必要な香味特徴の1つであるが、ここで言う後苦味は渋味やざらつきなどのビールに好ましくない苦味のことである。
【0005】
本発明は、コク味に優れ且つ後苦味が抑制されたビールテイスト飲料を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、下記[1]~[3]に関する。
[1]分子量40kDaのタンパク質の含有量が15質量ppm以上であり、下記式(1)を満たす、ビールテイスト飲料。
Y≦-0.044X+A ・・・(1)
(式中、Yは分子量40kDaのタンパク質の含有量(質量ppm)、Xはフェルラ酸の含有量(質量ppb)、A=136である。)
[2]分子量40kDaのタンパク質の含有量が15質量ppm以上のビールテイスト飲料の製造方法であって、下記式(1)を満たすように調整する工程を含む、ビールテイスト飲料の製造方法。
Y≦-0.044X+A ・・・(1)
(式中、Yは分子量40kDaのタンパク質の含有量(質量ppm)、Xはフェルラ酸の含有量(質量ppb)、A=136である。)
[3]分子量40kDaのタンパク質の含有量が15質量ppm以上のビールテイスト飲料における後苦味を抑制する方法であって、下記式(1)を満たすように調整する工程を含む、後苦味の抑制方法。
Y≦-0.044X+A ・・・(1)
(式中、Yは分子量40kDaのタンパク質の含有量(質量ppm)、Xはフェルラ酸の含有量(質量ppb)、A=136である。)
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、コク味に優れ且つ後苦味が抑制されたビールテイスト飲料を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
式(1)と各実施例・比較例との関係を示したグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明者らが、前記課題について鋭意検討したところ、ビールテイスト飲料中の分子量40kDaのタンパク質及びフェルラ酸の含有量を特定範囲内とすることで上記課題を解決できることを新たに見出した。このメカニズムは定かではないが、40kDaのタンパク質にフェルラ酸が一定量共存することにより、舌粘膜の苦味受容体への結合能が増加するためであると考えられる。
【0010】
本発明のビールテイスト飲料は、分子量40kDaのタンパク質及びフェルラ酸を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
DNA増幅システム
1か月前
東洋紡株式会社
逆転写反応用組成物
6日前
三菱製紙株式会社
パルプの糖化方法
1か月前
株式会社ブラスト
細胞培養装置
21日前
株式会社ブラスト
密閉チャンバー
21日前
学校法人近畿大学
高感度PCR法
1か月前
国立大学法人 東京大学
ゲノム編集技術
1か月前
学校法人立命館
紐状構造物の製造方法
5日前
相生ユニビオ株式会社
ウイスキーの製造方法
12日前
小林製薬株式会社
黒ずみ形成方法
26日前
株式会社パウレック
培養装置及び培養方法
1か月前
松谷化学工業株式会社
アルコール飲料及びその製造方法
1か月前
国立大学法人東京海洋大学
熱処理リゾチーム組成物
11日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
24日前
株式会社東海ヒット
完全閉鎖型灌流液送液系
12日前
株式会社デンソー
バイオセンサ装置
1か月前
花王株式会社
リパーゼ変異体
27日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
1か月前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
1か月前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
1か月前
学校法人 中央大学
ナノ粒子検出方法
1か月前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
18日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
1か月前
ライオン株式会社
予測方法及び飲食品組成物
1か月前
ライオン株式会社
予測方法及び飲食品組成物
1か月前
花王株式会社
リパーゼの探索方法
1か月前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
18日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
1か月前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
18日前
サッポロビール株式会社
ビールテイスト飲料
18日前
横河電機株式会社
誘電泳動装置
19日前
株式会社ヤマザキエンジニアリング
製麹装置及び製麹方法
25日前
NTN株式会社
細胞組織の製造方法
21日前
国立大学法人山口大学
齧歯類における胚の遺伝子型決定方法
1か月前
株式会社日立製作所
酵素反応装置
6日前
日東電工株式会社
培養バッグ
27日前
続きを見る