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公開番号2024017665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120468
出願日2022-07-28
発明の名称犬用ガムの製造方法
出願人個人
代理人個人,個人,個人
主分類A23K 50/42 20160101AFI20240201BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】犬が噛み切って飲み込むことが可能であると共に、コラーゲンの吸収も可能であり、且つ製造容易で長期保存も可能な犬用ガムの製造方法の提供を課題とする。
【解決手段】牛皮30に対して洗浄、漂白を行う洗浄漂白工程Aと、牛皮30を湯の中で加熱する加熱工程Bと、牛皮30に対してグリセリンを添加するグリセリン添加工程Cと、グリセリン添加工程Cの前後に、牛皮30を所定の大きさに裁断する裁断工程Dと、グリセリン添加工程Cと裁断工程Dとが完了した後の牛皮30を乾燥させる乾燥工程Eと、を少なくとも備え、加熱工程Bにおいては、80度以上の温度の湯の中で2分~10分程度の時間をかけて牛皮30を加熱し、グリセリン添加工程Cにおいては、牛皮30の100重量部に対してグリセリンを20重量部~30重量部添加し、乾燥工程Eおいては、乾燥後の牛皮30の水分量が30%以下となるように乾燥を行う犬用ガムの製造方法である。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
毛抜きや皮下脂の除去等の前処理を行った表皮を有する牛皮に対して洗浄、漂白を行う洗浄漂白工程と、前記洗浄漂白工程後の牛皮を湯の中で加熱する加熱工程と、前記加熱工程後の牛皮に対してグリセリンを添加するグリセリン添加工程と、前記グリセリン添加工程の前後に、牛皮を所定の大きさに裁断する裁断工程と、前記グリセリン添加工程と前記裁断工程とが完了した後の牛皮を乾燥させる乾燥工程と、を少なくとも備え、前記加熱工程においては、80度以上の温度の湯の中で2分~10分程度の時間をかけて牛皮を加熱し、前記グリセリン添加工程においては、牛皮100重量部に対してグリセリンを20重量部~30重量部添加し、前記乾燥工程おいては、乾燥後の牛皮の水分量が30%以下となるように乾燥を行うことを特徴とする犬用ガムの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、犬が噛み切って飲み込むことが可能な犬用ガムの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、犬の歯磨き用やストレス解消用、顎の鍛錬用などとして、多数の犬用ガムが開発されている。このような犬用ガムを示す従来技術として、例えば、下記特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-127796号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1は、牛皮を使用した犬用ガムに関する発明で、うまみに溢れ、容易に製造可能な犬用ガムを提供できるというメリットがある。
しかしながら、上記特許文献1に示すような従来の牛皮を使用した犬用ガムにおいては、床皮を粉砕、混合、成型、乾燥、裁断等して製造するものが一般的であったことから、製造工程が複雑で製造コストがかかると共に、製造される犬用ガムが硬く、犬が噛み切って飲み込むことができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は上記従来における問題点を解決し、犬が噛み切って飲み込むことが可能であると共に、コラーゲンの吸収も可能であり、且つ製造容易で長期保存も可能な犬用ガムの製造方法の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を達成するため、本発明の犬用ガムの製造方法は、毛抜きや皮下脂の除去等の前処理を行った表皮を有する牛皮に対して洗浄、漂白を行う洗浄漂白工程と、前記洗浄漂白工程後の牛皮を湯の中で加熱する加熱工程と、前記加熱工程後の牛皮に対してグリセリンを添加するグリセリン添加工程と、前記グリセリン添加工程の前後に、牛皮を所定の大きさに裁断する裁断工程と、前記グリセリン添加工程と前記裁断工程とが完了した後の牛皮を乾燥させる乾燥工程と、を少なくとも備え、前記加熱工程においては、80度以上の温度の湯の中で2分~10分程度の時間をかけて牛皮を加熱し、前記グリセリン添加工程においては、牛皮100重量部に対してグリセリンを20重量部~30重量部添加し、前記乾燥工程おいては、乾燥後の牛皮の水分量が30%以下となるように乾燥を行うことを第1の特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
上記第1の特徴による犬用ガムの製造方法によれば、洗浄漂白工程により牛皮の汚れを除去すると共に、牛皮を適切に漂白することができる。また、加熱工程を備えることで、牛皮に含まれる水分を適度に減らした状態でタンパク質を分解させてゼリー状にすることができると共に、大腸菌などの菌を死滅させることができる。また、加熱工程後にグリセリン添加工程を備えることで、犬が噛み切って飲み込むことができる程度に牛皮に保水力を持たせて柔らかい状態を維持させることができる。また、グリセリン添加工程の前後に裁断工程を備えることで、牛皮を適切な大きさ、形状にカットした状態で揃えることができる。更に、乾燥工程を備えることで、完成後の犬用ガムに含まれる水分量を腐食しない程度の水分量に調整することができる。
以上の各工程を備えることで、犬が噛み切って飲み込むことが可能であると共に、コラーゲンの吸収も可能であり、且つ長期保存可能な犬用ガムを製造することができる。また、牛皮を粉砕、混合、成型する工程が不要であることで、製造容易で製造コストの省コスト化が実現可能な犬用ガムの製造方法とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る犬用ガムの製造方法で製造される犬用ガムを示す全体斜視図である。
本発明の実施形態に係る犬用ガムの製造方法の製造工程を示す図で、(a)は原材料となる牛皮を示す全体斜視図、(b)は製造工程のフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、各図面を参照して、本発明の実施形態に係る犬用ガムの製造方法を説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は特許請求の範囲に記載の本発明を限定するものではない。
【0010】
本発明の実施形態に係る犬用ガムの製造方法は、犬が噛み切って飲み込むことが可能であると共に、コラーゲンの吸収も可能で、且つ長期保存も可能な犬用ガムの製造方法である。
(【0011】以降は省略されています)

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