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公開番号2024016588
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-07
出願番号2022118828
出願日2022-07-26
発明の名称飛翔体
出願人株式会社岩谷技研
代理人弁理士法人朝日特許事務所
主分類B64B 1/58 20060101AFI20240131BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】飛翔体が備える球皮に取り付けられる部品を容易に交換可能とする技術を提供する。
【解決手段】飛翔体が備える球皮11に取り付けられているマウント15は、部品2が備える部品側連結機構21との間で連結状態と分離状態を切り替え可能な球皮側連結機構152を備える。球皮側連結機構152は、内面上にネジ谷の切られた円筒形状の部材である。部品側連結機構21は、球皮側連結機構152のネジ谷と係合するネジ山が外面上に切られた円柱形状又は円筒形状の部材である。作業者は、マウント15に部品2を押し当てて時計回りに回すことで、球皮11に対し部品2を容易に取り付けることができる。また、作業者は、マウント15に取り付けられた状態の部品2をマウント15に対し反時計回りに回転させることで、球皮11から部品2を容易に取り外すことができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
周囲の空気より軽量な気体を収容する球皮と、
前記球皮に取り付けられたマウントと
を備え、
前記マウントは、前記球皮に取り付けられる部品が備える連結機構である部品側連結機構と連結された状態である連結状態と、当該部品側連結機構と分離された状態である分離状態とを切り替え可能な連結機構である球皮側連結機構を有する
飛翔体。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記球皮は開口部を有し、
前記マウントは前記球皮の開口部を塞ぐように前記球皮に取り付けられており、
前記マウントと前記球皮とが接する部分は気密に封止されており、
前記マウントは前記球皮の開口部と連通する開口部を有し、
前記球皮側連結機構が前記連結状態であるときに、前記マウントと前記球皮に取り付けられる部品とが接する部分は気密に封止される
請求項1に記載の飛翔体。
【請求項3】
前記マウントは、第1の前記球皮側連結機構である第1球皮側連結機構と、第2の前記球皮側連結機構である第2球皮側連結機構とを有する
請求項1に記載の飛翔体。
【請求項4】
前記マウントは、前記第1球皮側連結機構と連結される前記部品側連結機構を有する部品である第1部品と、前記第2球皮側連結機構と連結される前記部品側連結機構を有する部品である第2部品との間を電気的に接続する配線を有する
請求項3に記載の飛翔体。
【請求項5】
前記球皮側連結機構と連結される前記部品側連結機構を有する部品と、前記飛翔体により搬送される物体を収容する容器に収容されている装置との間を電気的に接続する配線を備える
請求項1に記載の飛翔体。
【請求項6】
前記球皮は、前記球皮側連結機構と連結される前記部品側連結機構を有する投影機により前記球皮の内側に投影された画像を映し出す
請求項1に記載の飛翔体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は飛翔体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
周囲の空気より軽量な気体(以下、「軽量ガス」という)を収容する袋体である球皮を備え、球皮に生じる浮力により上昇する気球、飛行船等の飛翔体において、球皮に部品が取り付けられる場合がある。
【0003】
例えば、球皮の多くには、球皮に収容されている軽量ガスを球皮外に排気するために設けられた排気孔を開閉する開閉機構(部品の一例)が取り付けられている。
【0004】
また、例えば上空の温度を測定するために飛翔体が上げられる場合、温度の測定環境の共通化の観点から、温度計(部品の一例)が球皮の天頂部分に取り付けられることが望ましい。
【0005】
飛翔体の球皮に部品を取り付ける技術を開示した特許文献として、例えば特許文献1がある。特許文献1には、球皮の内側に配置される内側部材と、球皮の外側に配置される外側部材と、球皮を挟み込んだ状態の内側部材と外側部材を締め付ける締付部材とを備える球皮より剛性の高い部材(剛性部材)が記載されている。そして、特許文献1には、剛性部材の一例として、開閉機構を備える剛性部材や、電子機器等の装置を収容する収容空間を形成する剛性部材が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-079418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の発明においては、異なる機能を備える剛性部材は異なる構造を備える。従って、飛翔体のユーザは、飛翔体の飛翔の目的に不要な剛性部材を球皮にから取り外し、その目的に必要な剛性部材を球皮に取り付ける、という作業を行う必要がある。そのような剛性部材の交換作業には手間を要する。
【0008】
上記の事情に鑑み、本発明は、飛翔体が備える球皮に取り付けられる部品を容易に交換可能とする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、周囲の空気より軽量な気体を収容する球皮と、前記球皮に取り付けられたマウントとを備え、前記マウントは、前記球皮に取り付けられる部品が備える連結機構である部品側連結機構と連結された状態である連結状態と、当該部品側連結機構と分離された状態である分離状態とを切り替え可能な連結機構である球皮側連結機構を有する飛翔体を第1の態様として提案する。
【0010】
第1の態様に係る飛翔体によれば、ユーザは、連結状態と分離状態とを切り替える操作を行うことで、同じ構造の部品側連結機構を有する異なる部品を球皮に容易に着脱できる。その結果、球皮に取り付けられる部品が容易に交換可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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