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公開番号2024010858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022112407
出願日2022-07-13
発明の名称搬送システム
出願人花王株式会社
代理人個人
主分類B65G 54/02 20060101AFI20240118BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送ステージへの電力供給を遮断した場合においても搬送装置の意図しない挙動を抑制することが可能な搬送システムを提供する。
【解決手段】搬送システム100は、搬送ステージ10と、搬送装置60と、制御部80と、を備え、搬送装置60は永久磁石を有し、搬送ステージ10は磁力発生部26を有し、搬送ステージ10は、磁力発生部26に供給される電力をそれぞれ独立して遮断可能な電力遮断予定区画及び待避区画を有し、電力遮断予定区画は、電力遮断が予定されている区画であり、待避区画32は、電力供給の継続が予定されている区画であり、制御部80は、電力遮断が予定されている電力遮断予定区画から、電力供給の継続が予定されている待避区画32へと搬送装置60を待避させる制御を実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
搬送ステージと、物品を保持し前記搬送ステージ上を移動する搬送装置と、前記搬送装置の移動を含む制御を行う制御部と、を備える搬送システムであって、
前記搬送装置は、永久磁石を有し、
前記搬送ステージは、磁力を電力により発生させる磁力発生部を有し、
前記磁力発生部と前記永久磁石との相互作用により前記搬送装置が浮上及び移動するようになっており、
前記搬送ステージは、前記磁力発生部に供給される電力をそれぞれ独立して遮断可能な電力遮断予定区画及び待避区画を有し、
前記電力遮断予定区画は、電力遮断が予定されている区画であり、
前記待避区画は、電力供給の継続が予定されている区画であり、
前記制御部は、前記電力遮断予定区画から前記待避区画へと前記搬送装置を待避させる制御を実行する、搬送システム。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記搬送ステージは、前記磁力発生部に供給される電力をそれぞれ独立して遮断可能な作業区画と移動経路区画とを有し、
前記搬送ステージは、前記作業区画を複数有するとともに各作業区画には作業装置が設けられ、
前記移動経路区画は、前記作業区画どうしを繋いでおり、
前記移動経路区画の、前記作業区画を繋ぐ方向に対して直交する方向における最小寸法が、前記搬送装置の平面寸法における最短長の2倍超である請求項1に記載の搬送システム。
【請求項3】
前記制御部は、前記待避区画に待避後の前記搬送装置が前記永久磁石の反発により前記搬送ステージから逸脱しないような位置関係となるように前記搬送装置を待避させる制御を実行する請求項1又は2に記載の搬送システム。
【請求項4】
前記搬送装置は、識別情報を有しており、
前記制御部は、前記識別情報によりそれぞれの前記搬送装置を識別する制御を実行する請求項1から3のいずれか一項に記載の搬送システム。
【請求項5】
前記電力遮断予定区画における電力の遮断事由が解消した場合に、前記制御部は、前記識別情報に基づいて、前記搬送装置の各々を待避させる直前の位置に復帰させる制御を実行する請求項4に記載の搬送システム。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の搬送システムを用いて物品に対して作業を行って前記物品の完成品を生産する方法であって、
前記搬送ステージは、前記磁力発生部に供給される電力をそれぞれ独立して遮断可能な作業区画と移動経路区画とを有し、
前記搬送ステージは、前記作業区画を複数有するとともに各作業区画には作業装置が設けられ、
前記移動経路区画は、前記作業区画どうしを繋いでおり、
前記作業装置により、前記物品に対して順次に作業を行うことによって、前記完成品が生産されるようになっており、
前記作業区画毎に、作業の停止要因と、当該作業区画が前記電力遮断予定区画となるか否かと、の対応付けがなされており、
前記電力遮断予定区画から前記待避区画へと前記搬送装置を待避させた後で、当該電力遮断予定区画への電力供給を遮断する生産方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送システム、及び、生産方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、搬送ステージ(同文献の作業領域)と、物品を保持し搬送ステージに沿って移動する搬送装置(同文献の可動式ステージ)と、を備え、搬送装置は、搬送ステージから加えられる磁力によって当該搬送装置を浮上及び移動させるための永久磁石を有し、搬送ステージは、搬送装置を当該搬送ステージから浮上させ移動させるための磁力を電力により発生させる磁力発生部を有する搬送システム(同文献の変位装置)が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-531189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した搬送システムにおいて、搬送ステージへの電力供給を遮断した場合、搬送装置が永久磁石の磁力により意図しない挙動をすることがある。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、搬送ステージへの電力供給を遮断した場合においても、搬送装置の意図しない挙動を抑制することが可能な搬送システムに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、搬送ステージと、物品を保持し前記搬送ステージ上を移動する搬送装置と、前記搬送装置の移動を含む制御を行う制御部と、を備える搬送システムであって、前記搬送装置は、永久磁石を有し、前記搬送ステージは、磁力を電力により発生させる磁力発生部を有し、前記磁力発生部と前記永久磁石との相互作用により前記搬送装置が浮上及び移動するようになっており、前記搬送ステージは、前記磁力発生部に供給される電力をそれぞれ独立して遮断可能な電力遮断予定区画及び待避区画を有し、前記電力遮断予定区画は、電力遮断が予定されている区画であり、前記待避区画は、電力供給の継続が予定されている区画であり、前記制御部は、前記電力遮断予定区画から前記待避区画へと前記搬送装置を待避させる制御を実行する搬送システムに関する。
【0007】
また、本発明は、本発明の搬送システムを用いて物品に対して作業を行って前記物品の完成品を生産する方法であって、前記搬送ステージは、前記磁力発生部に供給される電力をそれぞれ独立して遮断可能な作業区画と移動経路区画とを有し、前記搬送ステージは、前記作業区画を複数有するとともに各作業区画には作業装置が設けられ、前記移動経路区画は、前記作業区画どうしを繋いでおり、前記作業装置により、前記物品に対して順次に作業を行うことによって、前記完成品が生産されるようになっており、前記作業区画毎に、作業の停止要因と、当該作業区画が前記電力遮断予定区画となるか否かと、の対応付けがなされており、前記電力遮断予定区画から前記待避区画へと前記搬送装置を待避させた後で、当該電力遮断予定区画への電力供給を遮断する生産方法に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、制御部は、電力遮断が予定されている電力遮断予定区画から、電力供給の継続が予定されている待避区画へと、搬送装置を待避させるので、電力遮断予定区画への電力供給を遮断した場合においても、搬送装置の意図しない挙動を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る搬送システムの模式的な平面図である。
図2(a)は第1実施形態における完成品の正面図であり、図2(b)は図2(a)に示す状態からキャップ部が取り外された状態を示す。
図3(a)は第1実施形態における搬送装置の斜視図であり、図3(b)は搬送装置の永久磁石の斜視図である。
図4(a)は第1実施形態におけるセグメントの斜視図であり、図4(b)はセグメントの磁力発生部の斜視図である。
第1実施形態に係る搬送システムのブロック図である。
第1実施形態に係る搬送システムの模式的な平面図であり、搬送装置の移動経路の一例を示す。
第1実施形態における第1作業区画及びその周辺構造を示す模式的な平面図であり、搬送装置の移動経路の一例を示す。
第1実施形態に係る搬送システムの模式的な平面図であり、搬送装置が作業区画から待避する際の移動経路の一例を示す。
第1実施形態に係る搬送システムの模式的な平面図であり、搬送装置が作業区画に復帰する際の移動経路の一例を示す。
図10(a)、図10(a)及び図10(c)の各々は、待避区画に待避した複数の搬送装置の配置の例を示す模式的な平面図である。
第1実施形態の変形例1に係る搬送システムの模式的な平面図であり、搬送装置の移動経路の一例を示す。
第1実施形態の変形例2に係る搬送システムの模式的な平面図であり、搬送装置の移動経路の一例を示す。
第2実施形態に係る搬送システムの模式的な平面図であり、搬送装置が作業区画から待避する際の移動経路の一例を示す。
第2実施形態に係る搬送システムの模式的な平面図であり、図13に示す状態から待避区画への搬送装置の待避が完了した状態を示す。
第2実施形態に係る搬送システムのブロック図である。
第2実施形態の変形例に係る搬送システムの模式的な平面図であり、搬送装置が作業区画から待避する際の移動経路の一例を示す。
第2実施形態の変形例に係る搬送システムの模式的な平面図であり、図16に示す状態から搬送装置を配置した状態の一例を示す。
第2実施形態の変形例に係る搬送システムの模式的な平面図であり、図17に示す状態から搬送装置が作業区画に復帰する過程の一例を示す。
第3実施形態における第1作業区画及びその周辺構造を示す模式的な平面図であり、搬送装置が第1作業区画から待避する際の移動経路の一例を示す。
第3実施形態に係る搬送システムの模式的な平面図であり、図19に示す状態から待避区画への搬送装置の待避が完了した状態を示す。
第3実施形態における第1作業区画及びその周辺構造を示す模式的な平面図であり、搬送装置が第1作業区画に復帰する際の移動経路の一例を示す。
第3実施形態における第1作業区画及びその周辺構造を示す模式的な平面図であり、図21に示す状態から第1作業区画への搬送装置の復帰が完了した状態を示す。
第3実施形態の変形例における第1作業区画及びその周辺構造を示す模式的な平面図であり、搬送装置が第1作業区画に復帰する際の移動経路の一例を示す。
第3実施形態の変形例における第1作業区画及びその周辺構造を示す模式的な平面図であり、図23に示す状態から第1作業区画への搬送装置の復帰が完了した状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜に省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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