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公開番号2024010807
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-25
出願番号2022112318
出願日2022-07-13
発明の名称浮体
出願人三菱造船株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B63H 21/38 20060101AFI20240118BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】パージすべき燃料の量が増大することを抑制可能な浮体を提供する。
【解決手段】浮体は、浮体本体と、浮体本体に設けられて、燃料としての液化ガスが貯留されたタンクと、燃料によって駆動され、浮体本体の燃焼機器室内に配置された燃焼機器と、燃焼機器とタンクとを接続する燃料ラインと、燃料ライン上に設けられた燃料装置が収容される第一燃料調整室と、燃料ライン上に設けられた主ガス燃料弁が収容されて、第一燃料調整室よりも燃焼機器室側で、燃焼機器室と区画されて設けられた第二燃料調整室と、燃料ラインにおける主ガス燃料弁と燃焼機器との間をパージ可能なパージ設備とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
浮体本体と、
前記浮体本体に設けられて、燃料としての液化ガスが貯留されたタンクと、
前記燃料によって駆動され、前記浮体本体の燃焼機器室内に配置された燃焼機器と、
前記燃焼機器と前記タンクとを接続する燃料ラインと、
前記燃料ライン上に設けられた燃料装置が収容される第一燃料調整室と、
前記燃料ライン上に設けられた主ガス燃料弁が収容されて、前記第一燃料調整室よりも前記燃焼機器室側で、前記燃焼機器室と区画されて設けられた第二燃料調整室と、
前記燃料ラインにおける前記主ガス燃料弁と前記燃焼機器との間をパージ可能なパージ設備と、
を備える浮体。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記燃焼機器室の外部に設けられた出入口部と、
前記燃焼機器室の外部に設けられて、前記第二燃料調整室と前記出入口部とを接続する通路部と、
を更に備える請求項1に記載の浮体。
【請求項3】
前記燃料ラインのうち、前記第一燃料調整室と前記第二燃料調整室との間に配索された前記燃料ラインを収容する配管室を更に備え、
前記配管室は、前記通路部を兼ねている請求項2に記載の浮体。
【請求項4】
前記燃焼機器室内に設けられた出入口部と、
前記第二燃料調整室と前記出入口部との間に設けられ、前記第二燃料調整室内の圧力よりも内部の圧力が高圧に維持されたエアロック室と、
を更に備える請求項1又は2に記載の浮体。
【請求項5】
前記燃料ラインに設けられた複数の遮断弁と、複数の前記遮断弁の間の前記燃料ラインから分岐するブリードラインと、前記ブリードラインに設けられたブリード弁と、を有するダブルブロックアンドブリード弁を備え、
前記主ガス燃料弁は、前記ダブルブロックアンドブリード弁の複数の前記遮断弁のうち、最も前記第一燃料調整室側に配置された前記遮断弁を兼ねている請求項1から3の何れか一項に記載の浮体。
【請求項6】
前記パージ設備は、
前記主ガス燃料弁よりも前記燃焼機器側の前記燃料ラインに不活性ガスを流入させるパージガス供給ラインと、
前記パージガス供給ラインから前記燃料ラインに前記不活性ガスが流入した際に、前記燃料ライン内の前記燃料を流出させる流出ラインと、
を有し、
前記ブリードラインは、前記流出ラインを兼ねている請求項5に記載の浮体。
【請求項7】
前記第二燃料調整室内で漏れた燃料を検知する検知部と、
前記第二燃料調整室内を換気する換気設備と、
を更に備える請求項1から3の何れか一項に記載の浮体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、浮体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、アンモニアが貯留されたタンクと、内燃機関とを接続する配管系統に存在するアンモニアを、ベント管を通じて不活性ガスでパージする船舶が開示されている。この船舶では、配管系統における供給ライン及びリターンラインの双方に開閉弁が設けられ、開閉弁よりも内燃機関側の供給ライン内及びリターンライン内のアンモニアがパージの対象とされている。
【0003】
アンモニアやLPG・LNG等の液化ガスを燃料として扱う船舶では、燃料が貯留されたタンクと、主機等の燃焼機器との間で燃料をやり取りするラインに、上記開閉弁としての主ガス燃料弁(Master gas valve)が設けられる。この主ガス燃料弁は、燃焼機器が配置される機関室等から隔離された外部の部屋に配置される。この部屋には、例えば、燃料供給用のポンプや燃料加熱用の熱交換器等の燃焼機器が主ガス燃料弁とともに収容されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6934555号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、主ガス燃料弁が収容される上記部屋が燃焼機器室から遠く離間した位置に配置された場合、パージの対象となる燃料が存在する配管内の領域が大きくなる。この場合、パージすべき燃料の量が増加してしまうという課題がある。
【0006】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、パージすべき燃料の量が増大することを抑制可能な浮体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示に係る浮体は、浮体本体と、前記浮体本体に設けられて、燃料としての液化ガスが貯留されたタンクと、前記燃料によって駆動され、前記浮体本体の燃焼機器室内に配置された燃焼機器と、前記燃焼機器と前記タンクとを接続する燃料ラインと、前記燃料ライン上に設けられた燃料装置が収容される第一燃料調整室と、前記燃料ライン上に設けられた主ガス燃料弁が収容されて、前記第一燃料調整室よりも前記燃焼機器室側で、前記燃焼機器室と区画されて設けられた第二燃料調整室と、前記燃料ラインにおける前記主ガス燃料弁と前記燃焼機器との間をパージ可能なパージ設備と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、パージすべき燃料の量が増大することを抑制可能な浮体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第一実施形態に係る浮体の側面図である。
本開示の第一実施形態に係る浮体の要部を拡大した図である。
本開示の第二実施形態に係る浮体の要部を拡大した図である。
本開示の第三実施形態に係る浮体の要部を拡大した図である。
本開示の第四実施形態に係る浮体の要部を拡大した図である。
本開示のその他の実施形態に係る浮体の要部を拡大した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して、本開示による浮体を実施するための形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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