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公開番号2023122992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-05
出願番号2022026787
出願日2022-02-24
発明の名称船舶推進機
出願人ヤマハ発動機株式会社
代理人個人,個人
主分類B63H 20/00 20060101AFI20230829BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】電源線の配線を簡素化する。
【解決手段】船外機ECU45はシフトアクチュエータ43を制御する。シフトアクチュエータ43は、プロペラシャフト20の回転力によって発電部49が発電した電力によって、前後進切替機構44を駆動する。発電部49により発電された電力は第1の電源線51を通じてシフトアクチュエータ43に供給される。前後進切替機構44の少なくとも一部、シフトアクチュエータ43の少なくとも一部、発電部49の少なくとも一部、および第1の電源線51は、ロワーケース14内に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ドライブシャフトと、
プロペラシャフトと、
前記プロペラシャフトを収容するロワーケースと、
前記ドライブシャフトまたは前記プロペラシャフトの回転力によって発電する発電部と、
被駆動部と、
前記被駆動部を駆動する電動アクチュエータと、
前記発電部により発電された電力を前記電動アクチュエータに供給するための第1の電源線と、
前記電動アクチュエータを制御する制御部と、を有し、
前記被駆動部の少なくとも一部、前記電動アクチュエータの少なくとも一部、前記発電部の少なくとも一部、および前記第1の電源線は、前記ロワーケース内に配置される、船舶推進機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記発電部により発電された電力を蓄積するキャパシタと、
前記発電部により発電された電力を前記キャパシタに供給するための第2の電源線と、
前記キャパシタから前記電動アクチュエータへ電力を供給するための第3の電源線と、をさらに有し、
前記キャパシタ、前記第2の電源線および前記第3の電源線は、前記ロワーケース内に配置される、請求項1に記載の船舶推進機。
【請求項3】
前記キャパシタから前記制御部へ電力を供給するための第4の電源線を有し、
前記制御部および前記第4の電源線は、前記ロワーケース内に配置される、請求項2に記載の船舶推進機。
【請求項4】
前記制御部と前記電動アクチュエータとを接続する信号線を有し、
前記制御部および前記信号線は、前記ロワーケース内に配置される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の船舶推進機。
【請求項5】
前記発電部から前記制御部へ電力を供給するための第5の電源線を有し、
前記制御部および前記第5の電源線は、前記ロワーケース内に配置される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の船舶推進機。
【請求項6】
前記発電部は、コイルとマグネットとを有し、
前記コイルおよび前記マグネットのうち一方が前記ドライブシャフトまたは前記プロペラシャフトと連動して回転する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の船舶推進機。
【請求項7】
前記被駆動部は、シフトを切り替えるシフト切り替え部である、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の船舶推進機。
【請求項8】
前記被駆動部は、可変ピッチプロペラである、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の船舶推進機。
【請求項9】
前記被駆動部は、アッパーケースに対して前記ロワーケースを前記ドライブシャフトの軸線を中心として揺動自在に連結する連結部である、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の船舶推進機。
【請求項10】
ドライブシャフトと、
プロペラシャフトと、
前記ドライブシャフトまたは前記プロペラシャフトの回転力によって発電する発電部と、
被駆動部と、
前記被駆動部を駆動する電動アクチュエータと、
前記発電部により発電された電力を前記電動アクチュエータに供給するための第1の電源線と、
前記電動アクチュエータを制御する制御部と、を有する船舶推進機であって、
前記被駆動部の少なくとも一部、前記電動アクチュエータの少なくとも一部、前記発電部の少なくとも一部、および前記第1の電源線は、前記船舶推進機のチルトダウン状態で且つ船舶の航行停止中における喫水線より低い位置に配置される、船舶推進機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、船舶推進機に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、駆動源の動力を利用して発電する発電部や、電動アクチュエータによって駆動される被駆動部を、ロワーケースに配置した船舶推進機が知られている。例えば、下記特許文献1では、プロペラシャフトに伝達されたエンジンの動力で電動モータが発電する。電動モータで発電された電力は、船体内に配置されたバッテリに充電される。また、電動アクチュエータとしてのシフト装置は、シフトモータによって動作し、前後進切替機構の状態を切り替える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-29186号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、バッテリは船内に配置されるので、発電モータとバッテリとを接続する電源線が必要となる。また、リモコン操作に応じてシフトアクチュエータが動作する際、シフトモータの電力を船体から供給するための電源線が必要となる。従って、これらの電源線は、船体からアッパーケース内を通ってロワーケースに配線する必要がある。そのため、電源線の取り回しが複雑となり、船舶推進機の大型化にもつながる。
【0005】
本発明は、電源線の配線を簡素化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明の一態様による船舶推進機は、ドライブシャフトと、プロペラシャフトと、前記プロペラシャフトを収容するロワーケースと、前記ドライブシャフトまたは前記プロペラシャフトの回転力によって発電する発電部と、被駆動部と、前記被駆動部を駆動する電動アクチュエータと、前記発電部により発電された電力を前記電動アクチュエータに供給するための第1の電源線と、前記電動アクチュエータを制御する制御部と、を有し、前記被駆動部の少なくとも一部、前記電動アクチュエータの少なくとも一部、前記発電部の少なくとも一部、および前記第1の電源線は、前記ロワーケース内に配置される。
【0007】
この構成によれば、被駆動部を駆動する電動アクチュエータと発電部とが、ロワーケース内で第1の電源線により配線される。従って、電源線を、船体からアッパーケース内を通ってロワーケースに配線する必要がない。よって、電源線の配線を簡素化することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、電源線の配線を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
船舶推進機の模式的な左側面図である。
船外機の下部の模式的な左側面図である。
前後進切替機構およびクラッチ機構の構成を説明するための模式的な部分拡大図である。
前後進切替機構およびクラッチ機構の構成を説明するための模式的な部分拡大図である。
前後進切替機構およびクラッチ機構の構成を説明するための模式的な部分拡大図である。
第2の実施の形態における船外機の下部の模式的な左側面図である。
第3の実施の形態における船外機の下部の模式的な左側面図である。
第4の実施の形態における船外機の下部の模式的な左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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