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公開番号2024008636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022110661
出願日2022-07-08
発明の名称油性化粧料
出願人日油株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/39 20060101AFI20240112BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】塗布時の心地良さおよびマッサージ性に優れ、インバスで使用する場合にはすすぎ性に優れ、こすらずに洗い流すことができ、アウトバスで使用する場合にはメイクアップ化粧料との馴染みが良く、べたつきがなく拭き取ることができる油性化粧料を提供すること。
【解決手段】下記の成分(A)~成分(F)を含有する油性化粧料:(A)HLBが10~14であり、多価アルコールの炭素数が3~6であるポリオキシエチレン脂肪酸多価アルコールエステルを10~25質量%、(B)多価アルコールの炭素数が3~6であるポリオキシエチレン多価アルコールを0.5~10質量%、(C)炭素数が3~6である2価アルコールを0.5~10質量%、(D)モノ脂肪酸ソルビタンエステルを1~12質量%、(E)液状油を50~80質量%、および(F)水を0.1~7質量%。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記成分(A)~成分(F)を含有する油性化粧料:
(A)HLBが10~14であり、多価アルコールの炭素数が3~6であるポリオキシエチレン脂肪酸多価アルコールエステルを10~25質量%、
(B)多価アルコールの炭素数が3~6であるポリオキシエチレン多価アルコールを0.5~10質量%、
(C)炭素数が3~6である2価アルコールを0.5~10質量%、
(D)モノ脂肪酸ソルビタンエステルを1~12質量%、
(E)液状油を50~80質量%、および
(F)水を0.1~7質量%。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、顔や身体の皮膚の洗浄やマッサージに用いられる油性化粧料に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
メイクアップ化粧料や紫外線防止化粧料は、肌を美しく見せ、外界の刺激から肌を保護する効果を有し、現代社会の生活においては欠かせないものとなっている。しかし、これらの化粧料は油性成分や無機顔料を多量に含んでいるため、皮膚の毛穴を塞ぎ、新陳代謝を妨げ、また化粧料自体が徐々に酸化されるため、長時間の使用は肌トラブルの原因となる場合がある。このため、1日1回はクレンジング料を用いて、これらの化粧料を除去する必要がある。
【0003】
メイクアップ化粧料との馴染みに優れるという観点から、流動パラフィン、スクワランや植物油等の液状油を主成分としたオイル状クレンジング料が広く使用されている。クレンジング中の摩擦は肌トラブルの原因となるため、マッサージ性に優れるオイル状クレンジング料が開発されている。例えば、特許文献1には、マッサージしやすく、クレンジング力に優れ、洗い流した後のさっぱり感に優れるオイル状クレンジング料が開示されている。しかし、このオイル状クレンジング料は、すすぎ時に摩擦が生じる場合があった。
【0004】
メイクアップ化粧料と馴染ませている最中はマッサージがしやすく摩擦低減効果に優れるオイル状クレンジング料が開発されているものの、すすぎ時には摩擦が生じる場合があり、すすぎ時の摩擦も低減できるオイル状クレンジング料が望まれている。特に、摩擦低減の観点から、こすらなくてもすっきりと洗い流せるオイル状クレンジング好ましい。例えば、特許文献2には、クレンジング後にこすらなくても洗い流すことができる油性クレンジング化粧料が開示されている。しかし、この油性クレンジング化粧料は、塗布時の心地良さが不十分となる場合があった。
【0005】
近年、使用する化粧品のアイテム数を可能な限り減らしたいという要望があり、オイル状クレンジング料にマッサージ用化粧料の効果を付与することが望まれている。マッサージ用化粧料では、のびの良さや摩擦低減といったマッサージ性に加え、リラックス効果を高めるために塗布時の心地良さが重要である。塗布時の心地良さを高めるためには、塗布時の冷感やべたつきを低減させる必要がある。しかしながら、これらを達成しようとするとすすぎ性が低下する場合があり、塗布時の心地良さとすすぎ性を両立することは困難であった。
【0006】
さらに、クレンジング料には様々な使用状況に対応できることが望まれている。インバス(浴室内)で使用する場合にはすすぎ性に優れることが望まれているのに対し、アウトバス(浴室外)で使用する場合には短時間で手軽にメイクアップ化粧料を肌上から除去するために、クレンジング料をメイクアップ化粧料と馴染ませた後、ティッシュペーパー等で拭き取る方法で使用できることが望まれている。拭き取る方法の場合、拭き取った後のべたつきが課題となる。例えば、特許文献3には、クレンジング力に優れ、拭き取りやすく、後肌のべたつきが無い油性洗浄組成物が開示されている。しかし、この油性洗浄組成物を洗い流す方法で使用した場合、そのすすぎ性は不十分となる場合があった。
【0007】
洗い流す場合のすすぎ性の良さと拭き取る場合のべたつきの無さを兼ね備えた油性化粧料が望まれていたが、すすぎ性の良さと拭き取った後のべたつきの無さを両立することは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2007-8882号公報
特開2019-196337号公報
特開2020-158463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
塗布時の心地良さおよびマッサージ性に優れ、インバスで使用する場合にはすすぎ性に優れ、こすらずに洗い流すことができ、アウトバスで使用する場合にはメイクアップ化粧料との馴染みが良く、べたつきがなく拭き取ることができる油性化粧料は未だ開発されていないのが現状である。本発明の目的は、このような油性化粧料を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、特定の素材を選択し、その配合割合を特定範囲とすることによって、所期の作用効果を奏する油性化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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