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公開番号2024035579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022140141
出願日2022-09-02
発明の名称撥水剤組成物および撥水剤処理物
出願人日油株式会社
代理人個人,個人
主分類C09K 3/18 20060101AFI20240307BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】溶媒への溶解性を示し、親水性の基材に対して優れた撥水性を付与可能な、撥水剤組成物および撥水剤処理物を提供することにある。
【解決手段】撥水剤組成物は、(A)下記式(1)で示される長鎖脂肪酸エステルおよび(B)溶媒を含有し、(A)長鎖脂肪酸エステルと(B)溶媒との合計量を100質量部としたとき、(A)長鎖脂肪酸エステルの質量が0.1~10質量部であり、(B)溶媒の質量が90~99.9質量部である。
【化1】
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(R1、R2は、それぞれ独立して、炭素数12~24のアシル基を示し、nは1~5を示す。)
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)下記式(1)で示される長鎖脂肪酸エステルおよび(B)溶媒を含有し、(A)前記長鎖脂肪酸エステルと(B)前記溶媒との合計量を100質量部としたとき、(A)前記長鎖脂肪酸エステルの質量が0.1~10質量部であり、(B)前記溶媒の質量が90~99.9質量部であることを特徴とする、撥水剤組成物。
TIFF
2024035579000008.tif
32
123
(式(1)中、


、R

は、それぞれ独立して、炭素数12~24のアシル基を示し、
nは1~5を示す。)
続きを表示(約 53 文字)【請求項2】
請求項1記載の撥水剤組成物が塗布されていることを特徴とする、撥水剤処理物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撥水剤組成物および撥水剤処理物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、繊維、衣料、皮革等の製品を処理する撥水剤に、フッ素化合物を含有する表面処理剤が用いられている。しかしながら、近年、フッ素化合物の環境への負荷が懸念されていることから、フッ素化合物を含まない非フッ素系撥水剤への関心が高まってきている。
【0003】
また、撥水剤組成物を用いて撥水性を付与する際は、通常溶媒に溶解させた組成物として用いられる。その際、溶媒は被処理物の材質への影響を考慮し、炭化水素系溶剤のような非極性の有機溶剤、または水が用いられる場合がある。
【0004】
そのような中で、特許文献1では、オレイン酸メチルやオレイン酸オレイル等の脂肪酸エステル化合物を、無機質材料のスラリー中に添加することで、撥水性が発現することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-69696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の脂肪酸エステル化合物は、溶媒に溶解性を示すものの、天然繊維や天然皮革等の親水性の基材に対する造膜性が乏しく、十分な撥水性を付与し難い。
【0007】
以上のような事情に鑑み、本発明の課題は、溶媒への溶解性を示し、親水性の基材に対して優れた撥水性を付与可能な、撥水剤組成物および撥水剤処理物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は、以下のものである。
(1) (A)下記式(1)で示される長鎖脂肪酸エステルおよび(B)溶媒を含有し、(A)長鎖脂肪酸エステルと(B)溶媒との合計量を100質量部としたとき、(A)長鎖脂肪酸エステルの質量が0.1~10質量部であり、(B)溶媒の質量が90~99.9質量部であることを特徴とする、撥水剤組成物。
TIFF
2024035579000001.tif
32
123
(式(1)中、


、R

は、それぞれ独立して、炭素数12~24のアシル基を示し、
nは1~5を示す。)
(2) (1)の撥水剤組成物が塗布されていることを特徴とする、撥水剤処理物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、合成繊維、天然繊維、天然皮革等の基材に対して優れた撥水性を付与可能な、撥水剤組成物、および撥水性を有する撥水剤処理物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<(A)長鎖脂肪酸エステル>
(A)長鎖脂肪酸エステルは、下記式(1)で示される化合物である。
TIFF
2024035579000002.tif
32
123
(式(1)中、R

、R

は、それぞれ独立して、炭素数12~24のアシル基を示す。ここで、アシル基は、エーテル酸素原子(O)に対して結合するカルボニル基(-C(O)―)と、カルボニル基に結合するアルキル基からなる。アシル基の炭素数は、アルキル基の炭素数とカルボニル基の炭素数(1)との合計値である。
(【0011】以降は省略されています)

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