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公開番号2024059302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2022166902
出願日2022-10-18
発明の名称身体用洗浄剤組成物
出願人日油株式会社
代理人個人
主分類A61K 8/86 20060101AFI20240423BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】原液を泡立てずに手で肌に塗布した際のすべり性、すすぎ時のすすぎやすさ、すすぎ後に肌に残った香りの持続性に優れ、肌上で泡立てることも可能な身体用洗浄剤組成物の提供。
【解決手段】(a)重量平均分子量(Mw)とz平均分子量(Mz)との比率が5≦Mz/Mw≦60であるアルキレンオキシド誘導体(1)を0.5~10質量%、アニオン性界面活性剤を5~30質量%、香料を0.01~5質量%含有する身体用洗浄剤組成物。
Z-[O-(PO)a-{(PO)b/(EO)c}-H]n(1)
(Zは炭素数1~24かつ1~6個の水酸基を有する化合物から全ての水酸基を除いた残基、aおよびbは1~100の数、cは1~200、a+b+c≧10かつb/c=1/5~5/1であり、(PO)b/(EO)cはPOとEOがランダム共重合していることを示し、POとEOのランダム率(x)が0.1≦x≦1である。)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
(a)成分を0.05~10質量%、(b)成分を5~30質量%、および(c)成分を0.01~5質量%含有する身体用洗浄剤組成物。
(a)成分:式(1)で表され、かつゲル浸透クロマトグラフィー測定により求められるクロマトグラムからそれぞれ算出される重量平均分子量(Mw)とz平均分子量(Mz)との比率(Mz/Mw)が式(2)の関係を満足するアルキレンオキシド誘導体
Z-[O-(PO)a-{(PO)b/(EO)c}-H]n (1)
(Zは炭素数1~24かつ1~6個の水酸基を有する化合物から全ての水酸基を除いた残基を示し、nは1~6の数を示す。POはオキシプロピレン基を示し、EOはオキシエチレン基を示し、a、bおよびcはそれぞれのオキシアルキレン基の平均付加モル数を示し、aは1~100の数を示し、bは1~100の数を示し、cは1~200の数を示し、a+b+c≧10かつb/c=1/5~5/1であり、(PO)b/(EO)cはPOとEOがランダム共重合していることを示し、POとEOのランダム率(x)が0. 1≦x≦1である。)
5≦Mz/Mw≦60 (2)
(b)成分:アニオン性界面活性剤
(c)成分:香料
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
さらに、(d)成分:2-(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに基づく式(3)の構成単位および(メタ)アクリル酸アルキルに基づく式(4)の構成単位を含む共重合体を0.0005~0.5%含有する請求項1に記載の身体用洗浄剤組成物。
TIFF
2024059302000009.tif
72
160
(式中、R

は水素原子またはメチル基を示す。)
TIFF
2024059302000010.tif
44
127
(式中、R

は水素原子またはメチル基を示し、R

は炭素数4~18のアルキル基を示す。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は顔や身体等に用いられる身体用洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
化粧品市場では、香りや臭いケアに関心が高まっている。洗い流さずに使用するリーブオン化粧品には、香りを楽しむために身体に香りを付ける機能や、香りを身体に付けることによって不快な臭いをマスキングする機能が期待される。これに対して洗い流して使用するリンスオフ化粧品にも、リーブオン化粧品と同様に、身体に付いた香りを楽しめることや、不快な臭いを除去することが期待される。しかし、リーブオン化粧品は香りが持続しやすいが不快な臭いを除去できないのに対し、リンスオフ化粧品は不快な臭いを除去できるが香りが持続しにくい。
【0003】
例えば、特許文献1には、洗浄力、泡立ちなどの基本性能に優れ、かつ洗浄時の香り立ちとその持続性に優れた増粘系の液体洗浄剤組成物が開示されている。しかし、特許文献1の組成物は食器用洗浄剤であり、使用後のスポンジに残った洗浄剤の香り立ちを評価している。そのため、身体用洗浄剤組成物の肌上に香りを残す機能の発明には至っていなかった。
【0004】
リンスオフ化粧品の肌上への残香性を高めるため、例えば身体用洗浄剤組成物の原液を泡立てずに肌に塗布することができる。一方で、身体用洗浄剤組成物を使用する際、肌を傷めないように摩擦がないことを求める消費者も多いが、泡立てずに原液の洗浄剤を肌に塗布すると、肌への残香性は高まるものの、泡を肌上に塗布するよりも摩擦が生じやすくなる。また、原液を泡立てずに肌に塗布することによってすすぎ性が低下して、すすぎ終わるまでに肌を摩擦する回数が増えるといった課題があった。
【0005】
泡立たない洗浄剤の場合には、原液を塗り伸ばした際のすすぎ性およびすべり性を両立する発明がなされている。例えば、特許文献2には、良好なクレンジング効果と洗い流し時のすすぎ性を有し、かつ塗り始めののびおよび使用時のすべり性に優れ、肌への負担を軽減したオイルクレンジング料が開示されている。しかし、身体用洗浄剤組成物の場合、洗浄時の心地よさや洗浄実感の観点から、皮膚上で泡立つことが多く求められる。
【0006】
特許文献3には、きめが細かく泡の厚みが感じられながら泡の肌へのすべりが良く、すすぎ時にぬるつかずにさっと洗い流すことができ、繰り返し行われる洗浄にも十分なマイルド性を有するフォーマー容器入り液体洗浄剤が開示されている。しかし、同文献は、泡立てずに原液を肌に塗布した場合のすべり性およびすすぎ性について言及するものではなかった。
【0007】
また、香料を含む身体用洗浄剤組成物を原液で肌に塗布して使用した場合、洗浄直後の肌への残香性はあるものの、香りの持続性を付与することは困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2002―256300号公報
特開2018―104313号公報
特開2017―110170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、原液を泡立てずに手で肌に塗布した際のすべり性、すすぎ時のすすぎやすさ、すすぎ後に肌に残った香りの持続性に優れ、肌上で泡立てることも可能な身体用洗浄剤組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、特定のアルキレンオキシド誘導体、アニオン性界面活性剤、香料をそれぞれ特定範囲の含有量にて組み合わせて含有させることにより、上記課題を解決しうる身体用洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)

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