TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024042677
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-28
出願番号2023148020
出願日2023-09-13
発明の名称コンタクトレンズ用溶液
出願人日油株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02C 13/00 20060101AFI20240321BHJP(光学)
要約【課題】表面親水性及び防汚性をソフトコンタクトレンズに付与するソフトコンタクトレンズ用溶液を提供することにある。
【解決手段】式(a)で示す化合物Qを含む溶液が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(a)で示す化合物Qを含有するコンタクトレンズ用溶液。
JPEG
2024042677000007.jpg
28
114
[前記式(a)中、R

及びR

は、それぞれ炭素数4~15のアルキル基を示し、AはCOO又はOを示す。また、nは30~300を示す]
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記R

及びR

はそれぞれ炭素数11のアルキル基であり、前記AはCOOであり、かつ前記nは50~200である、請求項1に記載のコンタクトレンズ用溶液。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表面親水性(特に、耐久性のある表面親水性)及び防汚性(特に、耐久性のある防汚性)をコンタクトレンズに付与するコンタクトレンズ用溶液に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
コンタクトレンズは簡便に視力矯正を行える便利さから年々装用者が増加しており、現代では広く一般に使用される医療機器となっている。しかし、コンタクトレンズ装用者の中には装用中の不快感から使用を断念する場合も多く存在しており、コンタクトレンズの装用感の向上は、未だに大きな課題の一つとなっている。
この装用中の不快感は「ゴロゴロする」と表現されることが多く、これは装用中におけるコンタクトレンズの表面濡れ性の低下や汚れの付着が原因で生じることが知られている。さらに、汚れの付着、特に脂質汚れの付着はコンタクトレンズにくもりを生じさせて視界の良好さを著しく低下させる。よって、コンタクトレンズの装用中の快適性を高めるためには、コンタクトレンズの表面濡れ性の向上(親水性の向上)や防汚性の向上が重要である。
【0003】
前記問題を解決するため、様々な手法が提案されている。例えば、特許文献1では、プラズマ処理を施したコンタクトレンズ表面に親水性モノマーをグラフト重合させて表面の親水性や防汚性を付与する方法などが開示されている。特許文献2では、特定の分子量を有するヒアルロン酸を配合した液でコンタクトレンズを処理することで親水性や防汚性を付与する方法が開示されている。しかし、特許文献1では煩雑な工程を踏む必要があり、特許文献2では効果の耐久性について焦点を当てたものではなかった。
特許文献3では、HLBが12よりも小さい非イオン性ポリエーテル界面活性剤を配合した組成物によって脂質の洗浄及び堆積を防止する方法が開示されている。しかし、これは洗浄に重点を置いたものであり、脂質の堆積(脂質の付着)については検討されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-022174
WO2013/031020
特表2007―513242
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題は、表面親水性及び防汚性をソフトコンタクトレンズに付与するソフトコンタクトレンズ用溶液を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、下記式(a)で示す化合物Qを含む溶液が、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
1.下記式(a)で示す化合物Qを含有するコンタクトレンズ用溶液。
JPEG
2024042677000001.jpg
28
114
[前記式(a)中、R

及びR

は、それぞれ炭素数4~15のアルキル基を示し、AはCOO又はOを示す。また、nは30~300を示す]
2.前記コンタクトレンズ用溶液は、コンタクトレンズ用出荷液である前項1に記載のコンタクトレンズ用溶液。
3.前記R

及びR

はそれぞれ炭素数11のアルキル基であり、前記AはCOOであり、かつ前記nは50~200である、前項1又は2に記載のコンタクトレンズ用溶液。
【発明の効果】
【0008】
本発明のコンタクトレンズ用溶液は、コンタクトレンズ表面に対して簡便な処理で耐久性のある防汚性及び親水性を付与することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<コンタクトレンズ用溶液>
本発明のコンタクトレンズ用溶液は、下記式(a)で示す化合物Qを有効成分(主成分)として、含有するコンタクトレンズ用溶液である。
【0010】
JPEG
2024042677000002.jpg
28
114
[前記式(a)中、R

及びR

は、それぞれ炭素数4~15のアルキル基を示し、AはCOO又はOを示す。また、nは30~300を示す]
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日油株式会社
乳化化粧料
18日前
日油株式会社
コンタクトレンズ用溶液
1か月前
株式会社トクヤマ
光学材料用化合物
3日前
日油株式会社
たんぱく質凝集剤を含む口腔用組成物
12日前
日油株式会社
口腔・咽頭粘膜保護剤および抗炎症剤
26日前
日油株式会社
低光沢性付与樹脂及び低光沢性樹脂組成物
12日前
日油株式会社
冷凍生地に使用する製パン用油脂組成物、冷凍生地
17日前
日油株式会社
核酸増幅用の反応組成物およびそれを用いる核酸増幅法
13日前
日油株式会社
コンタクトレンズ用モノマー組成物、コンタクトレンズ用重合体、並びにコンタクトレンズ
1か月前
学校法人千葉工業大学
ハイブリッドロケット
18日前
日油株式会社
たん白質含有レトルト食品用水中油型乳化油脂組成物及び該組成物を配合したたん白質含有レトルト食品
17日前
株式会社TWO
肉様加工食品および肉様加工食品の製造方法
3日前
個人
試験片固定具
11日前
個人
メガネフレーム
11日前
東レ株式会社
積層フィルム
10日前
東レ株式会社
積層フィルム
10日前
古河電子株式会社
光学部品
3日前
三菱ケミカル株式会社
反射フィルム
10日前
日東電工株式会社
光学積層体
3日前
個人
ヒンジレス一体フレームメガネ
5日前
日東電工株式会社
光学積層体
3日前
東レ株式会社
シート、及び樹脂組成物
3日前
日精テクノロジー株式会社
投射光学系
11日前
日東電工株式会社
情報コード付シート
3日前
日東電工株式会社
光学積層体の製造方法
3日前
キヤノン株式会社
カメラ装置
3日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
3日前
株式会社デンソー
虚像表示装置
3日前
大阪瓦斯株式会社
放射冷却装置
10日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
3日前
住友電気工業株式会社
スポットサイズ変換器
13日前
日亜化学工業株式会社
発光モジュール
18日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
3日前
住友ベークライト株式会社
眼鏡
3日前
住友ベークライト株式会社
光学シート
17日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
10日前
続きを見る