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公開番号2024040927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-26
出願番号2022145590
出願日2022-09-13
発明の名称乳化化粧料
出願人日油株式会社
代理人個人
主分類A61K 8/34 20060101AFI20240318BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】油溶性有効成分の安定性を向上させ、べたつきがなく、さらっとした感触であり、効果実感が得られる乳化化粧料の提供。
【解決手段】成分(A):2-(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリルコリンに基づく構成単位および(メタ)アクリル酸アルキルに基づく構成単位を有する共重合体を0.01~10質量、成分(B):油溶性有効成分を0.0001~10質量%、成分(C):炭素数3~6の多価アルコールを1~30質量%、成分(D):固形脂を1~20質量%、成分(E):水を40~90質量%を含有する乳化化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
成分(A):下記の式(1)および式(2)で表される各構成単位を有する共重合体を0.001~1質量%、
成分(B):油溶性有効成分を0.0001~10質量%、
成分(C):炭素数3~6の多価アルコールを1~30質量%、
成分(D):固形脂を1~20質量%、
成分(E):水を40~90質量%を含有する乳化化粧料。
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2024040927000011.tif
71
118
(式中、R

は水素原子またはメチル基を示す。)
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2024040927000012.tif
43
118
(式中、R

は水素原子またはメチル基を示し、mは3~21の整数を示す。)
続きを表示(約 55 文字)【請求項2】
成分(F):液状油0.1~30質量%を更に含有する請求項1に記載の乳化化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はレチノールなどの油溶性有効成分を含有する乳化化粧料に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
化粧品に用いられる油剤は、感触の調整に加え水分の蒸散抑制、皮膚の柔軟化などを目的として配合される。また、特定の油剤は油溶性有効成分として様々な機能を有することが知られている。例えば、多価不飽和脂肪酸であるリノール酸は美白効果があり、レチノールやパルミチン酸レチノールなどのビタミンA類は美白効果やシワ改善の効果があり、種々の化粧品に利用されている。
しかし、これらの油溶性有効成分は機能性が高い反面、熱や光によって酸化分解や構造の変化を生じやすく、それに伴い変臭や変退色、機能性の低下など品質の劣化を起こしやすいことも知られている。そのため、これらの酸化劣化しやすい油溶性有効成分を化粧品中で安定に配合するための検討がなされている。
【0003】
特許文献1では、リノール酸を特定のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテルにて可溶化することで、高温保管時における経時での変臭を抑制させる方法が提案されている。特許文献2では、レチノ―ル等の油溶性薬剤を固形~半固形のワックスに内包させることで、安全性、高温安定性を向上させる方法が提案されている。
【0004】
油溶性有効成分の機能を活かすための化粧料としては、オイル化粧料や乳化化粧料が挙げられる。なかでも、みずみずしさや伸びの良さなどの使用感の高さから、乳化化粧料が広く普及している。ここで油溶性有効成分の安定化のために非イオン性界面活性剤や固形脂などを用いると、べたつきや独特の感触を呈してしまい、使用感の低下を招くおそれがある。
【0005】
乳化化粧料のべたつきを抑え、さらっとした感触を付与する方法の一つとして、感触改良粉体の活用がある。特許文献3では、粉体を効果的に活用し、べたつきを抑え、さらさら感を付与する方法が提案されている。しかしながら、感触改良粉体である(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマやポリメタクリル酸メチルは架橋構造や多孔質構造を有しており、油溶性有効成分を吸油してしまい、油剤による機能が低下するおそれがあった。
【0006】
油溶性有効成分の効果を得るためには、それが含まれる化粧料を継続して使用することが重要である。そのためには消費者が継続して使用し易くするために、べたつきがなく、さらっとした使用感や、塗布後の肌上で持続的な存在感を示すような効果実感に優れていることが重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2018-168123号公報
特開2009-155326号公報
特開2016-6029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決すべき課題は、油溶性有効成分の安定性を向上させ、べたつきがなく、さらっとした感触であり、効果実感が得られる乳化化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決するために研究を重ねたところ、特定の共重合体、油溶性有効成分、特定の多価アルコール、固形脂、および水を組み合わせて乳化化粧料に含有させることによって、油溶性有効成分の安定性を向上させ、べたつきがなく、さらっとした感触であり、効果実感が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
すなわち本発明は、成分(A):下記の式(1)および式(2)で表される各構成単位を有する共重合体を0.001~1質量%、成分(B):油溶性有効成分を0.0001~10質量%、成分(C):炭素数3~6の多価アルコールを1~30質量%、成分(D):固形脂を1~20質量%、成分(E):水を40~90質量%を含有する乳化化粧料である。
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(式中、R

は水素原子またはメチル基を示す。)
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(式中、R

は水素原子またはメチル基を示し、mは3~21の整数を示す。)
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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